2013年11月21日
栃木県 私立高校入試の傾向と対策 ~社会編~
今回は 私立高校対策シリーズの最終回となる「社会」をお伝えします。
社会の出題傾向ですが、理科と同様に範囲は広く、歴史・地理・公民と分野が分かれますが、
私立の場合『時事問題』を出す高校もあり、公立と試験の内容は大きく異なります。
時事問題に関しては、今年に入って話題となったニュース等から出される問題も多く、
普段、新聞やニュースをどれだけ見ているかも問われます。
時事問題としてだけでなく、地理、公民での経済問題にもリンクしますので、
年末の今年のニュースのまとめ等は新聞やテレビでチェックしておいて損はありません。
また、3科目受験の学校では不要な科目ですが、全ての学校が3科目ではありません。
準備は怠らずに進めてください。
以下、社会の傾向と対策のポイントを記載いたします。
① 出題形式・範囲・『点数』の確認
学校毎で出題の形式が異なりますが、公立のように「歴史・地理・公民」だけでなく、
「歴史・地理・政治・経済・時事問題」等、出題ジャンルが細かく分かれます。
全ての科目で共通して言っていることですが、各学校での独自の方向性がありますので、
過去問の確認と「配点」の確認は怠らない事が必須です。
② 記述かマークシートか選択主体か
マークのみでなく、記述式での問題であっても「選択解答」の比率が多い学校もあります。
また、「漢字で必ず解答」の問題や「文章記述解答」の問題もあります。
今までの科目でも記載してきましたが、自分の受験する学校が、
「マーク」式か「記述」式かはもうすでに知っていますか?
記述式であっても「記号解答」が主体の学校もあります。
よく読んで、時間が無い場合でも「選択問題は全部解答する」事を心がけてください。
③ 学校ごとの特色を加味する
歴史であれば「江戸時代~明治維新」を多く出す学校、「芸術・文化等の問題」を出す学校。
地理は「国内」が多いのか「海外」に主眼が置いているのか、「公民」は経済が多いのか政治が多いのか。
「時事問題」には配点があるのか無いのか。
過去問は一年だけでなく必ず数年分のチェックを行って、
その学校の「方向性」をつかんで受験に臨むようにしてください。
毎回記載していますが、私立入試までの少ない時間を効率よく勉強するために、
私立の志望校対策は「絶対」に必要です。
『滑り止めだから』、『マークシート・選択だから』とタカをくくっていると、足元をすくわれてしまいます。
『面接』がある学校もあります。
どの生徒もどんどん追い込みに入って、最後の勉強を行っています。
申し訳ありませんが、トライでは「皆さんのライバル」も育てています。
残り2カ月を切った私立対策、不安があったらすぐに一報ください。
トライと共に最後の追い込みをしっかりと行って参りましょう。