2011年4月18日
栃木 定期テストに向けた勉強方法(中間テスト・期末テスト)中学生編 ①
定期テストに向けた勉強方法(中間テスト・期末テスト)中学生編 ①
中学校生活の中で、中間テストや期末テストなどの定期テストは、
各学期の総合成績となる内申点に直結する重要なテストとなります。
内申点は、ご存じのように高校入試の時に大切な指標となります。
新中学校1年生の方にとってははじめての定期テストとなりますので、
しっかりと気を引き締めて最高得点を狙うつもりで取り組んでほしいと思います。
【 1 】 目標点数を設定する
私は、普段中学生の皆さんとお話しをする機会があると、
『次回の中間テストは、国語:○○点、数学:○○点・・・合計○○○点/500点満点 目標で頑張りましょう。』
などと、初期目標の設定をさせていただくことが多くあります。
人によって個人差があるかもしれませんが、一般的に目標を設定するとき、
目標到達が現実的に可能かどうか、チャレンジ意欲がわき起こるか、
あきらめてしまうかのギリギリの目標ラインというものがあります。
私も経験上からではありますが、各生徒さんの目標設定をする時、限界値(臨界点)を
現状の点数の120%前後に置いて各科目の目標設定をするように心がけています。
つまり、130%以上の高すぎる目標を掲げると、取り組む前にあきらめてしまう人が多いということです。
たとえば、A君の場合、
前の学年の学年末テストの結果が、
国語:48点
数学:72点
理科:66点
社会:92点
英語:77点
合計:355点/500点満点
だった場合、次回の中間テストの目標設定をする場合は、
国語:48点×120%=48×120%≒57点
数学:72点×120%=72×120%≒86点
理科:66点×120%=66×120%≒79点
社会:92点×120%=92×120%≒110 ・・・→100点満点なので、≒100点
英語:77点×120%=77×120%≒92点
合計:57+86+79+100+92=414点/500点満点
よって、次回の中間テストの目標点数は、
355点/500点 ⇒ 414点/500点=116%目標 というような感じです。
【 2 】 学習開始日時を設定する
よく生徒さんへ、『テスト前、何日くらい前から勉強を始める?』 という質問をします。
多い答えが、下の3つでしょうか。
1位・・『1週間前』
2位・・『3日前』
3位・・『いつもと変わらない(全くしない)』
定期テストの科目数は、
中間テストでは主要5科目(国語・数学・理科・社会・英語)
期末テストでは全9科目=5科目(国語・数学・理科・社会・英語)+副4科目(音楽・体育・美術・技術家庭)
と科目数もかなり多くなります。
私がテスト勉強を開始するタイミングとしてよく提案させてもらうのは、
中間テスト(5科目)の場合 ⇒ ①1週間前 ②10日前 ③2週間前
期末テスト(9科目)の場合 ⇒ ①10日前 ②2週間前 の時期が多いです。
そして、テスト2日前までに全てのテスト対策学習を計画通りに進め、
テスト前日は最後の総仕上げで総見直しと弱点補強に充ててほしいと思います。
【 3 】 学習計画表を作成する
たとえば、上記のように中間テスト対策のために1週間前から学習を開始するわけですから、
10日前くらいには、1週間分の学習計画表を作成して準備に取り掛かる必要があります。
(1)1日の最低学習時間を設定する
よく、中学生に求められる(やって欲しい)普段の家庭学習時間は、学年+1時間と言われます。
よって中学校2年生でしたら、2+1=3時間が普段の家庭学習時間数になります。
テスト前1週間は、部活動もお休みになる中学校も多いので、さらにプラス1時間くらいはやってほしいと思います。
つまり、中学生のテスト前にぜひ実践して欲しい家庭学習時間は、学年+1時間+1時間=学年+2時間 です。
(2)具体的な学習内容に落とし込む
1日の目標学習時間を設定した上で、何時から何時まで、どの科目の何をするのか、手書きで自分で書き込んでいきます。
(例)1日の学習計画例
17:00~17:50 数学:問題集の演習:5問 (休憩10分:インタ-バル)
18:00~18:50 数学:問題集の演習5問
18:50~20:00 休憩・食事・その他(家の手伝いなど)
20:00~20:50 英語:教科書全文・全訳暗記(LESSON.2)など
21:00~21:50 社会:教科書まとめの暗記・漢字の練習:1ペ-ジ・問題演習:2ペ-ジ
21:50~22:30 風呂
22:30~ 睡眠
ボクサ-が、3分間を体内時計が覚えているように、中学生は集中力の継続する時間数を、
テストの時間数にあたる50分で設定すると良いと思います。
50分学習 ⇒ 10分休憩 ⇒ 50分学習 ⇒ 10分休憩
の学習サイクルの定着を図っていきます。
集中力が続かないようであれば、
45分学習 ⇒ 15分休憩 の学習サイクルでも問題ありません。
また、ちゃんと勉強出来たら、蛍光ペンなどで科目別に色分けして
学習計画表へ実施の書き込みを行い、サボったらサボったと分かるように
(テレビを見た・ゲ-ムをした・寝た・・など)記入しておくと、
1週間を振り返った時に自己反省して学習改善に向かいやすいと思います。
家庭教師のトライ 宇都宮校 森