教育プランナーブログ

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栃木県高校入試の傾向と対策、理科の最終回は「地学」こと、地球科学分野になります。

 

<地学に関して>
地学はⅡ分野範囲になります。
・大地の変化 (地層と過去の様子、火山と地震(噴火、火山岩と深成岩、地震の揺れと発生))
・天気とその変化 (気象観測、天気の変化(雲、霧、気圧配置、前線))
・地球と宇宙 (天体の動きと地球の自転・公転(天体の日周運動、星座)、太陽系と惑星(太陽、恒星、惑星))

※地学分野ではありませんが、今回は以下も解説します。
・自然と人間 自然と環境(微生物)、自然と人間(自然災害)

 

<出題と傾向>
例年大問2つと基礎小問で各単元から万遍なく出題されています。
地学はほかの分野と違って、規模の大きい内容の分野です。

しかし、実験や体験を実際にフィールドで行い、体で覚えることもできる分野です。

問題傾向は、
・ 実験観察問題 「日周運動・年周運動」「大気中の水の変化」
・ 思考問題 「大地の活動」「自然・環境・災害」

が基礎用語確認とともに出題されます。

「どうしてそうなるのか」、「どんな事によってどうなるのか」といった、理論・思考を問う論述問題が主体になります。

 

<地学のポイント>
「大地」と「大気」と「地球」
地学の分野は大きくこの3つに分けられます。それぞれ内容や系統がまったく違うため、さらにジャンル分けをして落とし込むことが可能です。かなり細分化できる為、単元単位での理解度の確認チェックは分類と共にしやすい分野です。

 

・「大地」に関して
地層、化石、火山に伴う火成岩に関しては、用語も多くしっかり回答できるようになりましょう。
また、火山活動や地震という、「災害」とつながっており、回答に応用思考を求められるのがこの分野。難敵ですが、ここでくじけずにしっかりと足元を固めていきましょう。

 

・「大気」に関して
注射器を使った「雲(水蒸気)」の実験。これを基礎にした気圧・水蒸気に関しての問題や、毎日天気予報などで見ている「天気図」に表される四季の気圧配置と気団、前線の天気と気温などがテスト問題として出てくる単元分野です。

 

・「地球」に関して
太陽の動きと季節に関して、星の年周運動・日周運動、そして惑星に関する出題分野です。

惑星問題以外は、栃木県なら空を見上げれば理解体感できる内容が多いはずです。

 

<地学まとめ>
一年生で「大地」を学び、二年生で「空(大気)」にはばたき、三年生で「宇宙(地球)」を目指す分野、それが「地学」です。
暗記項目として考えるとスタート時は量も多く、重いイメージが付きまといますが、そこを越えると、どんどん軽くなり、天まで届きます。
しっかり、足元を固め、大きく高く飛び立つイメージで勉強すれば、あっという間に最後のページまで進めるはずです。また、実験観察はそんなにパターンが多いものではありません。しっかり理解し、自分で説明できるようになれば「地学」は理科の点数の土台となってくれるはずです。

 

<自然と人間>
3.11。「自然と人間」、そして前出の「大地」にかかわる大問題が起きました。また、秋の台風でも西日本では大きな災害となった事は皆さんもご存じでしょう。この単元は座学ではなく「現実実習」です。学ぶべき内容やその答えは、皆さん自身がよく考えて探してみてください。

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