2012年3月14日
栃木県 高校受験終了!
中学校の卒業式も終わり、高校入試(学力試験)の結果が出てきました。
笑った人、泣いた人。悲喜こもごもの結果発表。
卒業生の皆さん、一年間お疲れさまでした。
今後はそれぞれ新しい道を歩んで行くこととなります。
自分自身で切り開いた未来へこれから進んで行きましょう。
今回のブログは、今年度の栃木県高校入試の試験内容を基に、
現中学2年生の来年の為に、学力検査の内容を確認いたします。
基本的に、大きな点数配分の変化も無く、大きな変化はありませんでした。
各教科毎の内容状況・変更を下記に記載いたします。
○ 国語
①漢字・文法品詞 30点
②古典 10点
③説明文 20点
④小説文 20点
⑤作文 20点
①~⑤に関しての出題方法は例年通りです。特筆すべきは、⑤の作文の出題内容です。
課題を読んでの記載がここ数年多かったのですが、今回は表現法の問題。
字数は変わらないものの、変わった問題で(過去問でも見当たらない問題)とまどった方も
多かったのではないでしょうか。実力テスト等で見た事があればラッキーですが、
今後の入試での作文対策の幅が広がる問題です。
○ 社会
社会においての配分内容も変わらずです。こちらはちょっと違った見方ですが、
選択問題は各2点配分の18問(語句とセット1問除く)36点。
論述問題は各4点配分の7問28点。
語句回答問題は各2点配分の18問36点(選択セット問題含む)。
単純に名称や出来事の暗記のみならず、なぜそうなのかと言った問題の理解度、
回答方法で点数が変わってくるはずです。特に1点を争う進学校等を目指す生徒さんには、
一問一答のみならず、理解の内容の論述が合否を分ける事になります。
○ 数学
①基本問題 14問28点
②確率・関数・作図系基礎問題 3問11点
③方程式系統 12点
④図形系統 14点
⑤関数系統 17点
⑥応用問題系 18点
配分・出題傾向に関しては大きな変化はないものの、例年通り大問の配点には多少の誤差有。
④の図解でのひらめきと、⑥-3での三平方の定理利用では、手間取った人も
多かったのではと思われます。
○ 理科
①基礎問題 8問16点
②~⑨
『Ⅰ分野』
「化学」 ③9点 ⑦12点 計21点
「物理」 ⑤9点 ⑨12点 計21点
『Ⅱ分野』
「生物」 ②10点 ⑧11点 計21点
「地学」 ④12点 ⑥9点 計21点
配分内容は上記の通り、各学年毎の大問ジャンルに分かれている為、
1~2年生でも大問単位では回答可能な問題も有ると思います。
理科はブログでも記載していますが、3学年4科目の計12種類の系統の問題から
それぞれ大問が作られます。
不得意ジャンルを失くし、数多く答えられるようになる事が、例年通り必要です。
○ 英語
①ヒアリング問題 30点
②基本文法選択問題 18点
③対話文 9点
④穴埋め・3行作文 16点
⑤長文(物語系) 14点
⑥長文(説明系) 13点
例年通りの問題数・点数配分となった英語。
解説は別として、他の大事なチェックポイントは、入試試験では英語は必ず最後の科目となります。
テスト内容のみならず、時間・体力的にもつらくなってくる最終科目です。
今までの学校内での模試・テストは(塾での模試含む)、自分の机等、
慣れた環境の決められた場所で行っているはずです。
しかし入試では、椅子・机の高さ等、普段とは違う状況、慣れない場所での一発勝負です。
時間も、2日間に分けてと言うわけにはいきません。1日での勝負です。
まして、最初のリスニング問題は、聞く事が出来る時間が限られています。
試験勉強で、「悪条件で解く練習」をする人はまずいません。
この受験条件は全生徒に当てはまる為、あなた一人の問題ではないのですが、
「英語」を受けるまで、「リスニング」を受けるまで、その条件に対応できたでしょうか?
英語は問題対策同様、根本的な所での準備が必要です。
次年度の対策・問題詳細は、今後のブログでも徐々に取り上げていきます。
先ずは、卒業生の皆さま、改めてお疲れさまでした。
在校生の現1年・2年生の皆さん、入試は他人事ではありません。
あっという間にわが身に訪れる事です。事前準備は余裕をもって、
今年度の疑問は今年度の内に解消していきましょう。
家庭教師のトライでは、春のキャンペーンもスタートしています。
『いざその時!』に焦らぬように、今から、
トライの各教師、各教育プランナーと共に準備を組み立てて行きましょう。