2016年5月30日
青森県 スマホの家庭内ルール
ここ数年で、小・中学生の間でもスマートフォンの利用が急速に拡大しているようです。
いつでも好きなときに友達と交流ができて、スマホはとても便利ですが、
一方でこんな声も聞かれます。
「勉強中でも友達からひっきりなしにLINEがくるので勉強に集中できない」
「返事を返さなきゃいけないので勉強時間が確保できない」
スマホの利用と学力との関係は一概に断定的なことは言えませんが、
単純に勉強時間が削られるというだけでなく、
家でちゃんと勉強していても、スマホを使う時間が長ければ、家で勉強をしていない生徒よりも
学力が下がっている、という統計結果もあるようです。
保護者の方々からは、
「教育のため持たせている」
「スマホはまだ早いと思うけど、周りの友達がみんな持っていて悩む」
とさまざまな声を耳にします。
いずれにしても、便利なスマートフォン、しっかり家庭内で使用のルールを
しっかり決めておきたいところですが、
先頃、新聞で「スマホの利用ルールに関して、親と子どもの間で家庭内ルールが徹底されていない」
という記事がありました。
日本PTA全国協議会が、小学5年生と中学2年生の子どもと保護者に聞いた調査では、
保護者の半数以上が、携帯電話、スマホを使ったインターネット利用の内容に制限を設けていると答えたのに対し
子どもは半数以上が、ルールはないと認識していたという結果でした。
保護者の方はスマホを渡すとき注意しているのでしょうが、
実際に子どもが何に使っているのかまで把握はしていないということが言えそうです。
そうすると、
「リビングで使う」とか、なるべく親御さんの目の届くようなルールがオススメのようです。
また、
「使用は1時間以内」
「勉強中は通知がこないようにして目の届かないところに置いておく」
「食事中は禁止」
「スマホは9時まで」
といったような制限を作ることも大事です。
いずれにしても、無理な禁止は意味がないでしょうから、
親と子どもが本音で話し合いルールを決めてしっかり共有してほしいと思います。