2012年3月14日
岡山県 学習指導要領改訂で何が変わった?
中学校指導要領変更のポイント
【英語】
≪ポイント≫英文の内容を充実させ、豊かな表現力を育成
単語・・・指導語数を900語程度まで(上限)から、1200語程度(下限)へ増加
文法・・・文法事項の変更はないが、多くの教科書で配列が変更されている(受け身3年⇒2年など)
長文・・・早い段階から高校入試の長文を意識したリーディング教材が入る
【数学】
≪ポイント≫1・3年で授業時間数が大幅増。週3回の授業が週4回に増加
・教科書のページ数が大幅増加(啓林館 1・3年次86ページ増/東京書籍 1・3年次50ページ増)
・学習内容の増加・・・関数関係の意味→1年生へ
図形 円周角と中心角の関係・定理→3年生へ
・発展学習だった内容が学習範囲内へ→入試で出題される可能性がある
・学習内容の定着問題の増加(ふりかえり学習の工夫)
・国際ルールに従った表記のルールに変更(リットル ℓ → L/キロメートル毎時 ㎞/時 → ㎞/H)
【理科】
≪ポイント≫2・3年で授業時間数が大幅増。週3回の授業が週4回に増加
・教科書のページ数が大幅増(啓林館 各学年50ページ以上増/東京書籍 全体で200ページ程度増)
・学習順序が自由になり、教科書会社独自の配列に変更
・学習内容の増加(各分野専門的な内容も含まれる)
・学習定着への工夫・・・基本的な計算の方法を説明する資料の掲載、確認用問題の増加
・国際ルールに従った表記のルールに変更(リットル ℓ → L/キロメートル毎時 ㎞/時 → ㎞/H)
【国語】
≪ポイント≫客観的・分析的な読み方を重視、言語文化内容を重視
・2年生で35時間の授業時間増
・読解で批評(意見だし)を重視する活動が増える
・常用漢字 1,945字 → 2136字に増 使い慣れをめざす
・古典・近代文学を扱う
【社会】
≪ポイント≫知識・技能の「習得」・「活用」・「探究」する力を育成・指導
地理・・・世界および日本の諸地域についての地誌学習が追加
歴史・・・近現代の歴史に関する学習の充実をねらう。また、歴史の大きな流れの理解に関する
学習の充実を追加する。世界史の充実 ※歴史は3年生の1学期までかけて学習。
公民・・・現代社会をとらえる見方や、考え方に関わる学習の充実