2012年8月17日
『青森県 高校入試 社会シリーズ第2回 ~歴史~』
【昨年度入試 出題傾向】
第3問が室町時代~江戸時代の政治・制度・文化などについて、
第4問が日清戦争・日露戦争・第1次世界大戦についての大問でした。
全体的に基本~標準レベルの設問で構成され、解きやすかった印象です。
ただ、第3問の(3)と第4問の(3)イの問題は、説明問題でしたので
語句の意味や歴史の流れを理解していないと、正答は難しかったと思います。
【出題予想】
古代~中世、江戸時代後半~開国、大正デモクラシー~太平洋戦争などの
重要単元からの出題が予想されます。
年表や資料を用いる設問を中心に、政治・制度・文化などについて
バランスよく出題されると思われます。
難易度はやや難しくなる可能性もありますが、難問・奇問のような設問は
おそらく出題されることはないでしょう。
【夏の攻略ポイント】
歴史学習のポイントは、『歴史の流れ』を正確に理解することです。
最初は細かい語句や用語を気にせず、大まかな流れを理解するようにしてください。
例えば平安時代の大まかな流れであれば、以下のように覚えると良いでしょう。
○ 平安時代
桓武天皇が都を平安京に移す
↓
藤原氏による摂関政治が行われる
↓
白河上皇による院政が行われる
↓
平清盛が武士として始めて太政大臣となる
↓
壇ノ浦の戦いにより平氏が滅亡する
主な出来事の間に起こったことなどは、これらの流れをしっかり押さえてから
少しずつ覚え、定着させていくようにしましょう。
土台となる基礎をしっかりと固めることで、その上に積み上げる知識も安定します。