2012年1月18日
大阪府 センター試験終了!二次試験対策法
1月14日(土曜日)・15日(日曜日)に、センター試験が実施されました。
試験を受けられた方々、並びに保護者様もお疲れさまでした。
一部の私立大学では、これで入試が終わりですが、国公立大学を目指している方、
私立でもセンター試験半分、オリジナル試験半分という入試形態をとっている所もあります。
そこで今回は、国公立大学の2次対策についてお話しさせて頂きます。
国公立の2次については、科目別に対策を講じましょう。
大阪府内にある国公立大学は、
大阪大学、大阪教育大学、大阪府立大学、大阪市立大学、航空保安大学校の5校です。
ちなみに、航空保安大学校は文部科学省ではなく国土交通省の所轄です。
① 物理
2次試験で一番ネックになるのは、やはり計算力です。計算スピードもしかり、
計算の正確性も必要になってきます。今までの過去問及び、類似の出題傾向の大学の過去問
も進めて、計算力を付けておきましょう。記号選択やマーク問題であっても、きちんと計算をしておきましょう。
② 化学
各大学の2次の過去問を調べると、どこの大学でも、「無機」や「理論」より「有機」に関する出題が
目立っております。2次試験までにやっておくべきことは、「有機」の範囲です。
また、2次試験では、記述式の大学もかなりありますので、論述的な文章を書けるようにしておきましょう。
③ 生物
大学ごとに出題範囲が異なりますので、入試概要等で確認をしておく必要があります。
一般に、「生物現象と物質」は、化学Ⅱの「生命と物質」と関連が強いので、
化学Ⅱの参考書を併用して試験対策をすると良いでしょう。
④ 地学
地学Ⅱの演習では、物理の公式の知識が必要になってきます。
「地物」の方は、物理の演習を、「生地」の方は、地Ⅱのテキストを最後まで読み進めておきましょう。
⑤ 数学
計算力はもちろん必要ですが、計算演習だけでは対応しきれない場合があります。特に、
数学ⅢCの行列などで使用する公式について、完璧にしておきましょう。
お勧めは、「よくわかる線形代数/石村園子」です。大学生用の参考書ですが、行列の使い方がきっちりと学べます。
⑥ 英語
単語の数をむやみに増やしても、本番で対応できなかったら何にもなりません。そこで、
「単語の意味が分からない」という状態であっても、文章の意味がだいたい読み取れるように訓練を
すると良いでしょう。お勧めは、大学入試の過去問です。他大学でも、同じ学部系統のものを読み込みましょう。
⑦ 現代文
市販の問題集で薄い物を、2次試験当日までにやりきりましょう。中でも、小説系に関する出題の対策を
取っておきましょう。
⑧ 古典
古文の出題は、古語と語法が主です。そこで、出題傾向の多い古文の現代語訳版
(市販されておりますが、学習参考書コーナーではなく古典コーナーにあります)を購入するか、
図書館で借りてきましょう。漢文対策も同じです。
⑨ 地理
地理については、センター対策を取ってきたことと思います。
その復習+海外の最新時事ニュースの入手をしておきましょう。
⑩ 歴史
日本史でも世界史でも、時間がかかってしまうのは、「正誤問題」です。
良く読まないと正誤が分からないからです。そこで、正誤問題に特化した問題集を購入するのが良いでしょう。
⑪ 公民
センター試験対策に無かった知識を補いましょう。つまり、論文対策です。今までの過去問と、
そこから予想される出題について、3本位を自分なりに400字程度の文章にまとめておきましょう。
一度書いておくと、それを本番で組み合わせて解答することができます。
以上、科目手別の2次試験対策でした。
皆様の健闘を祈っております。