2011年8月4日
福井県 全国学力テストが実施されます
東日本大震災の影響で文部科学省が実施を見送った全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、福井県教育委員会は先月、文科省の問題を使ったテストを9月27日に県内で一斉実施し独自に集計・分析すると発表しました。
テストは12月中旬までに県教育委員会や教員OBらが採点、集計、分析し、市町別、学校別、個人別のデータは市町教委に送付するとの事です。全国学力テストは、東日本大震災を受け文科省が3月、4月19日実施の当初予定を延期していました。
県教育委員会では「この4年間を通し、児童生徒の課題が見つかり学習が充実した。特に応用力を問うB問題が優れていることや、17市町教委が問題の配布を求めていることを踏まえ、実施を決めた」と発表しています。
例年福井県はこの全国学力テストで全国上位の成績を収めています。今回の実施決定についても、教育に対する意識の高さが伺えるニュースだと思います。
ただ、中学3年生においては12月中旬は受験勉強追い込みの時期です。その時期に結果・分析が出た所で意味があるのか、と実施時期について疑問視する声も出ているようです。
学力診断テストが実施される事自体は非常に有意義な事だと思います。確かに中学3年生にとってはやや遅い時期の結果返却と感じるかもしれませんが、受験生1人1人がこのテストを受験する意義を考え、結果を分析していく事に意味があると考えます。
皆さん、頑張ってください!