教育プランナーブログ

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社会分野二回目は 「地理」分野になります。この分野も広く、また、深い分野だけに、点数に波が有る人も多いのではないでしょうか。単純に「地理」とくくるだけでなく、細かく分け、また、内容をじっくり考える事も必要な分野になります。
 
<地理に関して>
地理の分野を分けると
・地域・地区・特色として  「日本地理」 「世界地理」
・図の読み取りとして  「地図・地形図」「環境資源問題」 
に分けられます。
 
<出題と傾向>
入試の傾向としては、
[1]~[2] 小問集合にて歴史・地理・公民各分野の基礎問題から小問として4~5問
[3] 「日本地理」総合 5問 2点x4+4点=12点
[4] 「世界地理」総合 5問 2点x4+4点=12点
※[7] 総合問題(公民分野)にて、環境・資源等の分野との複合総合問題
 
「社会」全体に言える事ですが、選択回答問題と記述回答問題が交互に出題される為、語句の理解等はしっかりと出来るようになりましょう。また、地理では思考問題として図形や統計表等の内容を簡潔にまとめ記述する複合問題もある為、内容等は単純暗記のみでなく、「なぜ」「どうなっているのか」といった理解も必要です。
 
<地理のポイント>
・日本地理
入試傾向としては、特定の地域には偏らず、仮に地図上で特定の地域が出たとしても、問題を進めると、地図の読み取り問題であったり、全国産業との比較であったり、人口や文化・歴史的問題への発展であったりと、多彩な応用がなされます。単なる地域問題と思わずに、問題文をしっかり読み理解をすることで、局所地域としての問題ではない事を理解し回答が出来るはずです。地域ごとだけではなく「日本」そのものの全体的な理解を求める場合も有り、各地域→日本→各地域へと地域的問題から全体問題そしてまた地域的問題へと交互に落とし込んだ理解を行ってください。
 
・世界地理
大問[4]として出される世界地理ですが、前述の日本地理同様に局所的な問題よりも、全体をつかんで回答する問題が多く、地図問題や経済・産業・人口に関して発展する総合問題が主体です。特定の国や地域には偏りは無いのですが、経済や産業問題との複合・発展に進む事も有り、日本とのつながりが強い国(地域)が出題される傾向にあると言えます。こちらも、日本と同様、世界地図→各大陸や州や地域へ落とし込んだ理解と、大きく世界を意識して比較する理解をそれぞれ持ちましょう。
 
・地図・地形図
地図が有れば必ず出る基本問題。世界地図の種類・見方、緯度経度と時差、落とし込んだ地図では地形図の見方や地図記号等。基本中の基本だけに単純にこの問題としての出題だけでなく、他の大問から合わせて出題される傾向にあります。大問で苦手な地域が出ても、良く見るとひょっこり小問で出てきます(しかも選択問題だったりする)。必ず見つけ出して、点数として確実に取っておきたい所です。
 
・環境・資源・人口問題
直接地理問題として出るのみでなく、他分野等の問題に絡む場合が多い。
この内容は、地理分野で養った「統計図表」の読み取り、また、基礎知識を基に複合問題として出される場合が多く、分野では「公民(政治・経済)」分野の問題で多くみられます。稀に歴史の検地の問題等もあげられます。問題を解くカギは「地理」における図表の読み取りや各国・地域の基礎理解に有る為、地理は単なる1分野と思わずに、「社会」全体を読み解く為の基礎分野であるという点も理解しておきましょう。
 
<地理まとめ>
覚える事、理解する事が多い分野です。単純に暗記するもの、理解を伴って覚え込む必要のあるもの。様々に分かれます。
しかし、基本としての「地図」、そして地域ごとに出てくる「図表」を理解し、読み取れるようになると、面白味が増してくる分野でもあります。天気図もニュースも国内外問わず、地理の基礎力があればある程、日々の生活で何気なく聞く世界情勢や時事問題が手に取る様に解ってきます。
 
複雑な社会情勢を生き抜くためにも、受験勉強としてだけでなく、しっかりと理解して世界に通じる能力を手に入れてもらいたい分野です。

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