2013年10月2日
島根県 大学入試傾向と対策 社会
島根県大学入試、今回のテーマは『社会』です。
国公立志望の生徒さんは、
文系受験生2科目、理系受験生1科目受験されると思います。
社会は他の科目に比べると軽視されがちな科目です。
常識的な内容を問われる問題も多いので比較的得点しやすい科目でもあります。
勉強時間が確保できないなどの声がありますが、まとめた時間を確保しなくても
隙間の時間を活用して、少しずつでも構わないので対策を立てていきましょう。
≪世界史B≫
大問数は例年4題で、小問数は7年連続で36問となっています。
出題範囲(時代・地域)に偏りはなく、満遍なく出題されます。
出題形式は、正誤問題が全体の約70%を占め、残りの3割程度が空欄補充、並べ替え、
写真・資料に関する問題となっています。
難易度は基本的に教科書レベルであり、「歴史の流れ」や「横のつながり」に関する出題が中心になります。
教科書の太字の項目などを中心に全体の流れを掴み、関連事項を肉付けしていきましょう。
また、文化史は社会情勢などと結び付けて覚えるようにしましょう。
≪日本史B≫
大問数は例年6題で、小問数は36問となっています。
近・現代からの出題が全体の約40%と比較的高いのが特徴です。
また、近年は正誤問題が減少傾向にあり、全体の約5割程度となっています。
かわりに、年代整序の問題が増加・定着しています。難易度は教科書レベルで、
「歴史の流れ」を問われる問題が多いので、教科書を隅々まで読み込みましょう。
また、年代整序問題に対応できるように、重要事項の年代は確実に押さえるようにしましょう。
≪地理B≫
大問数は例年6題、小問数は35~37問となっています。出題傾向としては、
「都市問題・環境問題・経済格差」についての問題が増加傾向にあり、
逆に「貿易」に関する問題は減少傾向にあります。また、地図・統計図・地形図などを使った問題や、
語句・文の組み合わせの問題が全体の4割前後出題されています。
難易度は教科書レベルですが、時事問題についても問われるので、
現在の社会情勢などもチェックしておきましょう。
また、資料問題は必出なので、教科書や資料集の写真・図表・統計資料などは
しっかり頭に入れておきましょう。
≪現代社会≫
例年大問で6題出題されます。概ね倫理分野から4割程度、政経分野から6割程度が出題されています。
形式は正誤問題が中心となり、空欄補充や組み合わせの問題も出題されています。
また、時事問題は必出なので社会動向には十分な注意を払っておきましょう。
要求される用語等は教科書レベルなので、まずは教科書の重要事項を中心に
きっちり復習をしておきましょう。
その上で、ここ数年の社会動向などについても押さえておきましょう。
≪倫理≫
例年大問で5題出題されます。幅広い範囲から出題されます。
形式は正誤問題が中心となり、空欄補充や組み合わせの問題なども出題されています。
難度が教科書レベルを超えるものも見られ、広い知識と深い理解が要求されます。
まず教科書等で基本事項を確認・習得し、各地域で生まれた思想など、
時代背景などを踏まえながら押さえておきましょう。
≪政治・経済≫
例年大問で5題出題されます。出題は正誤問題が全体の8割近くを占め、
グラフ・資料に関する問題も出題されます。
政治・経済についての常識など、幅広い知識が求められます。教科書から得られる知識以外にも、
特に社会動向などを注視しておきましょう。また、出題の中心となる正誤問題にしっかり対応できるよう、
センター過去問やセンター形式の問題集等に取り組んでおきましょう。