2011年10月1日
『青森県 高校入試 国語②説明的・文学的文章読解 傾向と対策』
◇説明的・文学的文章読解
1. 出題傾向
【前期選抜】
例年、第一問において放送問題、第五問において説明的文章、
そして第六問において随筆文か小説文が出題されている。
配点は第一問が9点、第五問と第六問がそれぞれ24点である。
設問数は、第一問で3問程度、第五問と第六問でそれぞれ6~7問程度出題される。
第五問と第六問に関しては、20~40字程度の記述問題がそれぞれ2問ずつ程度、
その他に10~15字程度の抜き出し問題が出題されることが多い。
【後期選抜】
第三問において随筆文、もしくは小説文が7~8問程度出題されている。
大きな特徴として、本文の内容に関する自分の考えを
55字以上~75字以内で記述する問題が挙げられる。
第四問は、前期選抜の第五問とほぼ同様に、説明的文章が出題されている。
設問数は7~8問程度。
第三問と第四問の配点はそれぞれ32点。
放送問題が出題されていない分、前期選抜よりも配点が高くなっている。
2. 来年度の予想
例年、ほぼ同様の出題形式、設問数、配点であるため、
来年度入試についても、この傾向は継続するものと思われる。
3. 対策
配点が大きい分野であるため、じっくり時間をかけて解きたいところだが
試験時間には限りがあるため、ある程度の速読力や正確な読解力が必要である。
しかし、まずは時間を気にせずに、しっかりと内容理解を進め、読解力を磨いてほしい。
そして少しずつ時間制限を設けながら演習を進めていけば良い。
記述問題についても同様で、まずは字数制限を設けずに書く練習をすると良い。
正しい内容について記述することができたら、それを要約し、字数を調整する練習をすれば良い。
国語は、勉強してすぐに効果が現れるような教科ではないが、
毎日の積み重ねが着実に実力アップにつながる強化である。
コツコツと努力を継続し、得点力アップに努めてほしい。