2014年9月29日
滋賀県 高校入試の傾向と対策 国語編
こんにちは!家庭教師のトライ滋賀校です。
滋賀県の国語の入試問題とその対策方法をご紹介します。
今回は論説文に焦点を当てて、解説していきます。
滋賀県の国語の入試問題は論説文が4割近くを占めます。
① 漢字の問題は確実に得点する。
現代文には必ず漢字が出題されます。
100点満点のうち、10点すなわち1割が漢字を書かせる問題です。
勉強さえすれば誰でも得点できる問題ですので、
絶対に落とすことのないよう気を抜かずに勉強しておきましょう。
② 筆者が伝えたいこと(主張・結論)を正確に読み取る。
筆者の主張を正確にとらえるためには、接続詞に注目することが有効です。
特に説明の接続詞「つまり」「要するに」「すなわち」や
順接の接続詞「したがって」「だから」「そこで」が出てきたときには要注意です。
その直後に筆者が伝えたいことが述べられることが多々あります。
接続詞を意識するだけでも、読みやすくなるに違いありません。
③ 各段落の要点を捉える。
同じ段落の中で何度も出てくる語句や中心文を意識することで、
各段落の内容を理解しやすくなります。
各段落のキーセンテンスをつなげるだけでも、文章全体の大まかな内容が理解できます。
④ 段落構成を考える
③で各段落の内容が理解できれば、文章全体がどのような組み立てになっているのか
理解するために、段落と段落のつながりをつかみましょう。
②と同様で、各段落がどのような接続詞で始まっているかを意識することで
段落間の関係をつかむことができます。
⑤ 論述問題には③で見つけた要点を利用する
大問の中で例年1、2問論述問題が出題されます。
他の問題と比べて配点が高いため、ライバルと差をつけるためには落としたくない問題です。
解答するにあたっては③で見つけたキーワード・キーセンテンスを中心に構成しましょう。
こうすれば筆者の主張の柱を逃すことはありません。
論説文は点数が簡単には上がりにくい分野です。
上記のポイントを意識しながら根気強く演習を続けましょう。