教育プランナーブログ

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4/17に全国学力テストが実施されます。

ところで、全国学力テストってなぜ行うのだろう?と疑問に思っている方も多いかと思います。

 

そもそも学力テストの調査の目的は、

『義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、

 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、

 その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な

 検証改善サイクルを確立する。また、学校における児童生徒への教育指導の充実や

 学習状況の改善等に役立てる。』(文部科学省HPより)

ことです。

 

この調査は、2007年より施行されていますが、歴史を遡ると1960年代にも行われていました。

当時、学校や地域間の競争が過熱したことにより、1964年をもって全員調査を中止していました。

※自治体によっては独自に学力調査を行い続けています。大阪も独自に実施しております。

ところが、近年学力低下が問題視され、文部科学省が43年ぶりに全員調査を復活させた経緯があります。

 

基本的にすべての小中学校が参加しますが、自治体によっては、参加に否定的な自治体もあります。

因みに、大阪は、今年度実施予定の数字では、全対象学校数が小中学校合わせて1490校あり、

そのうち1264校が実施予定となっており、これは、全対象校のうちの84.8%に当たります。

さらには、昨年度までは、算数および数学と国語の2科目の実施でしたが、

今年から理科も実施され、3科目での実施となります。

その分、より理数の学力を図るためのテストになっていきます。

 

また、22年度までの調査結果は公表されています。

(23年度は東日本大震災の影響で集計がとれていません)

大阪府は22年度の調査結果では、

府内平均が小学校で280.5点、全国第36位中学校で233.9点、全国第45位です。

全国公立平均が、285.1点、国立私立平均が285.5点となっております。

 

同時に、学習状況アンケートも実施しています。

調査結果では、家庭学習と学力は比例して高くなるとあります。

加えて、宿題を多く出す学校ほど高くなり、かつ内容を充実させている学校は

より正答率が高くなる傾向があります。

 

大阪は特に、宿題が出ない上に、内容が薄いという声が多くあるため、

なかなか成果が上がらないのも無理はありません。

中学校は特に宿題が出されませんから、なかなか平均点も上がりません。

 

このテストを通して、学校での勉強がどうなのか?を考えることも勿論ですが、

家庭での学習をもう一度見直すチャンスだと思います。

宿題が出されないからやらないのではなく、

家庭学習をこれからどうするのかを一緒に考えていきましょう!

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