教育プランナーブログ

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◇化学

1. 出題傾向

例年、第二問の小問集合において3~4問程度出題されるのに加え、第四問において5~6問程度出題されている。

 

小問集合で出題されるのは教科書レベルの実験を基にしているため解きやすい問題が多いが、

グラフや表から化学反応後の質量を求める問題もあるため、正確な知識と計算力が必要となる。

 

第四問では実験方法についての設問や、実験結果を問う設問、

化学反応式で表す設問や、実験結果をグラフで表す設問が頻出である。

出題される題材は小問集合と同様、教科書でよく見るような実験を基にしている。

ここ2年はいずれも発生した気体を水上置換法で集める実験が出題されているが

昨年度入試では、その気体を『下方置換法でも集めることができる理由』が出題された。

酸素、水素、二酸化炭素、アンモニアなどよく出題される気体について

その性質をしっかりと理解しておくことが重要である。

 

2. 来年度の予想

例年同様、教科書レベルの実験を基にした問題が出題されると思われる。

実験自体は見慣れたものかもしれないが、設問は基礎・標準~応用レベルまでさまざまなので

得点を上げるのは見た目ほど簡単なことではないだろう。

二酸化マンガンとオキシドールで酸素を発生させる実験や

炭酸水素ナトリウムの加熱実験、水の電気分解などは頻出分野であるので

今後、出題の可能性も高いと予想される。

 

3. 対策

実験器具の名称、実験方法、実験結果とその理由までを1つのまとまりとして理解すること。

特に実験器具の使い方や、実験方法は、実験ごとに覚えておくことが重要である。

例として、来年度の予想に記載した1つの実験における注意事項を以下に挙げる。

 

【炭酸水素ナトリウムの加熱実験】

①試験管の口を底よりも少し下げて加熱する。

発生した液体が底に流れると、試験官が割れる可能性があるからである。

 

②ガスバーナーは弱火に設定する。

強火だと反応が速くなりすぎて、操作が追いつかなくなる可能性があるからである。

 

③水上置換法で集めるときは、はじめに発生した気体は集めない。

はじめに出てくる気体は、もともと試験管やゴム管にあった気体だからである。

 

④ガスバーナーの火を消す前に、ガラス管を水の中から出す。

水が試験管の中に逆流して、試験官が割れる可能性があるからである。

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