教育プランナーブログ

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今年の全国学力調査が今月4月に実施されます。

毎年小6・中3を対象に行われている学力状況調査になります。

前回の平成22年の調査では、

岡山県では小学校413校中121校(29.3%)、中学校167校中94校(56.9%)

の学校が抽出され実施されました。

 

調査内容は国語・数学(算数)で各AとBのテストに分かれます。

 

≪昨年の正答数分部の特徴≫

○正答数の分布は、昨年度と同様に、全国の状況とよく似ている。

○小学校では、国語Aで上位層がやや多く、

 算数Aでは、昨年度と同様に上位層がやや少なくなっている。

○中学校では、国語Bで上位層がやや少なく、数学Bでは下位層がやや多くなっている。

 

≪調査結果の概要(公立学校)≫

学力調査からの岡山県の特徴

○基礎的・基本的な知識・技能を問う問題のうち、漢字の読みや式の計算の正答率は高いが、

 国語での文の構成の理解や、算数・数学での2つの数量関係の整理などの定着には

 課題が見られる。

資料や情報に基づいて自分の考えを明確に記述したり、日常的な事象について

 筋道立てて考えたり、判断する根拠を説明したりすることに課題がある。

○無解答率は、小学校においては、全体的に全国平均より低くなっており、昨年度より

 改善が見られる。中学校においては、多くの設問において全国平均より高くなっている。

 

児童生徒質問から岡山県の特徴(全国平均より低い項目)

・400字詰め原稿用紙2~3枚の作文

・グループ調査

・自分の考えを人に説明したり、文章に書く

・良質な文章の読解

・新聞やテレビのニュースへの関心

・日々1時間以上学習をする

・家で学校の授業の復習や苦手科目の学習を行う

・家でテストの見直しをおこなう

・国語の授業で意見を論理的に発表する

 

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【今回のテストへの考え】

全体的に読解力(情報収集力)、表現力の基礎能力や定期的な学習習慣に対して課題がでていました。

昨年度、県や学校の取り組みによりどこまで改善できているか注目しています。

今回の指導要領の改訂を受け、更に前述した能力の育成が学校や家庭での目標となると思います。

我々も学校教育や家庭教育の調査状況を見ながら、どうマンツーマンでサポートを行うか、

いかに能力を伸ばしていくかを考え取り組んでまいります。

 

 

【参考】

平成22年度全国学力・学習状況調査の概要 ※以下文科省HPより抜粋

 

<調査の目的>

○ 義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る

○ そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する

○ 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる

 

<調査対象>

○ 小学校第6学年、中学校第3学年

 

<調査内容>

○ 教科に関する調査(国語、算数・数学)

 ・ 主として「知識」に関する調査 ・ 主として「活用」に関する調査

○ 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査

 ・ 児童生徒に対する調査 ・ 学校に対する調査

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