2011年5月25日
栃木県 定期テスト直前学習法(アメリカンフットボ-ルに学ぶ)
こんにちは。
仕事を終えて自宅へ戻り深夜にふとテレビをつけると、アメリカンフットボ-ルの試合が放送されていることがあります。
私はやったこともなくテレビで年に1回見るか見ないかで、ル-ルもあまり理解できていないのですが、なぜか見ていてとても楽しく、ふと 『 仕事や勉強の進め方に共通するものがあるな 』 と感じます。
【 アメリカンフットボ-ルの簡単なル-ル説明 】
ゲームの目的は、ボールを全員で協力して相手陣内(エンドゾーン)に向けて前進させ、得点することです。
ボ-ルを持った味方が敵陣のエンドゾ-ンを越えれば味方に得点が入ります。
ボールを前進させるには、主にボールを持って走る方法(ランプレ-)と、味方にパスを投げる方法(パスプレ-)があります。
攻撃側のチームには、1セット(シリ-ズ)の攻撃の中で4回のセットプレ-を行う権利(ダウン)が与えられます。
この4回のダウンを順に、ファーストダウン、セカンドダウン、サードダウン、フォースダウンと呼び、この4回以内のダウンで(フォースダウン終了までに)10ヤード以上前進すると、次のダウンは再びファーストダウンとなり、あらためて4回の攻撃権が与えられます。
【 定期テスト直前4日間の家庭学習 】
アメリカンフットボ-ルでは、4回のチャンスで相手チ-ムにボ-ルを取られずに10ヤ-ドの距離を進むために、緻密な戦略に基づいて練習を重ねた数多くのフォ-メ-ションの中から、1つを選択して、まさに全員全力で相手にぶつかります。
テスト直前の猛勉強に似ていると感じる部分は、4回の攻撃をテスト直前の4日間の過ごし方に例えると見えてきます(ファ-ストダウン=テスト4日前、セカンドダウン=テスト3日前、サードダウン=テスト2日前、フォースダウン=テスト1日前)。4日前に一気に距離を進めることが出来れば、かなり余裕を持って3日前~テスト前日の戦略を組み直すことが出来ます。一方で、テスト4日前~2日前の3日間にサボってしまうと、テスト直前1日前、とんでもないプレッシャ-と、『 半ばあきらめから、ヤマを張って寝る 』 『 適当なやっつけ仕事をする 』 ことになってしまいます。
1回目~3回目のチャンスで失敗してしまい、前進するどころか最初の位置よりも後退してしまうと、4回目(フォ-スダウン)で確率の低いパスプレーで一気に距離を稼ぐしかない状況に追い込まれます。このことをアメリカンフットボ-ルの言葉では 『 ギャンブル(賭けごと) 』 と呼ぶそうです。
アメリカンフットボ-ルでは、10ヤ-ド進むために、4回与えられたチャンスの中で1回でも大きく前進することが出来れば成功で、3回まで失敗することができます。しかし、テスト直前の勉強ではそうもいきません。
テスト直前の勉強で、テスト前日に学習時間が足りなくなってしまい、『 半ばあきらめからヤマを張って寝る 』 ような 『 ギャンブル 』 をしなくてもよいように、計画的に毎日を過ごして欲しいと思います。