2011年9月26日
栃木県高校入試 社会③公民(政治)の傾向と対策
こんにちは。
今回は社会③公民(政治分野)の傾向と対策をお伝えしようと思います。
公民・政治問題は大問7で出題されます。
近年の出題傾向は以下の通りです。
H21年度出題問題 小選挙区比例代表並立制、参議院議員、団体交渉権
H22年度出題問題 空欄補充、国会、三審制
H23年度出題問題 ワイマール憲法、基本的人権、比例代表制
■傾向と対策
◆日本国憲法
→憲法改正(改正の流れを覚える)
三大原則(国民主義、平和主義、基本的人権の尊重)
三大義務(勤労の義務、納税の義務、普通教育を受けさせる義務)
非核三原則(持たず、つくらず、持ち込まず) など
POINT: 三大原則・義務をしっかり覚える。
◆基本的人権の尊重【三大原則の1つ】
→人間思想(ジョン・ロック、モンテスキュー、ルソー)
基本的人権について(公共の福祉に反しない限り認められる 等)
5つの権利(平等権、自由権、社会権、参政権、新しい人権)
POINT: ① 5つの権利の内容を把握する。
② 条文は用語をそのまま暗記する。
◆国会・内閣・裁判所の三権分立
→立法権・行政権・司法権のしくみ
国会について(衆議院・参議院のしくみ、国会の種類・仕事)
内閣について(内閣の仕事・しくみ、議院内閣制)
裁判所について(三審制のしくみ、裁判所の種類)
POINT: 国会・内閣・裁判所のそれぞれの仕事と各機関の役割をしっかり覚える。
◆地方自治
→地方自治のしくみ
住民参加(直接請求権、オンブズマン制度)
地方財政(地方分権、国庫支出金について)
POINT: 「1/50以上」などの数値をしっかり覚える。
◆社会福祉と国民生活の保護
→社会保障制度のしくみ(憲法25条、社会保障に対する対策 バリアフリーなど)
消費者として(PL法、クーリングオフ制度など)
労働者として(労働三法、労働組合、男女雇用機会均等法)
生活者として(3R、環境保護について)
POINT:高齢社会に伴って出題される頻度が高くなるのでしっかり単語を覚える。
公民(政治分野)で重要なポイントは
① 教科書の太字や学校で先生が黒板で赤や黄色で書いたところは押さえましょう。
② 各権利などのしくみ・内容・数値をしっかり覚えましょう。
過去の問題を見て分かるように、この問題が必ず出るとは言えず、政治全般をまんべんなく勉強することが大切です。
この問題なら解けるではなく、どの問題でも解けるようにしておきましょう。
次回は社会④経済をお伝えしたいと思います。
宇都宮校