2012年2月1日
『青森県 数学で遊ぼう』
数学が苦手というよりも、嫌い。
そもそも、やっていて楽しくない。
そんな声を聞くことがあります。
そこで、今回は少し数学で遊んでみましょう。
少しでも数学が楽しく思えれば幸いです。
連続する自然数を10個書いてください。
例)27、28、29、30、31、32、33、34、35、36
この10個の数字の和はいくつになりますか?
一瞬で求める必殺技があります。
「5番目の数字の後ろに5を書きくわえる」
ただそれだけです。
例題の場合は、5番目の数字は31なので、後ろに5を加えて315
実際に計算して出した答えと同じになります。
何桁の数字でも、このやりかたで和が出ます。
例)135、136、137、138、139、140、141、142、143、144
5番目の数字が139なので後ろに5を書き足して「1395」
「すごい。面白い」で終わっては数学の勉強になりませんので、種明かしをしましょう。
5番目の数字をnとおくと、
順にn-4、n-3、n-2、n-1、n、n+1、n+2、n+3、n+4、n+5となる
(例にあてると、5番目は139なので、1番目の数字は139-4、2番目の数字は139-3になりますね)
これを足すと10n+5となります
つまり、5番目の数字を10倍して5を足すわけですから、
単純に5番目の数字の後ろに5を書き足せば良いわけです。
このように、簡単な数字遊びでも、数学的な考え方、物の見方を身につけることができます。
みなさんも、数学を楽しみながら学習してみてください。