2011年6月2日
福井県 暗記対策
以前、このブログで「身体全体で暗記をする方法」をご紹介しました。
今回は、家庭で学習を行う際に活用できる、「身体全体での暗記方法」を紹介したいと思います。
まず、ボールペンとノートを用意しましょう。
このノートは普段学校で使っているような横線の入ったノートでも、無地のらくがき帳でもかまいません。
ボールペンは外側からインクの芯が見えるものを選んでください。
そして、その日覚えなくてはならない英単語や英文を、ひたすらノートに書いて暗記してください。
誰かに見せるノートではないので、汚い字でも構いません。自分が「完全に覚えた!」と思えるまで、何度も何度も、そのページが真っ黒になるまで書きこんで下さい。
この時に重要なのは、「英単語や英文を音読しながら書くこと」です。
音読をするかしないかでは、記憶の定着に大きな差があります。
そして、何日か経ってから、その時覚えた英単語や英文を忘れていないか、自分でテストを行います。
忘れてしまっていた英単語や英文は、また同じやり方で、何度も何度もノートに書き込んでください。
一見、非常に原始的なやり方に思えますが、この暗記法の一番のポイントは、
「自分がどれほど努力したかが目に見えて分かること」にあります。
何度も何度も音読をしながら書き込めば、必然的に暗記はできます。
しかし、テスト前や入試前になると、どうしても完璧に暗記ができているか不安になり、落ち着かなくなってしまいます。
そんな時は、自分が今まで書き込んだノートや使いきったボールペンを眺めてみてください。
3年生の生徒さんが、これから入試までの期間に、この暗記方法を行ったとすると、ノートはかなりの冊数に達するでしょう。
入試前に改めてそれを眺めることで「自分はこれだけ頑張ったんだから、きっと大丈夫だ!」という自信を持つことができます。
また、この暗記方法を続けることで、次第に「一日にどれだけの量を暗記したらいいのか」というペースが分かってきます。
「今日は見開き6ページ分を使った!」
「2週間でボールペンを1本使い切った!」
こういったペースをつかむことで、自分が1日にどれだけ学習をしたということが分かり、
明日はそれ以上に学習をしようというやる気が生まれるのです。
暗記科目が苦手、試験前はどうしても不安になる、という方は、今回ご紹介した方法を是非試してみてください。