教育プランナーブログ

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2012年11月

これまでシリーズ4回の記事で、弘前大学の入試情報と受験戦略について

文系学部と理系学部に分けて紹介してきました。

文系学部からは人文学部を、理系学部からは理工学部を取り上げましたが

この他の学部についても、それぞれ異なった受験戦略が立てられます。

 

しかし、全体を通して言えることは、『センター試験は重要である』ということです。

これはセンター試験の配点が、2次試験の配点と比べて高いからという理由だけではなく

センター試験問題が良質であり、その対策が2次試験対策にも生きるからです。

 

センター試験対策と2次試験対策を別々の対策と考えてしまうと

受験勉強はいくら時間があっても足りないくらいの分量が必要となります。

東京大学や京都大学などをはじめとする超難関の国公立大学とは異なり

地方国立大学の2次試験の難易度は、基本~標準レベルのものも多いと言えます。

 

以下にセンター試験対策を2次試験対策に応用するための勉強法を紹介しますので

是非参考にして頂き、弘前大学合格に向かって努力を続けてほしいと思います。

ご不明な点やご質問などがございましたら、お気軽にご連絡ください。

 

 

【センター試験対策 → 2次試験への応用】

① マーク問題の演習後に、記述形式で復習する

センター試験の過去問やマーク問題集の演習後は、その点数だけにこだわってしまい

内容の復習がおろそかになっているケースが多く見受けられます。

 

どこをどのように間違えのか調べたり、英語なら同意語や反意語、そして派生語を調べたり

あるいは正解した問題でも、なぜ他の選択肢ではダメなのかということまでチェックすることで

記述形式にも対応できる実力を身につけることができます。

演習時間が1時間なのであれば、復習時間はその3~4倍程度を確保するようにしましょう。

 

 

② 苦手単元と頻出単元を組み合わせて対策する

時間をかけて自分自身の苦手単元を克服しても、それが入試問題として出題されなければ

ただ時間と労力をかけただけになってしまい、結果的に効率が悪くなってしまいます。

出題範囲を完全に予想することはできませんが、過去の出題傾向を分析し、

出題可能性が高い単元を優先的に対策すれば、効率良く対策することができます

 

そのときに、入試頻出単元と自分自身の苦手単元が重複している単元をピックアップし

優先的に対策することで、センター試験と2次試験を同時に進めることができます。

限られた時間で効率良く対策を進めることで、志望校合格を目指しましょう。

 

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前回の記事の続きとして、具体的な受験戦略について記載します。

前回記事と合わせてご一読ください。

 

<前回記事>

11月22日掲載

『青森県 大学入試攻略法』 弘前大学③ ~入試情報 理系編~

 

 

【弘前大学理工学部 2次試験科目&配点】

学科

数学

理科

配点合計

数理科学

800

800

物理科学

300

500

物質創成化学

地球環境

電子情報工学

知能機械工学

 

 

前回の記事で、弘前大学理工学部は『センター逃げ切り』の戦略ではなく、

『センター先行+2次逃げ切り』の戦略を取らざるを得ない、と記載しました。

その理由が、2次試験科目&配点(上記表)です。

 

理工学部はセンター試験の900点に対して、2次試験が800点なのですが

そのすべてが数学と理科に振り分けられています

さらに数理科学科に関しては、数学に800点の配点があります。 

つまりセンター対策だけではなく、2次対策を同時に進めておく必要があると言えます。

 

目標点数は、センター試験で得点率60~65%に設定すると良いでしょう。

そうすると2次試験における45~50%の得点率で合格圏内に入ることができます。

 

2次試験対策のことを考えると、センター試験では数学と理科の目標点数を高く設定し、

その他の科目のマイナス分を補うという戦略が有効だと思います。

一般的に国公立大学合格を目指す場合には、科目別の学習割合を一定にしがちですが

弘前大学理工学部の場合には、その戦略は間違いです。

勉強時間の多くを数学と理科に充てることで、センター対策と2次対策を同時に進めましょう

 

 

【センター試験 得点率60% 科目別得点例】

 

国語

地歴

公民

数学

理科

英語

合計

満点

200

100

200

200

200

900

得点例

100

50

150

150

100

550

 

※ 文系科目が50%しか取れなくても、理系科目で75%取れば60%となります

 

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今回は、弘前大学の理系学部に焦点を当てたいと思います。

前回と前々回にご紹介した文系学部とは配点や2次試験の科目などが異なるため、

合格のための戦略も全く異なるものになります。

 

同じ大学でも、学部によって戦略は変わるくらいですから

志望校が違えば、勉強の進め方そのものにも違いが生まれます。

周りの勉強ペースややり方に惑わされず、自分自身に合わせた方針を貫きましょう。

 

今回は、弘前大学理工学部をピックアップし、入試情報をご紹介します。

そして次回の記事では、受験戦略について一例を挙げたいと思います。

 

 

【弘前大学 理系学部 前期日程 センター&2次配点】

学部 学科 センター 2次試験 配点合計 昨年度入試合格最低点
理工学部 数理科学 900 800 1700 947
物理科学 905
物質創成化学 897
地球環境 877
電子情報工学 800
知能機械工学 803

 

 

弘前大学理工学部は、センター(900点)と2次(800点)の合計1700点満点です。

前回と前々回でご紹介した人文学部よりも、2次試験の配点が200点多くなっています。

合否ラインは電子情報工学科と知能機械工学科で47%程度、

それ以外の学科については、概ね52~55%前後となっています。

 

配点上は、『センター重視型』の配点比率と言え、センター逃げ切りの戦略が有効に見えますが

理工学部は2次試験の科目と配点に大きな特徴があるため、一概にそうも言えません。

どちらかというと、『センター先行+2次逃げ切り型』の配点と言えると思います。

 

2次試験の科目別配点および詳細な受験戦略については、次回の記事でご紹介します。

今回の記事と合わせて、是非ご一読ください。

 

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前回の記事の続きとして、具体的な受験戦略について記載します。

前回記事と合わせてご一読ください。

 

<前回記事>

11月16日掲載

『青森県 大学入試攻略法』 弘前大学① ~入試情報 文系編~

 

 

【センター重視型戦略 得点例】

 

センター試験

2次試験

合計得点

パターン①

675点(得点率75%)

270点(得点率45%)

945点

パターン②

630点(得点率70%)

315点(得点率52.5%)

パターン③

585点(得点率65%)

360点(得点率60%)

 

 

上記の得点例では、パターン①が最も理想的な得点のしかたです。

2次試験については、試験科目や入試問題が異なるので単純比較はできませんが

医学部医学科の合格者平均ですら、得点率は65%程度ですので

パターン③の得点例だと、非常に厳しくなると考えられます。

 

 

【導かれる受験戦略】

① 受験勉強の中心は、『センター対策』

過去問やマーク問題集を活用して、得点率70~75%を目指します。

解きっぱなしにするのではなく、復習とまとめ→解き直しを必ず行いましょう。

 

 

② 苦手克服は一気に行う

今後はセンター試験対策を継続的に行っていくことになりますが

点数を伸ばす一番の近道は、苦手分野・単元を克服することです。

苦手対策は精神的にも非常に大きな負担がかかりますので

ある程度時間を集中させて、一気に克服するようにしましょう。

 

 

③ 2次対策は2期に分けて行う

前半期は11月に行い、頻出分野・単元をチェックしつつ、現状学力との差を体感します。

この時点での得点率は全く気にしなくて構いません。

チェックした頻出分野・単元は、センター対策において特に重点的に復習します。

 

得点率を気にしながら過去問対策をする後半期は、センター試験後となります。

センター対策は2次試験対策にもつながっているはずですし、

頻出分野・単元における苦手克服が終わっていれば、あとは演習と復習のみです。

 

 

やることが多く、あれもこれもと手を出してしまうと、すべてが中途半端になってしまいがちです。

勇気を出して、やるべきことを絞り込むことが大学受験成功の秘訣と言えます。

学習内容の取捨選択は非常に難しく、1つの判断ミスが全体の受験戦略を崩壊させますので

緻密な受験戦略を立てたいという場合は、是非トライにご相談ください

今からの時期でも、やり方次第で逆転合格は可能です。

 

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志望大学に合格するために、今やるべきことはたくさんあります。

しかし、その中で最も優先すべきことを後回しにしてしまうと、

せっかくの努力が報われないということになりかねません。

 

同じ大学でも学部によって戦略は変わります

もちろん、受験生一人ひとりの学力状況や得意・不得意教科も影響します。

今回は志望大学合格のために、弘前大学を例に挙げて

数回のシリーズにわたってご紹介したいと思います。

 

1回目は、弘前大学人文学部の入試情報についてです。

次回は、今回の入試情報から導き出される受験戦略について記載します。

是非ご一読ください。

 

 

【弘前大学 人文学部 前期日程 センター&2次配点】

学部

学科

センター

2次試験

配点合計

昨年度入試合格最低点

人文学部

人間文化

900

600

1500

959

現代社会

国語選択

935

数学選択

941

経済経営

国語選択

940

数学選択

861

 

 

弘前大学人文学部は、センター(900点)と2次(600点)の合計1500点満点です。

入試年度や学科、そして選択科目によって若干前後はありますが、

得点率63%(945点)前後がおおよその合否ラインになっています。

合格に必要な945点をセンターと2次でどのように獲得するか、がポイントです。

 

『センター重視型』の配点比率の場合、基本的にはセンター逃げ切りの戦略がオススメです。

つまり、『センター試験で出遅れた分を2次で挽回する』という方針は

『センター重視型』の配点比率を採用する学部においては、かなり危険と言えます。

 

次回は、今回の入試情報から導き出される受験戦略について記載します。

 

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1年間を通してよく頂くのが、『勉強習慣』に関する質問です。

勉強習慣を身につかせるために、ご家庭内でもさまざまな対策を取っているようで

『勉強してからでないと、ゲームやマンガは禁止』というルールを設けたり

『夕食後、勉強してからでないとテレビ禁止』というルールを設けたりしていると聞きます。

 

しかし、残念ながらこれらのルールは定着していないようです。

ルールを完全に守らせるためには、保護者の方々が付きっきりになる必要がありますし、

他に兄弟・姉妹がいる場合は、さらに負担が増してしまうからです。

 

結果として、『学校の宿題さえやっていれば良いか』というように妥協してしまい

『勉強習慣』ではなく、『宿題を終わらせる習慣』しか身に付かないという状態になります。

本当の意味での『勉強習慣』とは、与えられた課題をこなすということではなく

与えられなくても自主的に課題を見つけ、それに取り組むことだと思います。

そして、そのような『勉強習慣』が身に付けば、成績は驚くほど簡単に上がるのです。

 

 

では、『勉強習慣』を身につけるためにはどうすれば良いか。

それは、『勉強をしない原因』を取り除くことです。

 

勉強が嫌いなのであれば、思い切ってその原因となった単元まで戻って学習し

勉強面に対する不安を取り除くようにしましょう。

学校の授業内容を完全に理解できるまでは、多少の時間はかかりますが

『分からなかったことが分かるようになる』という成功体験は

お子さまのやる気を引き出し、今後学習を進めていく上で非常に効果的です。

 

また、見たいテレビや、やりたいゲーム、読みたい本などがあるのなら、

そのあとに勉強時間を確保すれば良いと思います。

もちろん時間を決め、メリハリをつけながら行う必要がありますが、

『勉強→楽しいこと』だと、どうしても勉強が作業的になってしまい、

学習効果があまり上がらないということにつながりかねません。

 

 

学力や性格、興味のあることはお子さま一人一人で大きく異なります。

それは、兄弟間や姉妹間でも同様のことが言えます。

『勉強習慣』を身につける方法は、お子さまの数だけ存在すると思いますので

昔から言われていることや、周りの方々がやっているような既存のルールではなく

『お子さま一人のために考えられたルール』を考えてみるのも良いと思います。

 

創業以来、完全1対1指導を続けてきたトライなら、そのお手伝いができます。

一般的に、家庭教師をつけるまでもないと考えられる『勉強習慣』のお悩みですが

なるべく早めに克服することで、進路に関して幅広い選択肢を取れるようになります。

是非、ご相談・お問合せください。

 

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センター試験まで残すところ約100日となりました。

入試本番に向けて、過去問演習や類題演習をしているところでしょうか。

過去問演習は、復習と解き直しまでやって初めて効果が出るものなので

決して『解きっぱなし』にすることのないようにしましょう。

 

国公立大学を第1志望としている受験生も、私立大学を第1志望としている受験生も

センター試験の結果を見て、併願校を決めるという方も多いのではないでしょうか。

 

最近の私立大学入試においては、センター利用入試に加えて

『センター試験併用入試』という新たな入試方式を採用している大学もあり

併願校を選ぶ際には、大学や学部だけではなく、入試方式まで細かく選ぶ必要があります。

 

特に、明治大学法政大学中央大学などの東京都内にある私立の総合大学は

同じ学部・学科でも、入試方式によって合格難易度(基準偏差値)に差が出るなどしています。

受験者数が非常に多く、高倍率での競争となるため、自分にとって有利な入試方式を選び、

万全の状態で、受験を乗り切りましょう

 

合格難易度だけを見れば、弘前大学青森公立大学などに匹敵する私立大学は

北里大学獣医学部を除くと、青森県内には存在しません。

ですから上記大学を志望する受験生にとっては、私立大学の併願先はどうしても県外になりがちです。

 

貴重な勉強時間を使って情報を一から調べるのは、大きなロスとなりますので

大学の情報や、入試方式などの受験情報の詳細が知りたい場合は

是非トライまでご連絡・お問合せください

情報の提供だけではなく、学習プランの見なおしを含め、総合的にアドバイスします

 

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青森県の高校受験では、受験生のほとんどが公立高校志望だと思います。

すべり止めや、公立高校入試前の練習などとして、私立高校を併願する受験生もいますが

公立高校以外は受験しないという受験生もいます。

他県では珍しい『公立専願』ですが、本番で100%の実力が出せるように

しっかりと準備を進めてください。

 

さて今の時期、私立高校の併願を考えている受験生にとっては

その併願校選びも佳境に差し掛かっていることと思います。

青森市・弘前市・八戸市を中心に多くの私立高校がありますが、

以下に、『併願先を選ぶポイント』をいくつか記載しますので、ぜひご覧ください。

 

 

【併願先を選ぶポイント】

① 『進学しても良いかな』と思える高校を選ぶ

『私立は公立の練習だし、別に行きたいわけじゃない』と思っていたとしても

もしもの場合は、実際に進学する可能性も捨てきれません。

公立高校の志望校を決めるときと同じように、校風や通学時間、

さらに学校行事や進学実績なども十分に考慮して選ぶようにしましょう。

 

 

② 過去問題を吟味する

受験するからには、しっかりと合格を勝ち取らなければなりません。

過去問題の傾向をつかみ、しっかりと対策を取ることが必要です。

問題の難易度や出題形式などを確認することで、合格の可能性も高まります。

公立高校同様、万全の準備をすることが重要です。

 

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中学入試における併願校については、青森県の場合、それほど悩む必要はありません。

なぜなら、青森県内の中学入試では比較的人気が高い国公立中学入試のほうが

私立中学入試よりも早い日程で行われるためです。

 

弘前大学教育学部附属中学校三本木高校附属中学校では

12月中旬頃には合格発表が行われます。

ほとんどの私立中学校では一般入試の出願が1月中に設定されていますので

国公立中学受験の合否を見て、その後の受験を考えることができるのです。

 

受験を経て国公立中学校に進学したいという方、私立中専願の方、

地元以外の中学校に進学したいという方など、さまざまな目的があると思いますが

自分自身の進路実現のために、今の時期しっかりと準備してほしいと思います。

 

また、出願準備について、保護者の方々のバックアップも必要なので

学校の先生などとも協力しながら、余裕を持って臨んでほしいと思います。

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