2011年7月4日
『青森県 センター試験利用入試をうまく活用する』
東北地方の高校生は「国公立志向」が強い、とよく言われます。
首都圏の私立大学よりも、地元や隣接する県の国公立大の人気が高いようです。
そしてこの傾向は、震災以降、より顕著になったような気がします。
受験生本人だけではなく、保護者の方も地元志向が強まっているようで
ご相談訪問の際に、「地元の大学に進学して、地元で就職してほしい」
という声を聞くことも多くなりました。
もちろん、首都圏の有名私立大学の人気も依然として高く
国公立大学の併願校として受験する傾向はいまだ高い水準を保っています。
私立大学は、大学や学部ごとに出題傾向が大きく異なります。
つまり、受験する大学の数が多ければ多いほど、受験勉強の負担が増えることになります。
また、本命である国公立大学の対策(センター+2次)もしなければならないので、
併願校の対策に多くの時間をかけることも、物理的には難しくなります。
そこで『センター試験利用入試』をうまく活用することが重要となります。
多くの私立大学はセンター試験の点数で合否を決める『センター試験利用入試』を採用しています。
大学側にとっては「受験者の増加」、受験生にとっては「選択肢の増加」と
双方にメリットのある入試方式だと思います。
特に国公立大学志望者にとっては、センター試験対策がそのまま私立大入試対策になるため
まさに一石二鳥の入試方式となります。
私立大学の過去問対策や移動の手間や負担がなくなるため受験者数は多く、
難易度は一般入試よりも高くなるため注意が必要です。
大学入試のシステムは多岐にわたり、非常に複雑です。
しかし複雑なシステムだからこそ、一人ひとりの長所や特性に合わせて
幅広い選択肢をとることが可能となるのです。
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