2011年11月3日
『青森県 大学受験 理科<生物>』
一般的な傾向ですが、センター試験において生物を受験するのは、
主に文系の受験生や、医療系学部を志望する受験生が多いようです。
医療系学部・学科であれば、その学問の性質上、生物を必須科目にしてもいいようですが
生物を必須科目に指定している医療系学部・学科は、実は多くありません。
ここ2年はセンター試験の受験者数が52万人を超え、平成17年度の水準まで戻っています。
それに伴って、理科(特に生物・化学・物理)の受験者数も増加傾向※1にあります。
【過去4年分 理科受験者数】 ※1
平成20年度 |
平成21年度 |
平成22年度 |
平成23年度 |
|
生物Ⅰ |
176,766 |
176,043 | 184,632 | 190,693 |
化学Ⅰ |
199,951 |
200,411 | 208,168 | 213,757 |
物理Ⅰ |
142,233 |
143,646 | 147,319 | 152,627 |
地学Ⅰ |
26,841 |
25,921 | 24,406 | 25,231 |
ただ、医学部医学科の一部で、以下の表に見られるように、
実質的に理科3科目を対策しなければならない大学もあり
理科の科目選択は、志望校やその受験戦略によって大きく変化します。
【平成24年度 国公立大学医学部医学科 理科選択科目】 ※2
大学名 |
センター試験 |
2次試験 |
旭川医科大学 |
物・化・生→2科目 |
理科なし |
北海道大学 |
物・化・生→2科目 |
センター未選択科目を含む2科目 |
京都大学 |
物・化・生→2科目 |
センター未選択科目を含む2科目 |
奈良県立医科大学 |
物・化・生→2科目 |
物・化・生→2科目 |
九州大学 |
生→必須 物・化→1科目 |
物・化→必須 |
佐賀大学 |
物・化→必須 |
生物を含む総合問題 |
長崎大学 |
物・化・生→2科目 |
物・化・生→2科目 |
※2 下記リンクにさらに詳細な情報を掲載していますので、是非ご覧ください。
5月22日掲載 【宮城県 大学受験】 センター試験変更に伴う最新受験情報①
ここ2年、センター試験における生物の平均点は上昇傾向にあります。
受験生の学力レベルが1年単位で大きく変化することはまずありませんので
これは試験問題の難易度による変動と考えることができます。
難易度の易化が続くと、次年度入試は難化するということもよく言われますが
まずは基本に立ち返り、自分自身の苦手分野の克服に努めましょう。
【過去4年分 理科平均点】
平成20年度 |
平成21年度 |
平成22年度 |
平成23年度 |
|
生物Ⅰ |
57.64 |
55.85 |
69.70 |
63.36 |
化学Ⅰ |
64.21 |
69.54 |
53.79 |
56.57 |
物理Ⅰ |
64.55 |
63.55 |
54.01 |
64.08 |
地学Ⅰ |
59.68 |
51.85 |
66.76 |
64.30 |