2011年4月22日
『青森県 計算ミスはなぜ起こる』
今まで青森県内の多くのご家庭のお話を伺ってきましたが
「計算ミス」についての話題になることが多くあります。
・「うっかりと」 単純に計算ミスをしてしまった
・「書き間違え」 教科書やテキストから書き写す際に間違えて書いてしまった
・「途中式を省略した」 暗算で計算した結果の計算ミス
この3点は生徒さん本人と話していると出てくるのですが、計算ミスの原因には
もっと重要なことがあります。
それは「字が汚い」ということです。
「字が汚い」ことと「計算ミス」が関係しているとは思わない方が多いですが、
ミスをした答案やノートなどを1つずつ見ていくと、自分で書いた数字や式を勘違い(読み間違い)して
途中から違う計算をしてしまっていることが意外と多いことがわかります。
0と6、4と9、そして5と6などの書き間違いが特に多いです。
丁寧に書くということは単純なことなのですが、とても大切なことです。
誰かに読んでもらうことを前提に計算式や答案を書きましょう。
次に「途中式を省略した」ことによる計算ミスも多いです。
簡単な計算だから途中式を書かなくてもいいや と楽をしようとしているようです。
しかし、途中式が無いと見直しができなかったり、改めて計算し直したりと効率が悪くなります。
また複雑な問題になればなるほど途中式の重要性は高まりますので、
どんな計算でも必ず途中式を書くようにしましょう。
普段のクセは、高校入試や大学入試など大事な場面でも出てきてしまいます。
普段の勉強から途中式を書くこと、丁寧に書くことを習慣付けましょう。