教育プランナーブログ

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2011年9月

こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は 「 生物 」分野についてみていきます。理科全般と「物理」はこちら 、「化学」はこちらをどうぞ。

理科と社会は、自校作成校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 

新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

も共通問題を使用します。

※都立国際高校など、一部3教科型の受験校があります。

 

 

平成23年度はどうだった?

【生物分野の出題】

平成23年度は 大問1の小問6題中2題、大問2の問3および大問4の4題、27点分が生物分野の出題でした。

・大問1 問1 「葉のつくり 道官」  配点4点/正答率62.7%

     問6 「動物の分類 セキツイ動物」  配点4点/正答率72.1%

・大問2 問3 「二酸化炭素の循環」  配点4点/正答率52.3%

・大問4 問1 「顕微鏡の観察手順 染色体」  配点5点/正答率68.1%(部分正答率含)

     問2 「細胞 細胞分裂の順番」細胞  配点3点/正答率86.6%!

         「細胞 核と染色体」記号  配点2点/正答率62.4%

     問3 「細胞分裂 根の伸び方」  配点5点/正答率69.1%

※生物分野は正答率が他の三分野よりも高い点に注意。

 

 

【対策】

生物分野の出題を、植物の生活と種類、動物の生活と生物の変遷、生命の連続性、の3つの大単元で分類をすると、

<植物>

 ① 「つくりとはたらき」と「種類」のどちらかが必ず出題

 ② 観察中心。光合成(対照実験)、単子葉類と双子葉類の分類、葉、茎のつくりなど

<動物>

 ① 生物どうしのつながりと分解者(平成21年)など大きいテーマが大問になることがある。

 ② セキツイ動物などの分類は小問頻出

<細胞 頻出!

 ① 細胞、細胞分裂の観察など。使用する試薬や器具。

 ② ここ数年、遺伝に関する出題がないが、出題の可能性はある。

 

生物分野はごく基本的な知識を問う問題が多く、正答率が高いという特徴があります。

化学もそうですが、やはり実験観察を扱う問題が中心です。

試薬(BTB溶液ヨウ素液ベネジクト液 など)は、

使う場面と色の変化を正確に覚えておきましょう。

顕微鏡の操作、プレパラートの作り方、対照実験については確実に覚えて置きましょう。

 

 

自校作成校を始めとするトップ校(日比谷高校 西高校 国立高校 など)受験者は、生物分野は満点狙いです。

入試で5教科400点以上を目標(駒場高校武蔵野北高校竹早高校 など)とする受験生も同様です。

生物分野が苦手な人は、勉強してから時間が経つとあいまいな記憶になりがちです。

結局受験前に覚え直しということもよくありますから、あえて入試直前に詰め込むのもひとうの方法です。

 

 

 ※視覚的に理科を勉強「トライe-カテイ塾

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

生物分野の出題を見ますと、「知っていれば解ける」シンプルな問題が多いといえます。

正答率が高いのもそのせいでしょう。

優先度が高いのは「細胞、細胞分裂」に関するところです。出題される可能性は高いですから必ず勉強しましょう。

顕微鏡の使い方、植物に関す実験の様子(呼吸、光合成)は、絵で描けるように練習すると良いです。

必ず色鉛筆などで、色が変化した様子を表すようにしてください。絵で描くときもそうですが、文字で書くときもです

 

例)細胞の核、染色体を観察するときは、酢酸カーミン溶液を加えると赤染まる。

 デンプンかどうかを調べるときは、ヨウ素液を加えるとうす紫色に染まる。 

 

いかに視覚化するかが正しく覚えるコツです。

理科の勉強で「暗記できない」、「覚えられない」という受験生のほとんどは、

漢字練習や英単語練習のように用語をただ書いて練習するだけだったり、

なんとなく教科書を眺めているだけだったりします。

ちょっと勉強法を変えるだけで、成果が変わる可能性が高い分野です。

がんばって勉強してください。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

前回の 「 物理 」 に続いて、今回は 「 化学 」分野についてみていきます。

 

理科と社会は、自校作成校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 

新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

も共通問題を使用します。

※都立国際高校など、一部3教科型の受験校があります。

 

 

平成23年度はどうだった?

平成23年度の理科は、平均点が55.2点。

5教科のなかで最も低い結果が出ました(平成22年度の平均点は66.9点)。

※平成23年度各教科平均点 国語(共通):65.9点 数学(共通)59.8点 英語(共通)58.9点 社会58.6点

 

【化学分野の出題】

平成23年度は 大問1の小問6題中2題、および大問5の4題、23点分が化学分野の出題でした。

・大問1 問2 「水の電気分解」  配点4点/正答率43.9%

       問4 「水溶液・溶解度」   配点4点/正答率73.9%

・大問5 問1 「実験器具配置図作成 アンモニアの発生」  配点2点/正答率46.2%(部分正答率含)

          「状態変化による体積変化」  配点3点/正答率45.3%

      問2 「中和/酸、中性、アルカリ性」  配点5点/正答率63.8%

      問3 「中和/元素記号の記述 N H Cl」  配点5点/正答率8.5%

  ※化学用語の「 塩 」、と「 食塩 」を混同しているケース、元素記号記述を求められているのに化学式で解答等の誤答

 

 

【対策】

化学分野の中で、頻出単元として押さえておきたいのは、

  ① 「気体の発生と性質、水溶液」 ※平成23、21、20年度出題。実験が重要。

  ② 「化学変化/化学反応式」 ※元素記号、化学式、化学反応式、どれで答えるか、中和などの実験が重要。

 

化学分野はとにかく実験。実験の方法と実験の結果得られることをしっかり答えられるようにしておくことが大切です。

また、実験器具の配置図を正しく書けるようにすることも大切です。

例えば、試験管の傾き具合、ガラス管は水中なのか水面より上なのか、など、気体や液体の性質を理解したうえで配置できるかが問われます。

実験の図だけを勉強するというよりは、一度総復習で実験図つきのまとめノートを作ることをお奨めします。

実験器具の使用法(メスシリンダー目盛りの読み取り:平成22年大問1の小問4 ガスバーナーの操作:平成21年大問5の問1)

も頻出

各単元を勉強するときに、「いちいち器具の名前と使い方をしつこく細かく確認する」勉強がよいでしょう。

問題集を解いて丸つけをして解説を読むというスタイルだと、どうしても抜け落ちてしまいがちです。

元素記号を正確に覚えることと、物質を化学式であらわせるようになっておくこと、代表的な化学反応式を書けるようになっておくことも大切です。

 

自校作成校を始めとするトップ校(日比谷高校 西高校 国立高校 など)受験者は、

理科、社会で最低80点、できれば90点を狙いたいところ。また、自校作成校に限らず、

入試で5教科400点以上を目標(駒場高校武蔵野北高校竹早高校 など)とする受験生も同様です。

 ※視覚的に理科を勉強「トライe-カテイ塾

 

 

  ~ 家庭教師の先生より ~

過去問をみても明らかですが、とにかく「実験」に尽きます。

実験器具の名称と使用法はどんどん覚えてもらいたいです。口頭試問で即答できるようになるまで、毎回質問を投げかけることもあります。暗記するというよりは、図をかき、きちんとまとめて理解をするスタイルのほうが結果的に点数に結びつきます。面倒がらずにまとめノートをつくっていき、最終的には、まとめノートをもう一冊何も見なくても書けるところまで何度も図をつくりましょう。

もちろん、英語や数学など、他教科とのバランスもありますので、少しずつだらだらと勉強するのではなく、単元ごとに短期集中で一つ一つつぶしていくスタイルで勉強してみてはいかがでしょうか。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回から東京都立高校入試の理科について、分野別にまとめていきたいと思います。

 

今回は、実は得点源!の 「 物理 」 分野を取り上げます。

 

東京都立高校の入試日程については9月3日のブログをごらんください。

 

理科と社会は、自校作成校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 

立川高校 新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 )も共通問題を使用します。

 ※ 都立国際高校など、 一部3教科型の受験校があります。

  

   

平成23年度はどうだった?

平成23年度の理科は、平均点が55.2点。

5教科のなかで最も低い結果が出ました(平成22年度の平均点は66.9点)。

 ※平成23年度各教科の平均点 国語(共通):65.9点 数学(共通)59.8点 英語(共通)58.9点 社会58.6点

 

【問題構成】

大問1  小問集合  各分野からバランスよく6問 配点4点×6=24点

大問2  自然と人間 融合問題 4問 配点4点×4=16点

大問3  地学分野(地震) 記述問題1問あり 4問(問1が記号選択と記述) 15点

大問4  生物分野(細胞) 4問(問2が記号選択2問) 15点

大問5  化学分野(化学変化) 4問(問1が実験図完成と記号選択) 15点

大問6  物理分野(電流と回路発熱量) 3問(問3が記述) 15点

  というように、バランス良く出題されています。

  

【物理分野の出題内容】

平成23年度は 23点分が物理分野の出題でした。

  ・大問1 問3 「物体が糸を引く力」 配点4点/正答率37.3%(大問平均正答率57.6%) 

  ・大問2 問4 「エネルギー資源の利用」 配点4点/正答率58.9%(大問平均正答率65.9%)

  ・大問6 問1 「回路図」 配点5点/正答率57.3% 

         問2 「発熱量・抵抗」 配点5点/正答率37.3%

          問3 「発熱量・回路」条件指定記述問題 点5点/正答率18.2%

  ※苦手とする受験生が多い、電流とその利用の発熱量が出題されたことが正答率を大きく下げたと思われます。

 

 

【対策】

物理分野の中で、頻出単元として押さえておきたいのは、

  ① 「光と音」 ※平成23年度は出題されていませんが20、21、22年度出題

  ② 「力と圧力」 ※計算力と基本原理を押さえる

  ③ 電流とその利用 ※毎年出題。磁界、回路、図を用いる問題が頻出

  ④ 運動とエネルギー ※平成23年度は大問2の融合問題で触れられた程度だが毎年出題

 

物理分野は苦手意識が先行し、結果的に受験勉強に時間を費やしていないケースが多く見られます。

物理分野は、各単元ごとにきちんと勉強し、確実に解ける単元を増やすのが重要です。

暗記科目だからと丸覚えをしようとするためうまくいかないというのが物理分野の特徴です。

繰り返し実験をする(実験の様子を視覚的に見る)こと、実験図を丁寧に描いて理解を深めること、

この2つが理解を深めるためには大切です。

 

自校作成校を始めとするトップ校(日比谷高校西高校国立高校など)受験者は、理科、社会で最低80点、できれば90点を狙いたいところです。

また、自校作成校に限らず、入試でで5教科400点以上を目標(駒場高校武蔵野北高校竹早高校 など)とする受験生も同様です。

  ※視覚的に理科を勉強「トライe-カテイ塾」 

 

 

  ~家庭教師の先生より~

理科が苦手という中学生のほぼ全員が、物理分野を「よくわからない」と敬遠します。

特に、保護者の方で理科が苦手であったという方の中には、お子様とお話しされる際に、

「物理は難しい」、「うちの家系は代々理科系は苦手だ」 というようなことをおっしゃっていることがあります。

そうすると、こどもは無意識に「理科に向いていないんだな」と思い込んでしまうことがよくあります。

確かに、高校生で学ぶ物理はハードルが高い部分もありますが、

中学生で学ぶ物理の内容は、比較的目に見える現象を扱っていることが多く、高校生ほど得意不得意の差は出ません。

中学生までは、覚える公式も数が少なくかつシンプルです。

おまけでさらっと勉強するのではなく、一単元一単元をきちんと勉強しなおすことをお勧めします。

どうしても理解できない、という単元が一つ二つは残るかもしれませんが、きちんと勉強すれば、

解けるようになる単元は増えていきます。

ぜひ、物理分野にも挑戦してください!

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は受験生が苦手とする「確率・統計」分野について見ていきます。

この分野は、数学の中でも奥が深い分野であり、高校生になってからも必要な単元です。

共通問題では大問1の小問で出題(平成23年、平成22年、平成20年、平成19年、平成18年)される年度と、

大問1の小問および大問2で独立して出題される年度(平成21年)があります。

関数、図形や数の性質といった他の単元と比較すると、平易な問題です。

よって、共通問題で受験する場合は、教科書ワークレベルを徹底的に演習することで対応できます。

難問になった場合は、正答率が下がると考えてよいでしょう。

自校作成校 においても基本的には大問1の小問で1題出題されていますが、

融合問題として確率・統計の思考を組みこんで解く問題が出題されている高校もあります。

※自校作成校

 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校

  立川高校 新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 

 

 

ここでは、共通問題の「確率・統計」に絞って対策を考えていきます。

平成23年度は、大問1の小問として問7で出題されました。(配点5点 正答率65.7%

 

「 1から5までの数字を書いた5枚のカードから同時に2枚のカードを取り出すとき、

  2枚のカードに書いてある数字の積が10未満になる確率を求めよ 」

 

確率の基本が身についていれば解けそうな問題ですね。

 

  5枚のカードから2枚を取り出す組みあわせは全部で10通り。

  積が10未満は、(1.2)(1.3)(1.4)(1.5)(2.3)(2.4)の6通り。

  よって 10分の6 = 5分の3 となります。

 

都立高校の入試問題がよくできているところで、実は丁寧に読み取れずに間違えてしまうポイントがちりばめられています。

間違い① 1枚ずつ5枚のカードなのに、…(1.4)(1.5)(2.2)…と同じ数字の数を入れてしまうケース

間違い② (1.2)(1.3)(1.4)(1.5)(2.1)というように、(1.2)と(2.1)が重複であると気付かず解いてしまうケース

というように正しく組み合わせを出せないことがあります。

また、数字の「積」が10「未満」というところも大切です。「積」とあるのに「合計」と早合点したり、

「未満」とあるのに以上、以下と間違えたりすることも考えられます。

今回に限れば、①②のような間違いがなければ、「積」を合計と取り違えても、4+5=9が最大なので、

「全部10未満でおかしい!」と気づくでしょうが、①②の間違いがあると一応答えらしき数字がでてしまいます。

 

他の過去の出題を見ていきます。

 

 平成22年度 : サイコロを用いて指定された条件を満たすものを数える =場合の数

 平成21年度 : 小問 色玉の赤1白2青3→同時に2個とりだすとき2個とも青 =確率

            大問2 問1 カレンダーをみて条件にあてはまるものを数える =場合の数

 平成20年度 : 平成23年と同様の5枚のカードから同時に2枚、1枚が奇数1枚が偶数になる =確率

 平成19年度 : 大小2つのサイコロを同時に投げて和が7以上 =確率

 平成18年度 : 平成23年と同様の5枚のカードから3枚取り出し数字の和が偶数 =確率

 

カード、サイコロ、玉をつかう基本的な問題です。きちんと組み合わせを書きだせば正解を導くのは難しくないといえます。

 

勉強法としては、

 ①  基本パターンの問題に数多くあたっておく

 ② 不正解の際に、「計算ミス」「勘違い」ですませず、どの部分で意味を読み取れていなかったのかを検証し、

   きちんと図や表に書きだして情報を整理する。

 ③ ①②の作業を踏まえて、もう一度解き直す

 ④ ランダムに問題を指差し、どんな組み合わせができてどんな解き方をすれば正解が出せるのか、口頭で説明する。

   説明が正しければ問題を解く。説明が不正確ならば、もう一度解き方を学ぶ。

 

特に④の訓練が一番効果的です。宿題で事前に解いて答えあわせというスタイルでは④の訓練がおろそかになります。

受験生の相手役になる人が、一問一問④のスタイルでどんどん答えさせていく勉強法がお勧めです。

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こんにちは、家庭教師のトライ東京本部です。

今回は東京都立高校入試の数学(共通問題)で扱われる「図形」を見てみましょう。

 

なお、自校作成問題を出題する高校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 

立川高校 新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 )については

出題形式が高校によって異なるため、別の機会に学校別でまとめたいと思います。

 

共通問題では、例年作図と平面図形の問題、空間図形の問題が出題されます。

大問1は計算と小問が9題46点分、大問2は文章題が2題12点分大問3は関数の問題が3題15点分

そして今回のテーマである「図形」は、大問1の問9、大問4、大問5で出題されています。

 ・大問1の最後(問9) … 作図(定規とコンパスを使用)(平成23年度は配点6点) 正答率71.5%

 ・大問4 … 平面図形(平成23年度は3問、配点は5点、7点、5点の17点) 正答率39.4%

 ・大問5 … 空間図形(平成23年度は2問、配点は5点×2=10点) 正答率13.8%

 

作図、平面図形(大問4)、空間図形(大問5)、それぞれについて詳しくみていきます。

 

 

大問1 問9 作図(1題6点)

平成23年度は、2点を通る円の中心を作図するというものでした。(正答率71.5%

条件は、「作図に用いた線は消さないこと」「中心Oの位置を示す文字Oも書け」とあります。

コンパスの跡が不明瞭であったり、円の中心「O」の書き忘れがあると、減点もしくは得点無しの可能性があります

平成22年度は直線の作図でした。二等辺三角形の性質を踏まえて垂直二等分線を使用する問題でした。

平成21年度は条件を満たす点の作図でした。コンパスで描く弧=中心からの距離が等しい点の集合の理解を見るものでした。

作図はできる問題はできますが、できない問題はできない、と試験の場面では、はっきりジャッジできます。

大問1の問9ですから、試験の中でも序盤戦です。

作図であれこれ悩んでしまうと、後の問題まで時間が足りなくなる可能性がありますから、

できると思えたら取り掛かり、不安に思った時は一度飛ばして先に進むのが賢明です。

対策としては、

  ① 垂線の作図ができる

  ② 角の二等分線の作図ができる

  ③ 垂直二等分線の作図ができる

の3つを訓練しておくことです。中1の問題集の後半に作図の問題があることが多いです。

①、②、③ができるようになったら、基本レベルの問題(円や三角形をつくる問題)を中心に、幅広く練習して慣れておくことをお勧めします。

作図が苦手な生徒の場合、思い切って入試直前に集中的に練習するのも一つの手です。

 

 

大問4 平面図形 (平成23年度 3題 5点、7点、5点 合計12点)

 

 問1 (角の大きさを文字式で表す)  正答率41.7% やや難!

 問2 ① (三角形の合同の証明) 正答率66.9%(部分正答込) できれば点数を取りたい!

      ② (相似と三平方の定理を用いて面積を求める) 正答率9.6% 難問!

 

問1は図形の問題ではありますが、中学二年生の一学期に学ぶ「式と計算」の中の「文字をつかってあらわす」「等式変形」

の訓練ができているかどうかも大きなポイントです。

図形を苦手とする受験生の立場から問題を見ると、とにかく難しそうに見える問題です。

ですから「手が出せないなあ」と思う方も多いでしょう。ところがよくよく問題を見ると、シンプルな問題で基本レベルの問題です。

「必要なところだけ」を見る訓練、実際に解いてみることを繰り返すことで問題に慣れていきます。

 

問2の証明は、部分点ももらえますので是非挑戦したい問題です。

平成23年度は、「1辺とその両端の角がそれぞれ等しい」という合同条件を用いて合同を証明する問題でした。

平成22年度は「2組の角がそれそれ等しい」から三角形の相似を証明する問題でした。

平成21年度は「2辺とその間の角がそれぞれ等しい」から三角形の合同を証明する問題でした。

証明問題は、教科書ワークレベルの問題を徹底的にこなすことがポイントです。難問は出題されていません。

平行四辺形の性質や、平行線の性質をとらえて解かせる問題がよく出題されますから、

復習ポイントとしては、三角形の合同、相似、だけではなく、いろいろな三角形、平行四辺形の単元も

しっかり復習しておくことをお勧めします。

 

問3は、いわゆる難問です。正答率9.6%ですから、10人に1人正解できるかどうかという問題です。

わかりやすいように、学校のクラスに例えてみますと、クラスに35人いるとして、正解者は3人か4人!

数学が得点源かつ9割を狙う受験生は、おそらくこのレベルの問題が解ける状態でなければなりませんが、

ほとんどの受験生は、残り時間と相談の上、飛ばしてもよいでしょう

 

※共通問題の大問4で2問をクリアしたい受験校の例 : 駒場高校 小山台高校 竹早高校 南多摩高校 武蔵野北高校 など

 

 

大問5 空間図形(平成23年度 2題 5点×2 合計10点)

 

 問1 (平面に置き換えて方程式で点の移動時間を求める) 正答率20.9% やや難!

 問2 (相似を使って体積比を求める) 正答率6.7% 難問!

 

共通問題とはいえ、東京都立高校の空間図形の問題は、「よくできている」問題が毎年出題されます。

平成22年度の問1は、空間内にできる図形が三辺の長さが等しい正三角形であることを見抜いて60度という角度を出す問題、

問2は、できあがりの図形からではなく、切り取る図形を捉えて体積を求める問題でした。

例年の傾向として、空間図形から必要な部分の平面図形をきちんと見抜けるかどうかがポイントになります。

図に書き込むだけではなく、真上から見た図を描いてみる真横から見た図を描いてみる、というように、実際に描いてみることが学習の一歩です。

ただし、問題のレベル、正答率から考えても、全受験生が今から取り組むべき分野かどうかは、志望校・目標点次第です。

あくまでも、数学で80~90点を狙う受験生向けの問題だと言えます。

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

都立高校の入試問題の中でも図形の対策というのは、難しい部類の一つです。

中堅レベルの私立高校の図形の入試問題の方が、解きやすいと感じることも多々あります。

ただし、あくまでも見た目が難解に見えるという点と、三問目は無視して一問目と二問目だけに着目すると話は変わります。

入試の目標点数が50点未満であるならば、大問5は最初から手をつけず、大問1と大問3の関数、および大問4の問1までを

しっかり解くという戦略を立てて、受験勉強を行う手が打てます。

内申が少し足りないけれど、数学が非常によくできる、という受験生の場合は、数学で逆転を狙って、

大問4、5で落としても1問、というレベルまで徹底的に鍛えるという手も打てます。

大問4、5を通して言えることは、「証明問題が一番やりやすい」ということです。証明を書くのが苦手だという受験生は

少なからずいますが、書く手順を理解するために、一つ一つクリアしていくことで書けるようになるケースがあります。

冬休みなど、集中して時間が取れるときに、もう一度証明問題にチャレンジしましょう!

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は東京都立高校入試の数学(共通問題)の大問3で扱われる「関数」を見てみましょう。

自校作成問題を出題する高校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 

立川高校 新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 )については

出題形式が高校によって異なるため、注意が必要です。

 

 

大問1は計算と小問が9題46点分、大問2は文章題が2題12点分

そして今回のテーマである「関数」は、共通問題では大問3で3題15点分というのが例年の出題形式です。

平成23年度の正答率は以下の通りでした。

 

大問3 関数(3題15点)

 問1 (二次関数上の点のy座標の変域を求める)  56.2% 差をつけたい

 問2 (二次関数上の2点を通る直線の式を求める) 62.4% 正解したい

 問3 (指定された条件に合致する座標を方程式で求める) 17.0% 飛ばすのも可

 

 

平成19年、22年は二次関数のグラフは用いられず、一次関数(直線)のグラフの問題でしたが、

平成20年、21年、23年は二次関数のグラフを用いた問題でした。

着目したいのは、「変域を求める」「直線の式を求める」「座標を求める」の3つが基本であるということです。

問3(年度により問2の②)、つまり例年の3問目は、正答率17.0%という結果からもわかるように難問です。

例年、面積比などとからめた応用問題が出題され、時間もかかります。

数学で目標点数が60点未満の場合は、3問目は飛ばして次の図形問題に進むというのも戦略としてお勧めです。

 

問1の「変域」は、関数が苦手な生徒にとっては「何がなんだかよくわからない」と避けるケースが多く、

また、二次関数の場合はうっかりミスも多発します。

計算そのものは非常に簡単であり、範囲の求め方のパターンを繰り返し練習することで解けるようになります。

特に、今期の定期テストが二次関数という中学三年生は多いはずです。

定期テスト対策の時に、以下の作業を納得ができるまで繰り返しましょう。

 1. 必ずグラフを書く

 2. 指定された変域の部分のグラフを太く線を引く

 3. 座標を確認する

 

問2の「直線の式」を求める問題は、確実に得点しておきたい問題です。

直線の求め方は、

 1. 傾きを求め、切片を求める

 2. 与えられた2点の座標を用いて連立方程式で求める

の2つを習います。実は、数学が苦手な受験生ほどいつも「連立方程式」で解こうとします。

そして、なんとなく数字を代入したり計算ミスをして正しい答えを導き出せないことが見受けられます。

1、2両方のやり方で解いてみると、チェックにも役立ちます。

また、グラフにきちんと書き込むことで、「グラフが右上がりなのに傾きがマイナスなのはおかしい」と

気づくことができるようにすることがポイントです。

自己学習や集団指導では、ついつい「計算ミス」「ケアレスミス」と軽く扱うことが多いのですが、

チェックの仕方、着目点をきちんと学ぶことにより、「その場で気づいて解き直し、正解する」力がつきます。

「関数は苦手」と敬遠せず、上記のポイントに絞って受験対策と定期テスト対策をして見てください。

 

 

 ~ 家庭教師の先生より一言 ~

関数は苦手とする生徒が非常に多く、数学では最も差がつく分野であると言えます。

関数で用いる言葉を理解し、実際に使って慣れていくことで、苦手意識は取り除くことができます。

「直線」、「曲線」、「交点」、「座標」、「傾き」、「切片」くらいで十分です。

関数が出題される大問3には設問が3問ありますが、2問目までは正解可能な基本的問題が出題されています。

3問目はかなり難易度が高く、数学で得点を伸ばしたいという生徒でも相当時間がかかるような問題です。

このような問題はかけた時間の割に間違える可能性も高いといえます。

得点効率が非常に悪くなり、手をつけるとかえって逆効果になる受験生もいるでしょう。

直線の式や点の座標を求められれば十分なので、苦手だと決めつけずやってみましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

都立高校の数学の対策では、「大問1でしっかり点数を取ろう!」と言われます。
また、一般的に高校受験においては、「中1、中2の内容をしっかり押さえれば6割から7割できる」と言われています。
ところが、よくよく問題を分析してみますと、
「大問1でしっかり点数を取ろう!」というのは正しいのですが、
「中1、中2の内容をしっかりおさえれば6割から7割できる」というのは少し危険ですね。
特に、数学が苦手な生徒さんが中堅校を受験する際に、

「中3の内容は難しいから1、2年生の復習だけをがんばろう」という勉強をするのは危険です。

 

都立高校共通問題の大問1は、計算問題を主に確率や図形などの小問、および作図で構成されています。
例えば平成23年の出題は以下の通りでした。

 

大問1=数学100点満点中46点分

 

 問1 計算(文字なし 中1) 配点5点 正答率72.7%
 問2 計算(文字式 中1) 配点5点 正答率93.4%
 問3 計算(平方根 中3) 配点5点 正答率85.3%
 問4 計算(一次方程式 中1) 配点5点 正答率87.4%
 問5 計算(連立方程式 中2) 配点5点 正答率90.9%
 問6 計算(二次方程式 中3) 配点5点 正答率79.2%
 問7 小問(確率 中2) 配点5点 正答率65.7%
 問8 小問(円 弧の長さ 中3) 配点5点 正答率34.7%
 問9 作図(円の中心 中1) 配点6点 正答率71.5%

 

計算6問中2問が、中3で習う、平方根と二次方程式の問題です。

 

基本的な問題なので正答率は問1の計算問題よりも高くなっています。
計算が苦手だからと、中1レベルの計算をひたすら解くという勉強は、
入試で点数をとることを考えると必ずしも得策ではありません。

 

中3の計算問題が2問=10点の差がつきます。絶対に訓練しておくべきですね。

 

数学は、もともと平均点が低く、得点分布も低めに偏っていましたが、
平成22年と平成23年を比較すると、大きな変化がありました。

 

 平均点 : 55.6点 → 59.8点(+4.2点)
 点数分布のピーク : 55~59点 → 70~74点

 

きちんと勉強した受験生が点数がとれていると言えそうです。
ということは、中3範囲の勉強をしないという選択肢はやはり危険だと言えます。

 

【文章題】
いわゆる方程式の文章題(速さ、食塩水、割合)の典型問題がほとんど出題されない、
というのも都立高校の共通問題数学の特徴です。
大問2で文章題を取り扱いますが、文字式の利用に関する問題が出題されることが多く、
平成23年度では問1で等式を作り(正答率77.4%)、問2で等式の証明(正答率48.4%)と、難易度はやや高めです。
したがって、数学が苦手である場合には、受験対策をする上で方程式の文章題の訓練はさほど重要ではなく、

場合によっては不要と判断し、関数と図形を徹底的に鍛える、という戦略をとることも有効です。

 

 ~ 家庭教師の先生より一言 ~
問1~問3が計算問題となっていますが、計算において最も重視すべきことは「正確性」です。
当たり前の話ですが、何十問、何百問と解答したところで、正しい答えを導くことができなければ点数は取れません。

目的は、問題に「解答」することではなく、「正答」することです。
現実的には1分から2分単位で正解を求められる速さが必要となるでしょう。
計算順序や正負の数が出題される問1は、小学5年生~中学1年生、
分配法則を用いた式の展開と文字式の利用について出題される問2と、
平方根について複数の項にまたがって二乗する計算が出題される問3は中学3年生までに学習する分野です。
いずれも基本中の基本とされるレベルの問題です。
正しいやり方で問題を解く訓練を積むことで、正答できるようになります。
いつも計算問題を1,2問間違えるという人は、ケアレスミスと簡単に片付けず、

 

 ① 本当に正しい手順で毎回問題を解いているか?
 ② 読める数字で途中式を書いているか?

 

最低この2点を家庭教師の先生にチェックをしてもらい、解決すべく練習することをお勧めします。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

 

ご存知でしたでしょうか?
東京都の今年度の公立中学校卒業予定者数(公立中学校の3年生)は、
約76,800人、昨年よりも約2,000人多い見込みです。
つまり、高校受験者数は増加が見込まれるということですね。

 

すでに都立高校では学区が撤廃され、進学重点校、単位制普通科、総合高校など、選択の幅も広がりました。
特色ある学校づくりが進み、かつ都立高校の大学進学実績の向上もあって、都立志向はますます強まっています。
そのため「近くの入れる高校」→「行きたい高校」を受験する傾向が続いています。

 

5ヶ月後に迫った都立高校受験は、上記のことからも楽になるとは言えません。
今春の都立高校の受験倍率を見てみますと、確実に都立に合格するための学校選びのため、自校作成校(日比谷高校、西高校、国立高校、戸山高校など)の中には倍率を前年よりも下げた高校がありましたが、必ずしも難易度が下がるほどではありませんでした。

 

どの高校を受験するのか、これから数ヶ月間は頭を悩ませる受験生がほとんどでしょう。
極論、都立高校受験は、どこを受験するか願書を提出する前まで悩むことができます。つまり年明けまでに決めればいいのです。

注意したいのは、私立の併願校については12月初めがリミットだということです。
特に、併願優遇を希望する場合は、変更ができませんので今の時期に絞り込んでおく必要があります。

 

【参考】
昨年度実質受験倍率
普通科 1.44倍(前年度1.43倍)=10人受験して7人が合格、3人が不合格

 

倍率の高い低いではいまひとつピンとこないことが多いようです。
何人受験して、合格が何人、不合格が何人というデータを見ると、受験の厳しさが見えることがあります。

今春のいくつかの都立高校の合否人数を見てみましょう。

 

日比谷高校 男子 募集133名 受験者数307名 合格者数151名 不合格者数156名
日比谷高校 女子 募集121名 受験者数222名 合格者数135名 不合格者数87名

 

駒場高校 男子 募集116名 受験者数225名 合格者数117名 不合格者数108名
駒場高校 女子 募集105名 受験者数203名 合格者数111名 不合格者数92名

 

竹早高校 男子 募集93名 受験者数146名 合格者数93名 不合格者数53名
竹早高校 女子 募集85名 受験者数192名 合格者数98名 不合格者数94名

 

狛江高校 男子 募集133名 受験者数197名 合格者数133名 不合格者数64名
狛江高校 女子 募集121名 受験者数198名 合格者数130名 不合格者数68名

 

国際高校 男子 募集男女問わず112名 受験者数50名 合格者数25名 不合格者数25名
国際高校 女子 募集男女問わず112名 受験者数197名 合格者数97名 不合格者数100名

 

荻窪高校 男子(普通科1部募集男女問わず36名) 受験者数33名 合格者数12名 不合格者数21名
荻窪高校 女子(普通科1部募集男女問わず36名) 受験者数58名 合格者数24名 不合格者数34名

 

一例ですが、人数でみると決して楽ではないことが見えてきます。
まずは受験を考えている高校の入試結果を調べてみましょう。
特に、この時期になってもまだ受験体制に入れていないという受験生にお勧めします。

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

夏休みが終わり、いよいよ高校受験が近づいてきました。

都立高校の入試スケジュールは、5月に東京都教育庁より発表されていますように昨年とほぼ同日程になります。

内申が出るのは定期テスト後の11月末から12月1週にかけての時期です。

定期テスト対策、提出物チェックがとても大切ですね。

9月以降に学校で勉強することは高校入試に直結しています。

社会の公民分野、数学の二次関数など、学校の勉強=受験勉強と捉えてがんばって勉強してください。

 

 

【推薦入試(推薦に基づく選抜)

 願書受付日  平成24年1月24日(火)

 入試日     平成24年1月27日(金)

 合格発表    平成24年2月2日(木)

 

【一般入試(学力検査に基づく選抜)

(1)第一次募集および分割前期募集

 願書受付日  平成24年2月7日(火) 8日(水)

 入試日     平成24年2月23日(木)

 合格発表    平成24年2月29日(水)

 

(2)分割後期募集および第二次募集 ※分割後期は一部の学校のみ。第二次募集は欠員がある場合。

 願書受付日  平成24年3月5日(月)

 入試日     平成24年3月9日(金)

 合格発表    平成24年3月14日(水)

 

★ 対策が重要な自校作成校 ★

ご存知のように、国語、数学、英語 (国際高校は英語のみ自校作成)の入試問題を、高校独自で作成する高校があります。

進学重点校( 日比谷 西 国立 八王子東 戸山 青山 立川 )を中心に、

単位制の進学重視型( 新宿 隅田川 国分寺 )や両国高校、富士高校、武蔵高校などの伝統校

また、単位制普通科の荻窪高校八王子拓真高校の分割後期も自校作成問題です。

自校作成校の問題を分析しますと、都立高校の問題の構成を踏襲している学校もあれば、

構成、レベルが全く異なる高校もあります。何よりも、どの教科で何点とるのかというところがそれぞれ違います。

過去問に目を通し、どのような対策が必要なのかを見極めたうえで勉強を進めていく必要がありますね。

去年の受験生の生徒さんからも、

西高校の数学の問題を見てびっくりした」

日比谷高校の国語は時間がかかりそう」

など、実際に問題をみて受験生それぞれいろいろな感想が出てきました

8月の「Vもぎ」 や 「Wもぎ」 などの模試の結果が今月中旬には手元に到着します。

さて、どのような結果が出ていますでしょうか。

しっかり分析して勉強のテーマを決めてがんばってください。

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