2012年11月27日
『青森県 大学入試攻略法』 弘前大学④ ~受験戦略 理系編~
前回の記事の続きとして、具体的な受験戦略について記載します。
前回記事と合わせてご一読ください。
<前回記事>
11月22日掲載
『青森県 大学入試攻略法』 弘前大学③ ~入試情報 理系編~
【弘前大学理工学部 2次試験科目&配点】
学科 |
数学 |
理科 |
配点合計 |
数理科学 |
800 |
- |
800 |
物理科学 |
300 |
500 |
|
物質創成化学 |
|||
地球環境 |
|||
電子情報工学 |
|||
知能機械工学 |
前回の記事で、弘前大学理工学部は『センター逃げ切り』の戦略ではなく、
『センター先行+2次逃げ切り』の戦略を取らざるを得ない、と記載しました。
その理由が、2次試験科目&配点(上記表)です。
理工学部はセンター試験の900点に対して、2次試験が800点なのですが
そのすべてが数学と理科に振り分けられています。
さらに数理科学科に関しては、数学に800点の配点があります。
つまりセンター対策だけではなく、2次対策を同時に進めておく必要があると言えます。
目標点数は、センター試験で得点率60~65%に設定すると良いでしょう。
そうすると2次試験における45~50%の得点率で合格圏内に入ることができます。
2次試験対策のことを考えると、センター試験では数学と理科の目標点数を高く設定し、
その他の科目のマイナス分を補うという戦略が有効だと思います。
一般的に国公立大学合格を目指す場合には、科目別の学習割合を一定にしがちですが
弘前大学理工学部の場合には、その戦略は間違いです。
勉強時間の多くを数学と理科に充てることで、センター対策と2次対策を同時に進めましょう。
【センター試験 得点率60% 科目別得点例】
国語 |
地歴 公民 |
数学 |
理科 |
英語 |
合計 |
|
満点 |
200 |
100 |
200 |
200 |
200 |
900 |
得点例 |
100 |
50 |
150 |
150 |
100 |
550 |
※ 文系科目が50%しか取れなくても、理系科目で75%取れば60%となります