教育プランナーブログ

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定期テストに向けた勉強方法を何回かに分けてお伝えしてきましたが、今回が最終回。国語の学習方法についてです。

 

国語は、5科目の中で最も『勉強のやり方が分からない』 という意見が多い科目です。一方で、中学生が最もテスト勉強をしない科目も 『国語』 ではないかと思います。

小学校時代は、漢字の練習や教科書の音読、読書など、たくさんの宿題が出されますが、中学生になった途端になりを潜め、数学・英語の優先順位があがってしまうのは確かです。

しかし、中学生にとっても、国語が重要科目であることに変わりはありません。

問題集をはじめとした様々なツールを使い、文章読解力、漢字、四字熟語、故事成語、ことわざ、国語文法、作文力などを磨いていく必要があります。

 

 【 7 】 効果的な学習方法(国語)

(1)文章読解力養成

(2)漢字・語彙力アップ

(3)古典・漢文の学習方法

(4)作文力養成

この4つの要素についてお話ししたいと思います。

 

(1)文章読解力養成

今回は、特に現代文の文章読解力に重点を置いてお話しします。

テスト勉強では、やはり教科書中心に出題されるため、教科書をいかに読み込み、出題されるであろう問題を予測してテスト対策を行うかが、高得点をとる鍵です。定期テスト対策を積み重ね結果を出すことで、国語に対する自信を付け、得意科目へと成長させていくのがポイントです。

ちなみに、高校入試で出題される現代文の問題は、小説文1題、説明文(評論文)1題の2題です。

国語の問題集を購入して毎日1日1問(問題演習:20分⇒解答解説:10分)が理想ですが、最低ラインとして、1週間の間に、小説文:2問、説明文:2問の問題演習で訓練を積むことをお勧めします。

面倒でなかなか手が出しにくい科目ですが、高校入試は5科目全て、『問題を読む』 ⇒ 『正しい答えを導き出して書く』わけです。

文章読解力が入試の成否の、80%位を締めるのではないかと思います。

国語を押さえることは、他の科目の成績アップの基点にもなります。

 

(2)漢字・語彙力アップ

漢字の練習は、毎日1ペ-ジ、熟語×3回(音読付き)で繰り返し訓練することをお勧めします。

新しく出てきた漢字は、国語辞典で調べて、熟語を多くまとめて覚えておくことがコツです。

ちなみに小学校6年間、中学校3年間の合計9年間で習う常用漢字は1945字。

小学校1年生~小学校6年生 合計:1,006字

(小1:80字、小2:160字、小3:200字、小4:200字、小5:185字、小6:181字)

中学校1年生~3年生 合計:939字

9年間合計:1,945字 です。

小学3年生くらいからは平均200字程度なのが、中学校に入ると一気に年間平均300字と、漢字の数が1.5倍に増えます。

普段使わない画数の多い難しい漢字も増えるので、漢字の練習をさぼってしまうと取り戻すのが大変になります。

漢字に加え、『故事成語』 を含む 『四字熟語』 や、『ことわざ』 を入れると、相当の量を覚える必要があります。

 

(3)古典・漢文の学習方法

栃木県の高校入試では、古典・漢文の問題は例年、古典が10点分程度出題され、漢文は出題されていません。

だからと言って勉強をしないで良いわけではなく、古典・漢文を学習することで一気に周りと差を付けてしまいましょう。

以前お話しした、 【 6 】 効果的な学習方法(英語) ⇒ (3)授業の予習・復習のやり方 

で述べたのと同様に、(予習 ⇒ 授業 ⇒ 復習) の流れで内容を完璧に理解して、テスト前には全文、全日本語訳を暗記してしまうくらい仕上げておくと、定期テストで高得点を狙えます。

 

(4)作文力養成

栃木県の高校入試では、作文が毎年必ず出題されています。(作文:300文字以内:20点)

漢字と同程度の点数配分で、漢字と作文だけで40点を占めるにも関わらず、入試数ヶ月前にあわてて取りかかる人が多いのが事実です。

作文は、書いて添削してもらう訓練を1ヶ月程度行っただけでも、しっかりとした文章構成で書けるようになります。

作文が苦手な人は、何でもいいのでテ-マを決めて、週末に週1回で良いので、入試本番と同じ300字で作文を書いてみましょう。

学校の先生や塾の先生、家庭教師の先生に添削してもらうなどして、自分の作文力を早くから訓練しておくとよいと思います。

「300字以内」という条件に対して、文字数制限を越えると減点対象になりますが、80%未満(240字未満)でも同じく減点対象になりますので注意してください。

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