教育プランナーブログ

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ハリウッド映画にリメイクされて、改めてその魅力を感じさせた三国志

「三国志」とは、中国の三国時代について書かれた歴史書のことですが、

映画や漫画の元になっている明の時代の小説「三国志演義」の方が有名ですね。

 

歴史書「三国志」は魏を、小説「三国志演義」は蜀を正統とするという違いはあるものの、

その圧倒的なスケールと魅力ある登場人物により、あらゆる派生作品が作られています。

そして、この三国志の世界からは数多くの故事成語が生まれています。

 

「千載一遇」

劉表の死後、荊州を継いだ息子の劉琮は曹操に降伏を迫られた際、

曹操が油断している今こそ千年に一度遭遇できるかどうかの攻めるチャンスだと

進言したことに由来しています。

 

「破竹」

三国時代の末期、蜀は滅び、魏はクーデターにより晋へと変わりました。

晋は残る呉を攻め、滅ぼすまであと少しのところまできていました。

その際の軍議において、一旦退却すべしとの意見に対し、晋の将軍が

「今はわが軍に勢いがある。竹を割くときに最初の節を割ってしまえば

後は竹のほうから割れていくのと同じようなものだ。このまま進むべき。」と

進言した言葉が元になっています。

 

「三顧の礼」

劉備が諸葛孔明を招くために、草庵に三度も訪ね、臣下として招くことに成功したことから、

目上の者が丁重に礼を尽くしてお願いすることを意味するようになりました。

最期の三顧の礼は三国志の中でもとても重要で、

劉備亡きあとも主君のために最後まで国に尽くしたことに繋がります。

 

少し前のニュースでも総理大臣が経済財政政策担当大臣を起用した際に

この言葉が使われていましたね。

時代は変わっても、礼節を持って人に接することはとても大切なことです。

劉備のようにとはいかなくても、相手を思う気持ちや相手を気遣う気持ちは

忘れずにいたいものですね。

 

故事成語は、漢文の問題として定期テスト大学入試によく出題されます。

初めて見る漢文を現代語訳し、読解問題を解く力を養うことは重要ですが、

最初から内容を知っていれば、効率良く得点することができます。

 

古文でも、源氏物語枕草子徒然草などの現代語訳版が書店で購入できますので

興味があれば、ぜひ買って読んでみてください。

内容が頭に入っている状態で原文を読むと、単語の意味助動詞の意味なども

理解しやすくなると思います。

 

漢文の勉強の仕方

 

漢文は読解力が重要です。以下の4つを繰り返して読解力を強化しましょう。

 

漢文白文の状態でノートに書き写し、それに訓点をつていく

漢字の意味を考えながら訳文を書く

分からない漢字や単語は丁寧に調べる

余裕があれば文の歴史的背景を調べる 

 

是非お試しください!!

 魏・呉・蜀     

写真左:【魏・呉・蜀の勢力図】

写真右:【劉備・張飛・関羽 桃園の誓い】

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