2014年12月1日
栃木県 志望校別対策 高校受験編
三者面談も終わり、中学3年生の受験生の皆さんは、
志望校への勉強の準備が整ってきたと思います。
このトライさんのブログなどを通じて、栃木県の公立高校入試のノウハウは
皆さんに伝わっている事と思いますが、
今回は、栃木県の入試の中での『傾斜配点』を行っている学校に関してお伝えしたいと思います。
傾斜配点を行っている学校は決まっており、その中でも
宇都宮高校・宇都宮女子高校・栃木高校の県内屈指の歴史と伝統のある進学校三校に関しては、
「問題」そのものは同じですが「点数」の配分が大きく違う為、
テストにおける大問の優先順位が全く異なってまいります。
小山高校・数理も傾斜配点なのですが、全体の点数を倍する形での傾斜の為、
今回のブログでは、前述の三校に絞ってお話しします。
大まかには各校共通して、
大問1・2の基礎問題の配点が2点から1点に減り、後半の応用題の点数比率が高くなるといえます。
したがって、学校の実力テスト・模試等で80点であっても、上記の傾斜配点によって、
最終点数が90点になる場合や70点になる場合もあり、どこで点を落としているかの分析が重要です。
傾斜配点のある学校の受験を目指す場合、「点数」が目標点に達しているかどうかではなく、
事前に自分の得意不得意をチェックし、志望校の傾斜配点に合わせた場合に『何点』になるのかを
確認する必要があります。
既に、上記高校を志望している生徒さんは、学校等で「傾斜配点」の表をチェックしていると思われます。
前半の簡単な問題で点を稼ぐことは傾斜配点の高校ではアドバンテージにはなりません。
皆が悩む問題で、いかに点を取るかが勝負の別れ目になります。
科目別でみてみます。
国語なら、「漢字」の書き取りが全滅でも-5点です。
後半の文章題の記述解答1問をしっかり回答できれば7~8点となります。
英語なら大問2の前半は全て1点となり、英作文の点数がグンと跳ね上がります。
数学も大問1の基礎約14問が全て1点。その分文章題にウエィトが置かれます。
宇高のみ「社会」の問題でも傾斜が入り、大問1は1点となり、
他の記述解答等が1問6~8点に跳ね上がります。
3校とも内部の配点が違う為、同じように説明は出来ませんが、
上記に記したように、「皆が出来る問題」での差は低く、「皆が出来ない問題」で大きく評価する傾向
にあると言えます。
勉強する方向性がわからない、傾斜配点を初めて知った、そんな方は、
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