2014年10月2日
栃木県 高校入試の対策と傾向 理科編
今回の『栃木県高校入試対策』は理科に関してです。
理科の栃木県の公立高校入試の問題は
第1分野(物理・化学領域) 第2分野(生物・地学領域)の2分野4領域から、
各領域25点ずつ、とてもきれいに配分されたバランスの良い問題が毎年出題されています。
つまり、物理25点・化学25点・生物25点・地学25点の4つのテストであると言えます。
ではどのように対策を取ればいいのでしょうか。
各分野・各学年の内容をまんべんなく学ぶ事がとても大切ですが、
今回は、『理科の出題は順不同である』ということについてお伝えします。
① 学校で習った順番通りに出題されない
学校が違っても「各学年に行う内容」は一緒ですが、学ぶ領域の順番は
「生物→化学→物理→地学」なのか「化学→生物→地学→物理」なのか、
多少の差異があります。
入試問題の出題順はバラバラですし、
3年の「天体(地学)」問題の後に1年の「地震(地学)」の問題が出題されます。
出題の順番は問題を読むまで全く解りません。
まず、テストの大問1に手をつける前に全体を見て内容確認をして対応を考えるようにしましょう。
「理科」の勉強も、学年や順番にこだわらず、
各単元・領域別にそれぞれの理解を深める様にしてください。
② 問題順は難易度順ではない
学校のテストを受けることで染みつきやすいのが
『後半になるに従って問題は難しくなる』という思い込みです。
一つの大問の中で、小問3が難しく回答できなかった場合、小問4や5はもっと難しいだろうと推測し、
次の大問に飛んでしまうという人が少なくありません。
しかし、全ての問題で難易度順で出題されているとは限りません。
昨年(H26)の大問9での正答率は
小問1が50%、2が19%、3が71%、4が26%と、
小問3が最も正答率が高く、小問2が一番の難題であったといえます。
一見、無理と思える問題にあたっても、その先を無視せずにチャレンジしてみる事で
解ける問題にたどり着くかもしれません。
この秋までの結果から希望校の合格が難しく思えても、
入試までの残りのスケジュールをしっかり立て実践する事で、逆転合格することは十分可能です。
上記②の正答率のように、「今」の状況だけで、今後の夢や希望を簡単にほうり出さないようにしてください。
1番より2番、2番より3番と、どんどん出来る様になる為にも、
この秋からの最後の追い込みを、トライと一緒に、あきらめず行いましょう!