教育プランナーブログ

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こんにちは。

今週は、テスト直前という方もいらっしゃれば、早い学校だと既に中間テストが終わったという方もいらっしゃるでしょう。

本ブログではこの1ヶ月間ほど、定期テストに向けての学習計画・目標設定の仕方、学習方法など、どちらかというと短期戦略的な色合いの強いお話をしてきました。今回は、高校入試・大学入試などを最終目標としたときの目標設定方法と中期戦略についてお話ししたいと思います。

 

【 自分に最も適したマイルスト-ン設定 】

タイトルに書いた、『 マイルスト-ン(Milestone) 』 という言葉は、もともとは鉄道や道路などの起点からの距離をマイルであらわした距離標識の一つです。

直訳すると、『 1マイル(1マイル=約:1609.344メ-トル)ごとに置かれた石(スト-ン) 』ということになるでしょうか。

高校の世界史の範囲ですが、古くはロ-マ帝国(共和制期:紀元前509~紀元前27)で紀元前120年頃の道路関連法 『 センプロ-ニウス法 』に基づき、1ロ-ママイル(1000歩)ごとに設置したのが始まりとされ、イタリア・ロ-マのアッピア街道には現在も当時のマイルスト-ンが残っているそうです。

日本にも同様のものとして『 一里塚 』があり、現在でも旧街道では一部残っており、一里(約4km)ごとに見ることができます。

現在の日本やヨ-ロッパでは、マイル(mile)よりもキロメ-トル(㎞)を標準単位として使用しているため 『 キロポスト 』 が高速道路などに設置されています。栃木県を通る東北自動車道や国道新4号線には、東京からの距離の標識があります。お子さん方は知らないかもしれませんので、親御さんは機会があったら話題にしてみていただければと思います。

 

最近では、ビジネス書などでプロジェクト・マネジメント用語として使われることが多くあります。

ビジネスで言うと、大きな目標に対して、ある時期までに必ず達成しておきたい節目を指しますが、勉強に置き換えると、そのタイミングまでに到達しておきたい学習範囲と到達目標(得点や順位、偏差値)を指します。

 

中学生は学校の定期テスト、校内実力テスト、統一学力テスト、塾や家庭教師の模試、受験生は下野新聞模擬テストなどもあり、多い人だと1年間に10回以上のテストを様々なタイミングで受けることになります。

高校生も同様に、学校の定期テスト、実力テストのほかに、各予備校の記述模試、マ-ク模試、小論文模試など、高校3年生ともなると、年に15回くらいのテストを受けるお子さんもいらっしゃいます。

全てのテストに目的と意味、テスト勉強をすることで期待される効果があります。重要なのは、何のために定期テスト、実力テスト、校外模試を受けるか。各テストの目的を理解した上で、自分が最も重要視すべきテストをその中から選択して、それに向けての学習計画と達成目標を組み立てていくことです。

 

現時点は中間テスト直前ですので、最優先課題は中間テスト対策の学習ですが、次の中期目標である6月の実力テストや模試に向けた計画も同時にたてておかないと、『 中間テストが終わったから思いっきり遊ぼう!』 となってしまい、また次のテストの1週間前からバタバタと準備を始めるような場当たり的な勉強に陥ってしまいます。

中長期的な 『 自分自身のマイルスト-ン設定 』 を行い、計画的に日々の学習を積み重ねてほしいと思います。

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