2011年4月25日
栃木県 新学習指導要領の概要(小学生・中学生)
文部科学省は、平成20年3月28日に、小・中学校の学習指導要領の改訂を行いました。
小学校に関しては、平成21年度~平成22年度が移行期間となり、平成23年度4月から全面的に実施しています。
中学校に関しては、平成21年度~平成23年度が移行期間となり、平成24年度4月から全面的に実施されます。
≪小学校≫ 何がどう変わったのか
授業時間数改訂(平成20年度 ⇒ 平成23年度比較)
1週間平均の授業時間数 (小学校) ※増加⇒(青色)、減少(赤色)表示
科目:(1年)⇒(2年)⇒(3年)⇒(4年)⇒(5年)⇒(6年) ⇒ 改訂後 科目:(1年)⇒(2年)⇒(3年)⇒(4年)⇒(5年)⇒(6年)
国語:(8.0)⇒(8.0)⇒(6.7)⇒(6.7)⇒(5.1)⇒(5.0) ⇒ 改訂後 国語:(9.0)⇒(9.0)⇒(7.0)⇒(7.0)⇒(5.0)⇒(5.0)
算数:(2.4)⇒(4.3)⇒(4.3)⇒(4.3)⇒(4.3)⇒(4.3) ⇒ 改訂後 算数:(4.0)⇒(5.0)⇒(5.0)⇒(5.0)⇒(5.0)⇒(5.0)
理科:(0.0)⇒(0.0)⇒(2.0)⇒(2.6)⇒(2.7)⇒(2.7) ⇒ 改訂後 理科:(0.0)⇒(0.0)⇒(2.6)⇒(3.0)⇒(3.0)⇒(3.0)
社会:(0.0)⇒(0.0)⇒(2.0)⇒(2.4)⇒(2.6)⇒(2.9) ⇒ 改訂後 社会:(0.0)⇒(0.0)⇒(2.0)⇒(2.6)⇒(2.9)⇒(3.0)
英語:(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0) ⇒ 改訂後 英語:(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0)⇒(0.0)⇒(1.0)⇒(1.0)
≪小学校の外国語活動(英語教育)について≫
小学校5年生より、英語教育(外国語活動)が始まっています。『外国語を通じて(中略)・・コミュニケ-ション能力の素地を養う。』 とありますが、小学校学習指導要領における『コミュニケ-ション能力の素地』 とは、次の3点をさしています。
1.言語や文化に関する体験的な理解
2.積極的にコミュニケ-ションを図ろうとする態度
3.外国語の音声や基本的な表現への慣れ親しみ
小学校と中学校での学習内容の連携に関しては、各地域の小中学校で連携を図っていくことが望ましいと思います。
≪中学校≫ 何がどう変わったのか
授業時間数改訂(平成20年度 ⇒ 平成24年度比較)
1週間平均の授業時間数 (中学校)
科目:(1年)⇒(2年)⇒(3年)〔3年間〕 ⇒ 改訂後 科目:(1年)⇒(2年)⇒(3年) 〔3年間総時間数〕
国語:(4.0)⇒(3.0)⇒(3.0) 〔350〕 ⇒ 改訂後 国語:(4.0)⇒(4.0)⇒(3.0) 〔385〕
数学:(3.0)⇒(3.0)⇒(3.0) 〔315〕 ⇒ 改訂後 数学:(4.0)⇒(3.0)⇒(4.0) 〔385〕
理科:(3.0)⇒(3.0)⇒(2.3) 〔290〕 ⇒ 改訂後 理科:(3.0)⇒(4.0)⇒(4.0) 〔385〕
社会:(3.0)⇒(3.0)⇒(2.4) 〔295〕 ⇒ 改訂後 社会:(3.0)⇒(3.0)⇒(4.0) 〔350〕
英語:(3.0)⇒(3.0)⇒(3.0) 〔315〕 ⇒ 改訂後 英語:(4.0)⇒(4.0)⇒(4.0) 〔420〕
主要5科目では全体的に授業時間数が増加傾向にあることが一目でわかると思います。特に英語に関しては増加が顕著です。