2011年7月14日
栃木県 医学部医学科受験を目指す皆さまへ
栃木県 医学部・医学科受験を目指す皆さまへ
こんにちは。
今回は、医学部受験に関してお話ししたいと思います。
現在の各大学の医学部・医学科教育における大学6年間の医学教育内容のガイドラインは、平成19年度に改訂された 『 医学教育モデル・コア・カリキュラム 』 に沿って進められています。(文部科学省)
必要不可欠な必須のモデル・コア・カリキュラム内容については、各大学のカリキュラムの中に有機的に盛り込まれることが求められています。しかし、モデル・コア・カリキュラム内容のみを履修させるのではなく、コア・カリキュラムの内容については、カリキュラム全体のおよそ2/3程度の時間(単位)で修得し、残りの約1/3程度で各大学の特色ある選択カリキュラムを策定すべきことも提言されています。
モデル・コア・カリキュラムには、大学卒業時までに修得すべき総合的知識・技能・態度についての一般目標と到達目標が具体的に記載されており、特に臨床実習開始前までに習得すべき知識・技能のレベルも提示されました。
≪ 医学部・医学科の各学年で学ぶ大まかな内容 ≫
■1~2年次
「教養科目」 人文科学、社会科学、自然科学、語学など一般教育科目。
医師としての心構えや医の倫理感を養う医学序論(入門)などを学びます。最近は1年次から医療施設の見学や介護の現場を体験する「早期臨床体験実習」を実施する大学が増えています。
■2~3年次
「基礎医学」を履修します。病理学、生理学、分子生物学などの基礎医学や、公衆衛生学、予防医学、法医学などの社会医学を学びます。人体解剖実習があり、数人のグループで数ヶ月かけて解剖を行うのもこの頃です。
■3~4年次
「臨床医学」では、病気の原因や診断、治療方法などを学びます。共用試験合格後、現場で学ぶ「臨床実習」に臨みます。
■5年次
「臨床実習」では学生は小グループに分かれて、附属病院を中心に院外や地域の病院で、各診療科を1~3週間かけて全診療科での実習を経験します。
■6年次
選択実習(実習先・専門科を選択)を経て、卒業試験に合格後、2月中旬に実施される医師国家試験に臨むことになります。
≪ 卒業後の進路 ≫
医師国家試験に合格すると医師免許が与えられます。その後、大学院に進学するか附属病院・研修病院にて初期臨床研修を2年間受けます。
その後、専門分野を決めて更に後期臨床研修を3年間以上受けます。
他に研究職や国際機関・保健医療部局といった都道府県の行政の仕事に就く方もいます。
≪ 医学部受験合格に向けて ≫
医学部合格に向けて、皆さま各々対策を取られていると思います。
家庭教師のトライでは、医学部志望の皆さまを合格まで最短で導く 『 トライ式医学部合格コース 』 をご用意しております。
医学部・医学科受験に向けて不安がある方、興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。