2015年8月29日
栃木県 夏の花火の不思議
皆さん夏休みの終りも見えてきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
この夏も各地で「宮まつり」をはじめとした各地での有名なお祭りが開催され、
合わせて『花火大会』も各地で行われました。
皆さん、この夏に一度は花火を見ることは出来たでしょうか?
手持ち花火も含めて花火は「火薬」で出来る火花を楽しむものです。
中学以降の「化学」の知識を持っていれば、花火がどうして様々な色を放つかが、わかるはずです。
ガスバーナーを使って行った『炎色反応』の実験を思いだしてください。
花火で使われる「火薬」に色がついているのではなく、火薬に色を出す薬剤を混合し
その薬剤が色を出しているのです。
赤は「炭酸ストロンチウム」、緑は「硝酸バリウム」、青は「酸化銅」、銀は「アルミニウム」、金は「チタン」等
薬剤が花火の美しさを作っています。
毎年見慣れている花火も、見方次第で、新しい楽しみ方が出来ます。
残り少ない夏休みが花火のように消えてしまうのではなく、
花火の楽しさ美しさが心に残る様に、この夏休みがしっかりと心に残るものになる様に願っています。