2012年8月18日
栃木県 高校入試 社会シリーズ(第2回)~歴史~
社会の第二回目は、地理に続いて『歴史』の回となります。
歴史の勉強は、「紀元前から日本や世界で起こった出来事の年号をとにかく暗記する事」
と思っていませんか?
歴史における年号は確かに重要な要素である事は間違いありません。
しかし、その一つ一つをバラバラに覚えていこうとすると大変な苦労になります。
日本と言う国は、世界で類を見ない「単一での長い長い歴史を持ったすばらしい国」です。
ばらばらの国が重なるっているわけではありません。
『日本』の歴史の大きな流れを理解することで、その時の『世界』を理解し、
今の私たちの置かれている世の中をも理解することが出来る。
これが歴史の面白さでもあります。
歴史の見方を以下にまとめてみます。
ポイント① 『歴史』の大きな流れを読み取る
歴史を大きな一つの物語として、教科書のはじめから最後まで読み通してみましょう。
太文字やアンダーライン等は関係無しで、とにかく物語として読みぬいてみてください。
ポイント② 『時代』の流れを読み取り、その時代を検証する
それぞれの村として成り立っていた古代から、国が出来、貴族政治、武家の絡みと戦国時代、
江戸時代から開国、2つの世界大戦、そして現代へと、ある程度の大きな流れで時代を理解し、
その時代はどんなものだったかを多角的に検証することで、
政治・経済・文化等の色々な側面と絡みが見えてきます。
ポイント③ 『なぜそうなったのか』の理解
大きな時代の変化には、必ず理由となる出来事があります。
それはいったい何なのか、そして何故その出来事が起こったのかを理解していきましょう。
前回の地理についての記事でも記載しましたが、
地理と歴史は授業が交互に行われる為、一貫性をもてないでいる生徒が多いのが事実です。
この夏に、最低1回は通して教科書を読んでみてください。
必ず新しい発見と、歴史に対しての認識の変化があるはずです。
2回3回と教科書を読み返す回数を増やすにつれ、
毎回必ず発見や繋がりを感じる事が出来るようになります。
卒業まで(入試まで)、あなたは何回教科書を読み返すことができるでしょうか?
是非この夏休みを第1回目にして、歴史の大きな流れを感じ取ってみてください。