2020年11月17日
高校入試社会④(融合問題・時事問題)の対策ポイント
皆さん、こんにちは。
今回の記事では地理、歴史、公民の3分野融合問題について記載したいと思います。
地理、歴史、公民はそれぞれ別分野ではありますが、それらを関連させて複合的に問題が出されることがあります。
例えば、『室町幕府(歴史)』というキーワードに対して『室町幕府が置かれた場所の特産物について(地理)』問われたり、『社会権(公民)』というキーワードに対して『社会権を認めた世界初の憲法(歴史)について』問われたりします。
出題の傾向としては、あるテーマについて3分野における総合的な知識や思考力を試す、というものです。
高校入試の傾向とは異なりますが、以下に例題を作成しますので是非試しに解いてみてください。
例題)
テーマ:昭和初期における欧米諸国との対立
(地理)1940年以降、ドイツ以外に日本と軍事同盟を結んだ国の気候と農産品について簡潔に説明しなさい
(歴史)敗戦後、GHQの占領下において実施された改革をその実施理由とともに2つ挙げて説明しなさい
(公民)敗戦後、新しい憲法が制定されることとなったが、それまでの憲法と新しい憲法の違いについて
『戦争、戦力の保持』という観点から違いを説明しなさい。
融合問題の対策については日頃の学習から物事を関連付けて覚える癖をつけておくのが有効です。
一人ではなかなか難しいかもしれませんが、そのような場合は、是非家庭教師のトライにご連絡ください。
入試の頻出問題がわかる経験豊富なトライの家庭教師なら、このような融合問題を事前に指摘して指導することができます。
社会での高得点を目指すなら、是非ご検討いただければと思います。
※例題の解答例
(地理)イタリア南部は地中海性気候に属していているため、ブドウやオリーブの栽培が盛んである
(歴史)戦争の経済的基盤となっていた財閥を解体するとともに、農地を国が買い上げて小作人に安く売り渡すことで自作農を増やす農地改革が行われた。
(公民)大日本帝国憲法では国民の兵役義務として徴兵令が定められていたが、日本国憲法では三大原則の1つとして平和主義が規定された。