教育プランナーブログ

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先日、福井県公立高校の合格発表がありました。

トライからも、藤島・高志・武生等の上位校をはじめ、各県立高校への合格者が出ています。

合格した皆さん、本当におめでとうございます!

 

今回は、今年度入試の傾向についてお届けしたいと思います。

 

 

【国語】

大問は5問。説明文・小説・古文・漢字(知識)・作文、という構成でした。

説明文・小説の難易度は標準レベルだったと言えますが、

説明文において、筆者の問題意識を抽象化し記述させる問題が出題されており、

この点はやや難解だったと言えます。

古文については、内容は基礎的なものから出題されており、

基本を押さえていれば対応できたのではないかと思います。

作文について「難しかった」という感想が多く聞かれました。

確かに今年は傾向が変わり、表現しにくい内容の設問となっていました。

次期受験生は、今年の傾向を踏まえた作文対策も必要になるかと思います。

 

【数学】

大問は5問、各分野からバランスよく出題がありました。

小問集合は教科書レベルの問題。数と式・図形・関数からの出題がありました。

ここは確実に得点しておきたい所です。

大問4、1次関数の文章題、大問5、図形の問題(3)がやや難解な印象。

大問2では確率と関数の融合問題も見られ、各分野を深く理解しておく必要があります。

 

【英語】

全体的な構成は例年通り。読解力・思考力を問う問題が中心になっています。

長文読解では英文量の増加が見られました。新指導要領導入に伴うものと考えられ、

来年度も同程度の英文量、もしくは更に増加する事が予想されますので、

語彙力・文法力の養成が不可欠です。

英作文では、テーマに対し「賛成」「反対」の意思を示し理由を書くという内容。

普段から自分の意見を英文でまとめる訓練を行なうと良いでしょう。

 

【理科】

例年通り、生物・地学・化学・物理の4分野から満遍なく出題がありました。

基本的な事象を問う問題が多く、比較的得点し易い内容となりました。

一方で、事象の意味をきちんと理解していないと正答に辿りつけない問題も出題され、

丸暗記だけでは対応できない内容となっています。

新指導要領の導入で、この傾向は来年度以降、一層強まるものと予想されます。

普段の学習から、興味・関心を持ち、1つ1つの事象を深く理解していくことが重要です。

 

【社会】

基本的な語句や意味を問う問題が多く出題され、比較的難易度は低かったと思います。

各分野から満遍なく出題があり、大問4は3分野の複合問題も出題されています。

歴史・地理・公民各分野の繋がりを意識した学習を普段から取り入れる必要があります。

 

 

今年は理科で出題ミスもあり、動揺した受験生も多かった事かと思います。

出題ミスはあってはならない事ですが、どの様な状況下でも慌てず、

自分の力を発揮できる事は非常に重要な事です。

 

次期受験生の皆さんは、今年の傾向を受け、自分の弱点と照らし合わせながら

受験対策に入って下さい。

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