2015年6月26日
青森県 まずは知ろう、県立高校入学者選抜学力検査のこと
各地区での中体連も終わり、大部分の中3生はいよいよ受験シーズンに突入です。
この夏から一味違う自分へと成長し、勉強を頑張ろうと思っている方々
頑張るつもりだけどなんとなくしか考えていない方々
「まだまだ日にちがあるから」と余裕をもっている方々
様々な思いで受験シーズンを迎えることになると思います。
そこでまず把握しておいていただきたいこととして、
今回は、みなさんが受験する入試制度についてレクチャーしたいと思います。
1)一本化された受験機会
これはほとんどの方が把握されていると思いますが、
現在の高校1年生の高校受験から前期選抜・後期選抜が廃止され一本化された
「入学者選抜」となりました。
2)一般選抜と特色化選抜
学力検査と調査書、面接を選抜資料の基本として、各高校が必要に応じて、
作文、実技検査等を選抜資料に加える「一般選抜」と、
一般選抜と同じ選抜資料をもとに、各高校および学科の特色に応じて選抜資料の配点等を
一般選抜とは別に定める「特色化選抜」の二つの選抜法により「入学者選抜」は行われます。
この選抜法については、受験生側からどちらの選抜法で選抜されるかを選ぶことはできません。
学校ごとに先にどちらかからの選抜を行い、その定員外となった受験生の中から
もう一方の選抜法で選抜が行われます。
3)再募集
入学者選抜の合格者数が募集定員に満たなかった高校・学科等において、
その欠員数を補充するために行う選抜です。
学力検査は5教科まとめて50分のものを行います。昨年は26校36学科で再募集が行われました。
以上が、現在の青森県の高校入試の概要です。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という故事(ことわざ)があります。
まずは敵(入試制度)をきちんと知っておきましょう。
7月上旬には県教委から
「平成28年度青森県立高等学校入学者選抜における求める生徒像・選抜方法等一覧」が発表されます。
志望校の一般選抜と特色化選抜の募集割合や選抜基準(学力検査や調査書の傾斜配点 の有無など)を
確認しておきましょう!