2011年5月30日
『青森県 努力を始めるきっかけ』
私は中学生の時、英語の授業がとても好きでした。
授業はしっかり聞いていたのですが、部活が忙しかったこともあり
家ではほとんど勉強していなかったので、テストの点数は伸び悩んでいました。
しかし、あることをきっかけに英語への意識が変化し、家でも一生懸命勉強するようになりました。
私には8歳上の姉がいます。
姉は高校卒業後に、約1年間アメリカのボストンにホームステイをしました。
私は当時小学5年生でしたが、ホストファミリーへのお土産は何がいいとか、
洋服や小物類はどれを持っていくのかということについて、母親や姉があれこれ悩んでいたのをよく覚えています。
それから約3年後、私が中学2年生の時のことです。
ある日曜日の午前中、2階の自室でのんびりしていると1階から母親の大きな声が聞こえてきました。
母親は「ちょっと早く来て!電話に出て!」と私に言うのです。
何のことかよく分からないまま電話に出ると、なぜか「Hello!」という挨拶。
姉の名前と、「host mother」という単語を聞きとれたことで
姉が留学時に一緒に生活したホストマザーからの電話だとわかりました。
手に汗を握り、胸がドキドキしたのを覚えています。
私は、『自分が弟であること』、『姉が今東京に住んでいるのでここにはいないこと』
そして『電話番号がわかるのであなたに教えます』という旨を伝えることができましたが
もっと上手に、もっとスムーズに話せたらと少し落ち込んだりもしました。
後日、姉から連絡がありました。
『ホストマザーが、「あなたの弟は英語が上手ね」と言っていたよ』と聞いた時は
うれしいような、照れくさいような感覚でした。
これをきっかけに私は『もっと上手に英語を話したい』、『もっといろんな表現を覚えたい』
『もっと英語を勉強したい』と思うようになりました。
人に言われて勉強させられたのではなく、自分から勉強しようと思ったことで
普段は3日坊主の私でも、英語の勉強だけは長続きしました。
それからは自宅学習の時間も自然と増え、成績も伸びましたし、英検にも積極的にチャレンジするようになりました。
高校も英語重視の学科を選び、大学受験でも英語の配点が大きい学部を選びました。
まさに1つの出来事がきっかけとなり、その後の人生に影響を与えたことになります。
皆さんにも、そんな出来事やきっかけが必ず訪れるはず。
『やってみよう!』と思った時がスタートすべき瞬間です。
いろんなことにチャレンジして、自分自身に磨きをかけましょう!