2011年11月12日
栃木県 内部進学のポイント
栃木県にも中高一貫校が増え、内部進学の機会が多くなってきております。
しかし、単純に中学から高校にエスカレーター式で上がれる学校と思っている方も多いようです。
『高校受験が無いから』と中学校生活を安穏と送った結果、他の中学校から「高校受験」を経て入ってきた子に比べて、学力の基礎の差が大きく出る場合があります。
実際は、学校でもその点を踏まえてしっかりした指導を行っているのが中高一貫校なのですが、生徒の皆さんやご家庭においても、その点を鑑みて日々の勉強に当たって頂ければと思います。
また、内部進学の出来る学校のメリットとして、『大学進学』は大きな要素です。大学の事は高3くらいから考えればいいということではありません。中高一貫制の学校の『中学部』における内申点が、大学受験に大きく影響するという点は周知であると思います。
指定校推薦であれ、他校への推薦、外部受験であれ、全てにおいて『内申点』が大きく影響します。
実際、主要5科のみならず、『内申点』は全教科の内容が問われる為、進学を目指す生徒さんは、指定校への内部進学、外部受験問わず、早い時期から「全教科」の対策を行う必要があります。
特に学期末テストでは5教科だけでなく、それ以外の科目が増える点、学校での授業期間も長い点(中間テストなしで期末のみの科目)、範囲の広さ、色々な要素から点数が取りづらいのが現状です。この対策として、出来るだけ早期(最低2週間以上)から余裕をもって計画し勉強を行う必要があります。
『主要5教科だけで他は必要ない』ではなく、『内申点』を考え、出来る限り余裕をもって対策を行う事を意識してテストに向かいましょう。『高校受験がないから大丈夫』ではなく、大学受験を見据えて、日々の勉強をしっかり行う必要があることを意識して取り組みましょう。