教育プランナーブログ

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先日、あるお母様と面談をした際に、

「子どもがちっとも言うことを聞いてくれなくて困っている。」とおっしゃっていたので、

「どういう風に言うことを聞かせようとしてるんですか?」と聞いてみたところ、

「ついつい『~はダメ!』『~しなさい』って言っちゃうんですよね~。」とおっしゃっていました。

親御様はお子様のことを考えて、どうしても言い方が厳しくなってしまうもの。

ただ、それでは聞き分けの悪い子になってしまう危険性があります。

そこで、今回は「子どもが能動的に動いてくれるようになる(なりやすい)ポジティブな声がけの仕方」

述べたいと思います。

①子どもに信頼を示す

何度も注意しているのに、言うことを聞いてくれない。

次第にこちらのイライラがつのってくると、「もう知らない!」とついつい言ってしまいがちです。

こちらとしては「もう知らない!」とは言いつつも、

突き放すことで行動に移して欲しいという期待もあるのですが・・・

そんなときは「~はきっとやってくれるよね。信じてるよ。」と言葉を言い換えてみてください。

子どもは大人から信頼を寄せられると、それに応えようとしてくれます。

また、子どもに限らず大人にとってもですが、

「自分自身を肯定(承認)してくれている」と感じられる瞬間が「やる気」に繋がりやすいものです。

②逆の立場を考えさせる

子どもの聞き分けが悪いと、こちらも引き下がるわけに行かずに

「言うことを聞きなさい!」とついつい高圧的な態度をとってしまいがちです。

ただ、子どもの側も引き下がろうとはせず、わざと反抗的な態度をとってきます。

そうしてこちらもカッとしてしまい、売り言葉に買い言葉へと繋がっていき・・・

これは、大人が目上からの目線で「説き伏せよう(従わせよう)」という感情が働いてしまうために

起こりうる状況です。

したがって、聞き分けが悪いときには自分と同じ目線で考えてもらうために、

「じゃあ、お母さんも○○の言うことを聞かなくてもいい?」と言って、

子どもに大人の気持ちを想像させてみてください。

また、大人の気持ちを想像させるという観点から「~してくれると嬉しいな。」という言葉も効果的です。

③「勉強をしたら、こんないいことがあるよ」とモチベーションを上げさせる。

「勉強しなさい」

良く聞くフレーズです。そのため、多くの親御様が使ってしまうフレーズですが、

これほど意味がなく、かつ子どもにとって有害なフレーズはありません。

この言葉は子どもをますます勉強嫌いにするだけの言葉です。

また、「~しなさい」という命令口調は、だれでも抗いたくなるものです。

そこで、「どうすれば子どもが自分から行動をおこしたくなるのか」を考えてみて、

「勉強を早く済ませれば、ゲームしていいよ。」とか、

「ご飯までに勉強を終わらせたら、食後のデザートをつけるよ。」などと、

行動を起こしやすくするための「誘導的な言葉」のほうが、

子どもとしてもスムーズに勉強に取り組みやすくなります。

今回は少々長くなってしまいました。

ただ、そのくらい子どもへの声がけはとても重要であり、

大人の側が意識を変えるだけで、子どもが劇的に変わるときもあります。

声を荒げるのはグッとこらえて、6秒間(怒りのピークが過ぎ去る時間を言われています。)深呼吸し、

笑顔でポジティブな声がけを心がけてみてください。

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