2015年11月19日
青森県 中学教科書改訂のポイント
来年度より、中学校の教科書が改定されます。
改定のポイントとしてあげられるキーワードは『アクティブラーニング』です。
『アクティブラーニング』とは、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なる、
学習者の能動的な学習への参加を取り入れた授業形式のことです。
来年度からの教科書は、この点を重視し、活用問題を多く取り入れ、
『アクティブラーニング』を行いやすくするような題材の工夫が見られます。
例えば英語。
以前、このブログでも「変わる英検」というテーマで触れましたが、
「リスニング(聞く)」「スピーキング(話す)」「リーディング(読む)」「ライティング(書く)」という
4つの技能を満遍なく伸ばしていくことを目的に、現在文部科学省から改革案が提言されています。
それが形となったのが「CAN DOリスト」です。
「CAN DOリスト」とは「英語で出来る行動」をリスト化したもので、学習指導要領に基づく
学習到達目標として具体的に設定されたものです。また、それら4つの技能の元に行われる
「行動」が出来るかどうかが評価の対象となっていますので、
これまでよりもスピーキング力とリスニング力が求められる授業が展開されることになります。
次に数学。
数学における『アクティブラーニング』は、能動的な学習=自立学習を促したものになるということです。
そのため、教科書の巻頭に数学を学ぶことの意義や、身に付けた力が生きていく中で
どのように活かされていくのかのメッセージが掲載されています。
また、教科書自体が現行の教科書より9%ボリュームアップしており、
主に活用問題(応用問題)が増えています。
活用問題は基礎・基本の上に成り立つもののため、数学が苦手な中学生には
さらに大変となるかもしれません。
以上のように、これまでより学習が難しくなることも考えられます。
つまづいた瞬間に振り返り学習を行う必要があります。
しかし、一人ひとり、つまづくポイントはさまざまです。
学校教育だけで対応するのには限界があると言わざるを得ません。
トライでは完全マンツーマンによる1対1の授業を行うことができるため、
お子様に合わせたカリキュラムを設定し、授業を展開することができます。
新しい学習指導要領のもとだからこそ、トライのこれらの強みを生かすことが出来ると考えています。
学習面に関して、お悩み・ご相談等がございましたらぜひお問合せください。