2014年2月21日
栃木県 学年末テスト対策 ~高校1・2年生~
センター試験も終わり、各私立大学の結果や、国立前期結果も出つつある大学受験の最終段階です。
高校3年生の皆さんは既に自由登校になっており、
高校1・2年は「学年末テスト」の時期だと思います。
前回の中学生向けで書いた内容と同様に、今年行ってきた全ての学習内容が問われるテストになります。
中学1・2年と同様に高校でも「3学期の学年末テスト」は様々な意味を持っています。
① 学年の「内申(通信簿)」への最後の考査
・ 単位として『この学年だけ』でおしまいになるものがあるのが高校です。
単位においては主要科目でないからと、捨てる人もいますが、卒業時の内申を考えると
主要単位以外も馬鹿にせずに取りこぼし無いように対応して下さい。
・ 推薦で必須な「内申点」をつかむには、現学年ではこの定期テストが最後になります。
学年が変わってからでは今の学年の単位内申はどうやっても変えられません。
推薦狙いの生徒にとっては「内申点」はとても重要です。
『全教科・全単位試験』が学年末テストの主流です。
今までよりも事前準備にはより多くの時間をさいてのぞんでください。
② 今までの振り返りテスト(まとめテストである)
・ テスト自体は前回のテストから決められた範囲から出題されますが、
所々に1・2学期の復習問題等も出されるところも多いはずです。
注意して、範囲表を確かめて対応しましょう。
・ 振り返りの対応は1・2学期だけでなく、高校ならば中学と違い『専門単位』のある生徒も多い為、
1年前2年前つまりは「定期テストの過去問」も有効です。
特に『専門単位』は前出の通り「この学年だけ」の単位ですので取りこぼしのないような対応が必須です。
しかし、問題集も多くあるわけではありません。
ゆえに、『専門単位』は、『先輩からの過去問』を活用しましょう。
部活動、地元出身中学の先輩から情報(過去問題)を手に入れるだけでも、相当有利になります。
是非先輩に相談してみましょう。
・ 『国数英理社』等の主要科目でも、先輩の情報は役に立ちます。
長い歴史のある学校ほど各教師の情報は年々蓄積されておりますので、先輩から昨年の問題、
おととしの問題を見せてもらうことは有効です(その際、担当教師も確認すればなお可)。
しかし注意として、主要5科目はご存じの通り、ゆとり教育が終わったことで、
2年前から教科書内容が大幅に変わりました。その為、主要教科は新しい教科書内容での問題が
出される事を忘れないでください。特に『数学』に関しては現3年生の習った内容は
今の1・2年には合わないという点、入試情報としても重要です。忘れないでください。
③ 修得した「単位・単元」としての分析
1・2年生の定期テストは、それまでの期間に勉強した内容が出題されるテスト。
当たり前ですがその期間に学んだ「単元」が集中しているはずです。
校外模試等では教科として学んできた総合力が問われますが、
部分的に抜き出した「単元」としてのテストは学校の定期テストで自己分析する事が出来ます。
1年間を教科ごとにチェックし、単に成績・数字が伸びたとして見るのでは無く、
その時期に習った「単元」に対して「苦手だ」「時間がかかる」「得意だ」と終わった定期テストを分析し、
「教科への点数評価」としてでなく「おこなった単元に対しての評価」として受け止めるようにしてください。
大学入試も就職活動も「情報・データ戦」であることは皆さんはもう知っているはずです。
例として、本年度の大学入試はまだ行われている最中です。
早い学校では次年度の情報も出ていますが、現高1・2年生では、情報収集時に自分の受ける年度は
『平成27年度入試』なのか『26年度入試』なのかを理解して、情報を精査して下さい。
情報リテラシーが叫ばれて久しい世の中です。受験生としての情報源は「親」「先生」頼みでは無く、
ご自身で得る事が重要になります。正しい情報を得て、過去の情報に「振り回されず」に『利用する』方向で、
この年度末に今後の自分に必要な情報や資料を集めて精査し、
次年の勉強や進路対応がスムーズにできるように対応してください。
自分自身では不安だという方は、トライでは春休み前、
春休み含めた学年末直前対策、新学年準備、次年度の受験対策も既にスタートしておりますので、
お気軽にご相談くださいませ。