2011年11月27日
東京都 【高校受験】冬休み前の勉強法
こんにちは。家庭教師のトライ東京校です。
定期試験が終了し、中学校の個人面談(三者面談)において「内申点」が告知されます。
このタイミングでモチベーションを下げないようにすることと、受験体制に切り替えることが非常に大切です。
<11月末~12月10日前後>
【内申の告知と私立単願、併願の決定】
内申は、各教科別に告知されることもありますが、「 9科で〇 5科で〇 3科で〇 」というように
示されることが多いようです。私立の単願は各高校ごとに基準を設定しています。
クリアしていれば基本的には出願となります。併願も同様ですが、併願の方が数ポイント高めです。
<推薦基準の一例(単願 : 第一志望で合格したらその高校に進学する)>
・中大杉並 9科38 ・日大鶴ケ丘(普) 9科35 ・専修大学附属 9科34
・広尾学園(医進・本科) 5科22 ・成立学園(選抜) 5科20 ・実践学園(特進) 5科18
※ 9科、5科、3科複数の条件がある場合と、いずれかでよい場合とは高校によって異なります。
※出席日数、英検や数検、漢検等の資格等の設定が高校によって異なります。
※必ず受験校、または中学校の先生に確認をとってください。
※単願、併願については19日のブログ「受験校の選び方(第一志望・併願校)②」をご覧ください。
【モチベーション管理と勉強の進め方】
第一志望を変更する/しないについて悩む時期です。そのため勉強が手つかずになったり、
投げやりになってしまうことがあります。一時的な現象であることが多いのですが、
受験までの日数を考慮しますと、しっかり勉強時間を確保したいところです。
① どこを受けるにせよ得点源科目の勉強は徹底的に!
モチベーションが下がり気味の時にはなかなか苦手科目の解決には取り組めません。
得意教科の力が落ちないように、最低でも得意教科はしっかり勉強しましょう。
② 暗記モノ(英語:動詞の意味と活用 社会:三権分立、選挙制度 など)は継続的に!
何もしないと日に日に知識の記憶は薄れます。
③ 苦手教科を克服する!
苦手教科は自分ではなかなか解決できず、かつ非効率な勉強をしてしまいがちです。
苦手教科は、計画を立てて、アドバイスしてくれる人を見つけて無駄のないように取り組みましょう。
<12月11日~冬休み直前クリスマスまで>
【都立 自校作成校が第一志望】
日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 新宿高校
隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など
自校作成校の推薦入試は、非常に厳しい入試です。「ほぼオール5、英検準二級を持っている」という
ような受験生が大半です。その中での選抜ですから、推薦対策に時間を割くのではなく、2月23日を
目指して徹底的に特訓しましょう。理科、社会は冬休みに集中的に見直すことをお勧めします。
「クリスマスまでに英語、数学の不安点を徹底的に解決する」のが合格への近道です。
【都立 共通問題校が第一志望】
共通問題校の推薦入試は、学校により考え方が異なります。
推薦で合格したい場合、基本的には、一般入試の合格可能校より2~3ランク落とすことが多いようです。
上位校は、内申5が過半数以上という受験生が中心です。中堅校でもオール4前後の受験生が中心です。
やはり、2月23日を目指して勉強する必要があります。
過去問演習に入れる受験生はそろそろ過去問に取り組んでよい時期ではありますが、
まだ学力的に到達していない受験生は、過去問演習はもう少し先に伸ばしましょう。
① 英語をもう一度徹底的に勉強する(英語は受験校に関わらず平均点が高い科目)
② 足を引っ張る科目と一番得意な科目の勉強を進めていく
【私立高校が第一志望】
複数校受験する場合は、必ずすべての受験校の過去問に取り組むようにしましょう。
3校以上受験する場合は12月の初めには過去問演習をスタートさせておく必要があります。
冬休みは弱点強化の時期です。クリスマス前までの期間は、再度暗記モノの徹底と得意教科の再点検
をお奨めします。
(注意点)合格確約型の推薦を受ける場合 ・・・
一般入試の受験生は冬の受験勉強を通じて学力を高めて入学します。推薦で進学する場合、
学力維持をしておくかどうかが入学後のポイントです。特に「大学受験でも推薦を活用したい」という方は要注意です。
大学受験では三年間の平均評定(高1の評定、高2の評定、高3一学期の評定の平均)を使用します。
高1の始めでつまずいた時点で推薦は厳しくなります。特に、英語は力の差がはっきり出がちです。
英語に関しては、継続的に勉強をすることを強くお奨めします。
2011年11月24日
東京都 【中学受験】冬休み前の勉強法
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
中学受験まで残り70日弱、約10週間です。
体調管理とモチベーション管理、合格最低点をクリアするための総仕上げの3つがポイントです。
冬休みは、まとまった時間を活用できる最後のチャンスです。最大限活用しましょう。
【合格最低点をクリアする】
<時間配分のポイント>
・受験校別、科目別の目標点数を目指す
・高得点が狙える科目、得意科目に磨きをかける
・苦手科目は目標最低点を設定し、やみくもに勉強しない
上記3点を押さえた上で冬休みの勉強時間を最適化することが、冬休みの受験勉強のコツです。
<過去問演習の絶好のチャンス>
冬休みは、受験本番を想定した過去問演習を行う絶好のチャンスです。くわしくは11月3日のブログ
(東京都 中学受験:過去問演習法)をご覧ください。過去問演習により得られる受験戦略は一人ひとり異なります。
お子様に最適な戦略を、過去問演習を通じて見出してあげたいものです。
<暗記はクイズ形式で>
国語では、以下の4点は志望校の出題傾向に合わせて、もう一度チェックが必要です。
・ことわざや慣用句、四字熟語
・語彙問題に難問が出題される(早稲田 豊島岡女子 など)
・文学史が出題される(慶応義塾中等部 跡見学園 など)
・文法問題が出題される(巣鴨 三輪田学園 など)
理科、社会は、隙間の時間に一問一答形式の問題集を活用することをお奨めします。
できれば、蓄えた知識を想起しやすいようにパターン化することをお奨めします。
例) 朝食前の10分は社会を一問一答形式で/寝る前の10分はことわざ慣用句
テストを解きながら「確か覚えたはずだけど…」というときに、朝食前や寝る前の光景を思い浮かべることで、
記憶を呼び覚ませることがあります。また、家族でゲームのように問題を出す⇒答える、という学習法もお奨めです。
受験生本人が出題者になるのも効果的です。
<お子様オリジナルの学習プランを>
お子様に必要なこと(科目、単元、習熟レベル)と不要なことを、出題傾向とお子様の到達度から明確に
打ち出してあげることをお奨めします。冬期講習も場合によっては受講する科目・しない科目の判断が必要になります。
特に、勉強量を科目別に濃淡をつける必要があるケースや、
受験校の予定数が多く過去問演習にもっと時間を取りたいという場合は、注意が必要です。
【体調管理】
朝晩は冷え込み、日中は暖かかったりと、体温調節に気遣いが求められます。
食事、睡眠、体温調節の3つは、保護者の方がしっかりチェックをしてあげてください。
冬休み中は、学校がなかったり午前中に冬期講習がなっかりすると、ついつい深夜1時、2時まで
勉強してしまうことがあります。学習効率と朝型への切り替えを考えると、非効率になっているかもしれません。
【モチベーション管理】
<声かけの注意点>
何よりも受験生本人が一番不安を感じています。まだ11歳、12歳の子供です。
大人でも大事な試験や商談の前は緊張しますし不安を感じますから、子供であればなおさらです。
「励まし」と「今日の取り組みへの評価」をうまく取り入れてあげましょう。ついつい不安から、
子供に対して、「あなた大丈夫なの?」「やる気あるの?」と結果的に不安をあおる問いかけをしていたり、
「今まで勉強していないからよ!」と、子供からすれば今言われても答えようがないことを言ってしまうことがあります。
また、親子のはずが「上司と部下」のように指示や確認を細かく行いすぎているケースもあります。
その一言を発することによって『子供が笑顔になり、やる気がアップする』かどうかを一呼吸おいて
想像してから声をかけてあげるようにしましょう。
<イベントを盛り込む>
「合格祈願に親子で出かける」 「志望校まで出かけて校門から眺める」
一分一秒を惜しんで勉強時間を確保したい時期ですが、心に不安や迷いがあるときは、
モチベーションが上がるようなイベントを差し込ことも効果的です。
<できているところ、伸びたところを確認する>
過去の模試・テストの結果や、過去問演習の結果を振り返り、夏と比較して伸びたところを再確認してみましょう。
「算数が偏差値7あがっている」「苦手な社会で半分以上正解するようになった」など、
がんばってきた成果をもう一度親子で共有してみましょう。
コツはただ一つ、「できていないことや伸び悩んでいることには触れない」ということです。
誰よりも本人が自覚しています。成果を実感し、家族が共有すると、やる気が上がってくることでしょう。
2011年11月23日
東京都 【大学受験】受験校の選び方(第一志望校・併願校)
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
大学入試センター試験が1月14日(土)、15日(日)に実施されます。
国公立を狙う受験生にとっては最初の関門、また、ご存知のように近年は私大も多数が
センター試験を選抜に活用しています。受験生にとっては、多数の学校に出願できる反面、
それに伴う受験料の負担増もあり、保護者の頭が痛いところです。
【基本はキャリアイメージ】
・資格取得しキャリアを積む (医学部 など)
医師を目指すならば医学部、歯科医師を目指すならば歯学部、薬剤師を目指すならば薬学部、
獣医師を目指すならば獣医学部、というように、将来の希望=国家資格かつ学部卒業が要件に
なっている場合は非常に分かりやすいです。
また看護、理学療法士などの場合は、学部名・学科名が特色に合わせてつけられていますから
しっかり調べる必要があります。
法律家(裁判官、検察官、弁護士)になりたい(法学部)、一級建築士の資格を取りたい(建築学科など)、
公認会士の資格を取りたい(経営学部、商学部など)、などの目標も非常に分かりやすいですね。
学校の教師に関しては、教育学部に進学する方法と、別学部に進み、教職課程を履修する方法が
ありますが、小学校、中学校、高等学校どの免許が取れるのか含め調べておく必要があります
・就きたい職業、学びたい分野に関することを学ぶ
グローバルに働きたい(国際関係、国際経済など)、バイオテクノロジーを学びたい(農学部など)
というように方向性が見えている場合は、学部・学科を決めた上で、受験校をレベル別に決めていきます。
【受験科目で絞り込む】
まずは文系、理系で分けて考えますが、私立大学に関しては境目があいまいになってきました。
要因としては受験機会の複数化による多様化(同一大学・学部の試験が複数回設定)があげられます。
例えば、ほとんどの大学の学部・学科が「数学」で受験可能です。英語をベースに、
後はどの科目で受験するのかを3~4科目決めた上で、受験可能校を探す方法があります。
注意したいのは、「1科目受験」「2科目受験」「英語が不要」「理系で数学が不要」というケースです。
基本的に高倍率であり、同じような思考で受験生が集まりますから、本当に自分にとって有利なのかを
冷静に検討する必要があります。
【学部問わず行きたい大学】
「〇〇大学に行きたい」というケースでは、学部を問わず受験することが多くあります。
「早稲田大学でラグビーをやりたい」という受験生ならば、人間科学部、スポーツ科学部、法学部、
政治経済学部、商学部… 受験可能な全ての学部に出願するでしょう。
その場合、押さえ、すべり止めの大学、学部の決定が甘くなりがちです。
その大学に行けない場合を想定すると、 【基本はキャリアイメージ】 【受験科目で絞り込む】
の2点を踏まえて早めに検討が必要です。
【併願校選びは慎重かつ早めに】
大学受験は、中学受験と同様に受験校別の対策は難関大学になるほど必須です。
とはいえ過去問(赤本)も解かずに合格通知が手にできるほど入試は甘くありません。
「滑り止めのはずが不合格だった」「模試の判定がA判定だったのに不合格だった」というケースがあります。
これは、模試の偏差値上の結果だけで出願し受験していることが原因であることが大半です。
1月に入って「日程に空きがあるから願書を出す」場合でも、最低過去3年分は赤本に取り組み、
出題形式(試験時間、大問数、マークか記述か)や出題傾向を押さえましょう。
まぎわであわてないためにも、夏までにある程度目安を立てておくことをお奨めします。
【AO・指定校推薦・公募推薦】
大学入試選抜の方法は多岐にわたります。AOについては夏前からスタートします。
希望する大学、あるいは学部、学科については検討の余地があります。
・AO入試の注意点
人気のある大学の場合は軒並み高倍率ですから、平行して一般入試の準備を進める必要があります。
特にAO入試では志望動機や将来のヴィジョンの明確さがとわれますから、とりあえず受けるというのは
あまりお勧めしません。上記の【基本はキャリアイメージ】の考えをもとに受験校を選ぶとよいでしょう。
2011年11月19日
東京都 【高校受験】受験校の選び方(第一志望校・併願校)②
前回に引き続き、高校受験の受験校の選び方のポイントです。
【私立高校を第一志望校にする場合】
都内の私立高校の大半が推薦入試(概ね定員の50%)を実施し、多くの場合、
推薦入試(単願)受験者が推薦で不合格となった場合に一般入試で再受験をすると優遇されます。
私立高校を第一志望にする場合は、とにかく推薦入試を受験することが重要です。
【併願校選び】
併願(滑り止め)は、なるべく合格確約に近い併願推薦を受けるようにしましょう。
「B推薦」など、高校により名称が異なる場合があります。一般入試の際に優遇される受験の方法です。
推薦がない一部難関校を除き、ほとんどの私立高校が併願を実施します。
併願で多数の合格者が出るため、併願せずに一般入試を受験する場合は狭き門である点に注意が必要です。
【附属高校選び】
内部進学が多数の高校(慶応義塾普通部、早稲田高等学院、早稲田実業、専修大学附属など)なのか、
外部進学が多数の高校(国学院久我山など)なのかを調べておきましょう。
また、キャリアイメージと合致するかどうか、学部の選択肢は多いか少ないかも知っておく必要があります。
医学部がある … 慶応義塾普通部、慶應女子、日大二 など
学部が限定されている … 東京電機大学附属、工学院大学附属 など
【特進科(コース)がある場合】
中堅とされる私立高校が、大学進学実績を伸ばすために、カリキュラムを設定したコースを設けるケースが
非常に多くなっています。カリキュラムは総じてハードですが、高校生になってからぐんと伸びる生徒は
少なからず存在します。大学進学を希望する場合は、なるべく特進科(コース)を選ぶことをお勧めします。
(実践学園、杉並学院 など多数)
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
定期試験真っ最中、今月末には「内申」が中学校より提示され、出願校を決めることになります。
今回は、行きたい学校選びの視点ではなく、入試の仕組みなどから考えていきます。
【出願校の締め切りはいつ?】
11月下旬から12月1週目にかけて、中学校で個人(三者)面談が行われます。
・三者面談時に決定、その後変更できないもの
1. 私立高校の単願推薦
2. 私立高校の併願
・願書提出(出願)まで変更ができるもの
1.都立高校の推薦入試 と 一般入試
※ 出願書類の準備、自己PRカードの準備が事前に必要です。
2.私立高校の一般入試(併願なし)
都立高校については、三者面談で決めた高校を後から変更することが可能です。
悩んでいる場合は、第一志望校で相談をされることをお勧めします。
【都立高校の第一志望校・受験校】
大きくは推薦入試と一般入試に分類されます。
推薦入試は内申と面接、高校によって小論文、作文、実技が課せられます。
内申の扱いは各高校により異なりますので、学校別に調べる必要があります。
一般入試は基本的に5教科の学力検査の点数と内申点を合計して選抜します。(一部3教科実施あり)
また学力検査:内申点の比率が学校により異なります。
一部の進学校では「自校作成問題(高校が独自に作成した問題)」で試験を行います。
<自校作成問題を出題する主な高校>
◆国語・数学・英語の3教科
日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 新宿高校
墨田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など
◆英語1教科
国際高校
①自校作成校の受験可否
自校作成校受験の場合、入試で何点取れるかが合否を決めます。内申が目安を下回っていても
本番で逆転する戦略を立てることが可能です。逆に本番に不安がある場合は再考が必要です。
②学力検査と内申の比率で考える
7:3(入試の点数を700点満点、内申点を300点満点で計算)⇒入試本番で力を発揮したい
※ 自校作成校、上位校を中心に採用
内申1点=本番の約4.2点分(1教科100点満点)≒本番の1問分
6:4(入試の点数を600点満点、内申点を400点満点で計算)⇒内申を多少は生かしたい
※ 中堅校を中心に採用
内申1点=本番の約6.5点分(1教科100点満点)≒本番の1.5問分
5:5(入試の点数を500点満点、内申点を500点満点で計算)⇒内申点を有効に使いたい
※ 一部の高校が採用
内申点1点=本番の9.8点分(1教科100点満点)≒本番の約2問分
2011年11月16日
東京都 【中学受験】受験校の選び方(第一志望校・併願校)
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
過去問演習は順調に進んでいますでしょうか。
受験校の絞り込みの最中で、まだ過去問にとりかかっていないという受験生もいることでしょう。
また、第一志望の中学の過去問には取り組んでいるものの、
併願校が決まっていないため、うまく進められていないという受験生も少なくないと思います。
偏差値上はクリアしていても(模試でA判定であっても)、
準備が充分でなければ合格最低点をクリアできないということは多分に起こります。
「すべり止めのつもりが不合格になってしまった」というリスクを軽減するためにも、
早めに併願校を決めて過去問演習を行うことをお奨めします。
【第一志望校の選び方】
ベストは 「 行きたい学校 = 第一志望校 」 とすることです。
行きたい学校をみつけることに悩んでしまったり、今の六年生のように
受験が近づいて最終的に決めなければならなくって焦っていたりすると思います。
以下のポイントを参考に志望校を選んでみてください。
<行きたい学校を選ぶ>
1.キャリアデザイン方式
「将来は医師になりたい」「宇宙について研究したい」など、夢が比較的はっきりしている場合は、
その目標を達成できる最短ルートを探すことになります。
例1) 「将来は医師になりたい」
大学の医学部に進学する必要がある
⇒ 医学部のある大学の附属校(慶応義塾中等部/日本大学の附属など)
医学部進学実績の高い進学校(開成中/巣鴨中など)
2.特定のスポーツを継続したいが大学も選びたい
「ラグビーを大学まで続けたい」「野球を続けたい」など、文武両道で実績のある学校に進学をしたい場合は、
伝統や大会実績などを参考にします。
例2) 「スポーツ伝統校で活躍したい」
⇒ 明治大学でラグビーをやりたい(明大付属明治/明大中野など)
⇒ 早稲田で野球をやりたい(早稲田実業)
⇒ 甲子園を目指したい(日大三/帝京 など)
3. 1.2に該当しない場合
主人公であるお子様の性格や興味関心を考慮することと、保護者の方の子育ての考え方をまずは整理します。
家族として行きたい学校のイメージを持ちましょう。特に私立の中学校は様々な特色を打ち出していますから、
行きたい学校のイメージを持たないまま調べたり学校説明会に参加すると、どの学校も良さそうに感じて迷う要因となります。
・子供の性格に合う学校はどんな学校? (クラスの人数、雰囲気、部活動 など)
・将来の選択肢はどうあってほしい? (進学実績、文系に強い、理系に強い、カリキュラム、学習進度 など)
・学校のカラー (宗教、行事、活発さ、落ち着き など)
・通学の所要時間は最大どれくらい?
<6年生=最終的な第一志望を決定する>
なによりも、合格の可能性がどの程度あるのか?が一番のポイントになります。
変更の可能性が強い場合は、第二志望をスライドさせる際に、根本から考え直す場合があります。
根本から考え直す場合は、「現在の偏差値の±5ポイントの範囲かつ通学可能圏内」というように、
絞り込み条件を決定してから学校案内をチェックし、必要に応じて学校訪問をしましょう。
いずれにせよ時間がないので即行動が必要です。
【併願校の選び方】
<チャレンジ校選び>
中学受験の鉄則の一つに「第一志望の学校は全日程受験する」というのがあります。
偏差値が上昇してきた受験生の中には、この時期にチャレンジ校受験を考えて、
チャレンジ校受験日と第一志望校の初日が重複した場合、受験日が複数あるからと
初日をパスしてチャレンジ校受験を選ぶケースがありますが、リスクを伴いますので十分検討しましょう。
<第二志望~滑り止め校>
第二志望、あるいは滑り止め校であっても、6年間通うことを想定し、第一志望以上に吟味が必要です。
第一志望ではない学校に通うことになったとしても、モチベーションを維持し充実した時間を過ごしましょう。
選び方は第一志望に準じた考え方をもとに、偏差値レベルを下げて考えます。
偏差値上の2~3ポイントの差は、ある意味誤差の範疇です。
できれば5ポイント以上の差を目安に考えるとよいでしょう。
<注意したい、急きょ都立一貫校受験>
間際で急遽、都立中高一貫校を受験しようと考える受験生も増えています。
通常の国立・私立中受験とは準備が異なりますので注意が必要です。
都立中高一貫校についてはこちらをご参照ください。
2011年11月13日
東京都 塾・予備校と家庭教師の活用法
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
大学受験生は、赤本を使っての実践演習、大学入試センター試験対策を行っている時期です。
高校受験生は、内申が最終的に決まる最後の定期テストに向けてがんばっているところでしょうか。
中学受験生は、過去問にとりかかり弱点強化の真っ最中でしょう。
1:1、マン・ツー・マンの学習指導の効用はすでに知られているところですが、
塾や予備校と組み合わせて効果をあげているケースもあります。
特に医学部受験、中学受験では受験校別の傾向に合わせた対策が有効であるため、
家庭教師と併用もしくは家庭教師への切り替えが増えています。
中でもなかなか成果が見えない受験生を中心に増加しています。
【 1:1指導が有効な医歯薬系大学受験 】
和田秀樹氏が唱えるように、医学部、歯学部、薬学部の受験には1:1の教育が効果を発揮します。
試験の形式や傾向が大学ごとにはっきりしているため、受験校に狙いを定め、効率よく受験勉強を進めやすいためです。
「医学部を目指す=難問が解ける」というイメージがあるせいか、基礎を飛び越えてひたすら難問を解くことに終始してしまったり、
志望校に不要な単元や不要なレベルの問題にまで手を広げてしまい、非効率かつ得点力に結び付かない学習をしている
受験生が多いようです。
一人ひとり、受験校の傾向と現状の学力を元に学習計画をきちんと立てて実行することが 合格への最短ルートですから、
思い切った対策を打つ必要があります。
浪人生の場合は、予備校の午前中の授業を選択することで、通学=生活のリズムを保つ、という効用が期待できます。
また、科目別に見て、すでに合格ラインに達している科目や得点源の科目については、さらに得点アップを目指すために
予備校で難問に挑戦することは一定の効果が期待できます。
ただし、苦手科目や合格ラインに到達していない科目や、過去問を解いてみたら思ったように点数がとれない科目については、
すぐにでも基礎から勉強するべきです。予備校の進度に合わせることよりも、問題解決を最優先するべきです。
すでに志望校合格ラインに達している場合や過去問で合格点を十分クリアできている場合は 予備校を、
そうでない場合は1:1の家庭教師の指導が合格への最短ルートと言えます。
【 国立・私立中学受験 】
中学受験の勉強のスタートは、難関中を目指す場合は3年生から。遅くても4年生からは塾に通う形が多いようです。
基礎学力があり能動的に勉強するタイプの場合は楽しく塾で学べるので、塾だけで成績をキープできるようです。
首都圏の中学受験対応の塾は、テストとそのテストに合わせた講義を提供し、宿題を出すところまでを担います。
理解をするために必要な家庭学習については、生徒本人と家庭に委ねているようなところが大半です。
そのため、必然的に家庭でのケアが必要ですから、保護者の協力が必要不可欠です。
ところが、“宿題を終わらせること”が目的になってしまったり、場当たり的な勉強になってしまったりするため
伸び悩んでしまうことが起こりがちです。
ついつい伸び悩みの要因を「やる気」の無さにしがちですが、実は、理解が不十分なまま宿題を消化せざるを得ず、
その結果、組み分けテストで結果がでないという悪循環に陥っていることがほとんどです。
この点に気付いている方は、苦手科目や伸ばしたい科目については家庭教師の指導を組み合わせるケースが増えています。
受験生にとっては、一人ひとりに合わせた、意味のある過去問指導が必要です。
一人ひとりに合わせて、時間配分や問題を解く順番を、受験する本人が最大限のパフォーマンスを発揮できるように
カスタマイズしてあげたいところです。
また、合格点を取るために、どの科目のどの単元を強化するべきなのかをジャッジし、基礎から固め直す必要があります。
そのために家庭教師、特にプロ家庭教師の指導が効果的です。
【 中学受験・都立中高一貫校対策は家庭教師 】
ご存じのように、私立中学受験とは一線を画す「都立中高一貫校」の入試。
各校が知恵を絞って作りこまれた検査問題は、小学生にとって難しい問題です。
ベースになる基礎学力を身につけること、問題を読み取り整理して答案を作ること、文章で表現することを
考え方から答案の書き方まで一から教わる必要があります。
また、受験校によって出題のスタイルや傾向が異なりますから、「白鴎中」対策、「小石川中」対策、
というように受験校別に仕上げの対策をとりましょう。添削指導だけでは心配です。
【 一貫校の内部進学対策・高校生の進級対策 】
学校の進度、試験のタイミングは、都立・私立問わず高校ごとに異なります。
学校の授業と密着した勉強を進めるべきであることは自明なのですが、
中には進度が合わない塾や予備校に通う生徒も少なからず存在します。
テスト前は学校のテスト対策をやってくれるという塾もありますが、
テストの直前だけカリキュラムを中断してテスト対策をするとなると、
付け焼刃のテスト対策であったり、プリントや問題集のコピーをもらって満足してしまうことがあります。
また、塾や予備校の通常の授業は、その塾や予備校のカリキュラムに沿って進みます。
その時の単元がわからないままということにもなりますからかえってマイナスになることも考えられます。
学校の授業と歩調を合わせながら、学習量を調整することが大切ですので
自分の学力と学校の進度と両方を組み合わせた1:1の指導が最も効果を発揮します。
【 部活や習い事と勉強の両立 】
部活や習い事をしている生徒が大半です。
通学に時間がかかるケースや帰宅時間が遅いケースで心配なのは「帰ってきたらまず寝る」ことが習慣化している点です。
つまり家庭学習がほとんどゼロであったり、夜中に起きて少しだけ勉強したりするのですが、成績がじり貧になり、
その結果進学意欲や将来の夢に向かうモチベーションが下がってしまうことがよく起ります。
眠くても、眠りかけても、最低限の学習量を確保することが必要です。
家庭教師の先生は、眠そうな生徒を励ましながら勉強させることができる手段でもあります。
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
大学附属校の高校三年生は、ほぼ内部進学の可否が決まり、卒業準備または受験準備に
取りかかっている時期です。
内部進学には小学校⇒中学校、中学校⇒高校、高校⇒大学、とそれぞれステップがあります。
また、進学の条件も各学校毎に設定されています。
【事前に把握しておくべきこと】
1. 内部進学に必要な条件
・必要な成績の基準 内申点、実力テスト( 例 : 日大系列の統一テストなど )
・必要な出席状況
・必要な資格、あると有利な資格(英検など)
2. 現状の成績と基準との差分
・基準に達していない科目が解決可能かどうか
3. 生徒本人の内部進学の意思
・希望する学部学科が大学にあるかどうか
・学校生活、部活動の状況
4. 評定値(内申)はいつのものを使うのか
・三年間の平均なのか、三年時の成績のみなのか
【内部進学のための目標設定】
一にも二にも、内部進学に必要な成績の基準をクリアするための学習プランが必要です。
1.特定の教科の成績基準が高い場合 = 傾斜型学習プラン
大学の学部指定の場合に多くあります。
例) 理工学部: 数学、物理が評定平均4.2以上 他は3.5以上
大学進学の他にも、中学から高校への内部進学時に英検準二級以上取得、などの基準がある場合もあります。
このパターンは必然的に科目別に傾斜をかけた学習プランをつくりましょう。
苦手教科、前回点数が悪かった教科、というような場当たり対策は、結果的に評定値が平均的になりがちです。
特に高校生は、一年時から4.0以上が必要な教科は、常に優先して学習することが必要です。
2. 評定平均値が基準の場合(中学⇒高校、高校⇒大学)
学校によってばらつきはありますが、基本的に中学⇒高校への進学の場合は中三の評定の平均、
高校⇒大学への進学の場合は高一から高三の時につけられる評定の平均を採用することが多いようです。
必ず、自分の学校がどの算出パターンなのか確認しておきましょう。
ポイントは、「基準を満たすための目標を、でこぼこをつけて作る」ことです。
例えば、評定平均3.5以上を目指す場合、「評定4が半分、後は3」が基準になります。
ただし思惑通りの結果が出るとは限りませんから、まずは見込みを書き出してみます。
わかりやすくするために、英語、英語演習、数学、数学演習、現代文、古典、世界史、地理、化学、生物
の10教科ある場合で、目標設定の例を挙げてみます。
【現状】
英語 4 (得意)
英語演習 4 (得意)
数学 3 (苦手) ⇒ 2になるかもしれない
数学演習 3 (とても苦手) ⇒ 2になるかもしれない
現代文 3 (ふつう)
古典 3 (ふつう)
世界史 5 (とても得意)
地理 3 (ふつう)
化学 2 (とても苦手)
生物 3 (ふつう)
合計 33 評定平均3.3 基準を下回る! ⇒ 目標の作りこみが必要
↓各教科の目標評定を以下のように設定します。
【目標】
英語 4 → 5 (得意) : 数学や化学が伸び悩んでも基準をクリアさせるため!
英語演習 4 → 4 (得意) : 演習は実力テスト型なので5を狙うが4は最低でもクリアする!
数学 3 → 3 (苦手) : 2になるかもしれないが3を狙う勉強スタイル。
数学演習 3 → 3(とても苦手) ⇒ 2になるかもしれないが3を狙う勉強スタイル。
現代文 3 → 4 (ふつう) : テスト前の勉強時間を確保し4を狙う。
古典 3 → 3 (ふつう) : あまり好きではないので3を維持する。
世界史 5 → 5 (とても得意) : 得意な世界史は負けたくないので、むしろ点数アップしてクラス1番を狙う。
地理 3 → 4(ふつう) : 勉強時間を確保すれば点数が取れそうだから4を狙う。
化学 2 → 3 (とても苦手) : 苦手だが3を狙う。
生物 3 → 3 (ふつう) : 他教科に勉強時間を使いたいから、3を維持する勉強。
合計 36 評定平均3.6 基準+0.1
というように、目標を明確化します。目標が明確になったら次は学習計画を立てて実行です!
2011年11月12日
東京都 中学受験:都立中高一貫校 学校一覧
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
注目を集める都立中高一貫校。大きくは、高校募集がある附属校と高校募集のない中等教育学校の
二つに分類されます。また各校がそれぞれ特色を打ち出しています。全10校を整理してみます。
【附属校と中等教育学校】
附属中学校(全5校 高校募集あり) 白鴎 両国 富士 大泉 武蔵
中等教育学校(全5校 高校募集なし) 小石川 桜修館 南多摩 立川国際 三鷹
【附属中学校一覧】 全5校
白鴎高等学校附属中学校 (江東区 最寄りの目安:新御徒町駅)
募集:4学級160人 ※特別枠あり。詳細はひとつ前のブログ参照
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2 ※特別枠は報告書 面接 実技検査(実技はBの囲碁・将棋のみ)
両国高等学校附属中学校 (墨田区 最寄りの目安:錦糸町駅)
募集:3学級120人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
富士高等学校附属中学校 (中野区 最寄りの目安:中野富士見町駅)
募集:3学級120人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
大泉高等学校附属中学校 (練馬区 最寄りの目安:大泉学園駅)
募集:3学級120人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
武蔵高等学校附属中学校 (武蔵野市 最寄りの目安:武蔵境駅)
募集:3学級120人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2.3
【中等教育学校一覧】 全5校
小石川中等教育学校 (文京区 最寄りの目安:千石駅)
募集:4学級160人 ※特別枠あり。詳細はひとつ前のブログ参照
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2 ※特別枠は報告書 作文 面接
桜修館中等教育学校 (目黒区 最寄りの目安: 都立大学駅)
募集:4学級160人
検査等の方法: 報告書 適性検査 作文
南多摩中等教育学校 (八王子市 最寄りの目安:京王八王子駅/八王子駅)
募集:4学級160人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
立川国際中等教育学校 (立川市 最寄りの目安:立川駅からバス)
募集:4学級160人 ※海外帰国・在京外国人生徒枠あり。詳細はひとつ前のブログ参照
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
※帰国・在京枠は成績証明書等・面接・作文(面接・作文は日本語又は英語)
三鷹中等教育学校 (三鷹市 最寄りの目安:吉祥寺・三鷹・仙川 からバス)
募集:4学級160人
検査等の方法: 報告書 適性検査1.2
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
都立中高一貫校への注目が大変高まっています。10月17日のブログでも触れましたが、
都立中高一貫校の一期生(白鷗)が大学受験を迎え、東京大学に5名、一橋大学に2名、
早稲田大学に38名、慶応義塾大学に15名、という結果を出しました。
難関大学合格の実績を残せるかどうか懐疑的な見方もありましたが、この結果を受け、
都立を候補から外して考えていた受験生や保護者の方が、目標を都立に切り替えるケースも見受けられます。
よって、倍率増、志願者のレベルアップを想定した受験対策が必要です。
今回は、都立中高一貫校の募集別の日程をみてみます。
【出願日と入試日】
※出願日、試験日は全中学校共通です。
特別枠、一般枠は、願書は郵送です。出願日を指定した配達日指定郵便で発送します。
海外帰国・在京外国人生徒枠は、願書は窓口への持参になります。
詳細は募集要項(学校説明会、ホームページ)を確認してください。
<特別枠募集>
※白鴎高等学校附属(16名程度)、小石川中等教育学校(5名程度)の2校のみ募集
願書受付日 1月19日(木)20日(金)
入試日 2月1日(水)
合格発表日 2月2日(木)
※白鴎の特別枠募集
区分A(10名程度)
… 国語、算数、英語のいずれかの分野で卓越した能力を証明する資格あるいは検定結果のある者
区分B(6名程度)
… 日本の伝統文化について、囲碁・将棋、邦楽(三味線、箏、囃子)、邦舞・演劇(日本舞踊、歌舞伎、能、狂言)
のいずれかの分野に継続して取り組み、上級の資格や卓越した能力のある者
※小石川の特別枠募集
… 自然科学分野の全国的なコンクール等に入賞し、入学後もその能力の伸長に努めることのできる者
<一般枠募集>
願書受付日 1月19日(木)20日(金)
入試日 2月3日(金)
合格発表日 2月9日(木)
<海外帰国・在京外国人生徒枠募集>
※立川国際 中等教育学校のみ募集(募集人員30名)
願書受付日 1月15日(日)16日(月)
入試日 1月26日(木)
合格発表日 2月1日(水)