栃木県　県内人気校のご紹介②　宇都宮白楊高等学校

2022年9月29日

こんにちは、家庭教師のトライ栃木校です。
今回は、県内人気校のひとつ栃木県立宇都宮白楊高等学校をご紹介します！

過去の栃木県内学校紹介はこちら👉栃木県　県内人気校のご紹介①　宇都宮中央高等学校

栃木県立宇都宮白楊高等学校

〒321-0954 栃木県宇都宮市元今泉８丁目2-1（公式ホームページ）

宇都宮白楊高校の所在地は宇都宮市元今泉です。
宇都宮駅東口から徒歩15分という立地で、県内各地からの生徒さんが通学しています。
宇都宮白楊高校は、1895年に創立され今年2022年で創立127年を迎えます。
開校当時は栃木県簡易農学校という名称で、北関東初の農業学校でした。
全国の農業系高校のなかで4番目に古い、伝統ある学校です。

戦前の栃木県立農学校→栃木県立宇都宮農学校を経て、戦後に宇都宮農業高等学校と改称されました。その後、数度の学科編成が行なわれ、1991年に現在の宇都宮白楊高等学校に改称されます。
このときに、現行の7学科に改称・新設されました（農業経営・生物工学・食品科学・農業工学・情報技術・流通経済・服飾デザイン科）。
教育目標は、【一人ひとりの個性を伸ばし、創造性に富む豊かな人間性を育て、明るく健康で、幅広い知識と技術を身につけた産業人を育成する】です。

宇都宮白楊高校には、14の運動部と13の文化部と9の学科部があります。
とりわけ有名なのは馬術部でしょうか。
正門を入った左手に馬場があり、生徒さん自身で馬の管理をしています。
過去には、全日本高校馬術競技大会で数度優勝したこともある伝統ある部活です。

(出典：公式ホームページ)

学科構成は、農業経営・生物工学・食品科学・農業工学・情報技術・流通経済・服飾デザイン科の7科です。
1年次から、国語・数学などの通常科目と、各学科の専門科目を受講します。
学科ごとの専門的な学習を行ないながら、選択科目で他の学科の科目を履修することもできる仕組みになっており、土台のしっかりした教育を受け、次のステップへつなげることができます。
たとえば、農業系学科で簿記を履修することもできますし、服飾デザイン科で農業科目を履修することもできます。
通常科目も2年次以上は選択できる幅があり、自分の将来を見すえた幅広い学習ができます。

ここ数年の卒業後の進路は、卒業生およそ280人のうち進学が約180人、就職が約100人となっています。

進学の内訳は、大学・短大が約70人、専門学校等が約110人で、農業系学科からは大学の農学部や農業大学校へ進学などで、食品科学科からは栄養大学や青果専門学校へ進学しています。
就職についても、各専門学科で学んだことを生かした就職先が多くなっています。

入試倍率について、直近3年と10年平均を示します。

農業経営科：1.67倍（2022年度）,1.48倍（2021年度）,1.67倍（2020年度）,10年平均1.73倍。

生物工学科：1.56倍（2022年度）,1.81倍（2021年度）,1.42倍（2020年度）,10年平均1.71倍。

食品科学科：1.52倍（2022年度）,1.48倍（2021年度）,1.44倍（2020年度）,10年平均1.68倍。

農業工学科：1.59倍（2022年度）,1.17倍（2021年度）,1.96倍（2020年度）,10年平均1.68倍。

情報技術科：1.70倍（2022年度）,1.63倍（2021年度）,1.52倍（2020年度）,10年平均1.71倍。

流通経済科：1.70倍（2022年度）,1.38倍（2021年度）,2.00倍（2020年度）,10年平均1.78倍。

服飾デザイン科：1.74倍（2022年度）,1.44倍（2021年度）,1.59倍（2020年度）,10年平均1.57倍。

定員が各学科40人のため、志願者数により年度ごとの上下が大きいですが、近年は2倍を超えることは少なくなってきました。
合格の目安となる点数は、どの学科も250点/500点ほどと推測されます。
平均点をやや下回るくらいですので、基礎的な学力をしっかりと身につける学習が必要です。