2011年8月8日
秋田県 国語の学習を見直す
ご家庭を訪問していると様々な相談を受けますが、
中でも圧倒的に多いのが、数学と英語の学力アップを期待しての相談です。
そこで、国語の勉強について質問してみると、可もなく不可もなくという、あいまいな返答が多いように思います。
テストの点数を見ると、悪い点ではないのですが、決して良いわけでもない。
確かに可もなく不可もなくの状態であることが多いです。
しかし、英語や数学の学力を伸ばしていく上で、国語力はとても大切です。
頭のどこかでは分かっていることでも、ついつい見落としてしまいがちです。
高校受験や大学受験で国語力が大切なのはもちろん、中学受験においても必ず課題作文が出ますし、
数学でも文章題が出題されます。
受験全体を考えると、国語力が勝るほど有利になってくると言えます。
そこで、改めて国語の勉強方法について確認しておきましょう。
国語の学習のポイントは、「読む」「書く」「調べる」の3点です。
① 「読む」
学年が上がるにつれ黙読が主になってきますが、国語の学習の基本はやはり音読です。
言葉を発し、耳で聞くことにより、一つ一つの文章、文章の前後をしっかり確認しながら読むことができ、
文全体を把握することができます。
音読は英語の学習でも有効です。
1日1回でも良いので、目、耳、口をしっかり使って読むようにしましょう。
② 「書く」
受験に関わらず学校の定期テストでも、必ず出題される漢字の読み書き。
しっかり身につけるには繰り返し書くしかありません。
漢字練習の専用ノートを1つ用意して、1日30分でも構わないので、繰り返し書く練習をしましょう。
漢字練習は英単語の練習や、数式を身につけるための繰り返しの計算と通じる部分があります。
出来る範囲の時間から始め、繰り返し書く事で身につけるようにしましょう。
③ 「調べる」
分からない漢字は辞書を引いて意味と一緒に覚えましょう。
また、文章を読んでみてピンとこない言葉があった時は、国語辞書を引いて意味を調べましょう。
意味と一緒に例文や類義語が載っていますので、必ずノートに書き写しましょう。
小学生のみなさんは1つひとつ確実に実践してください。
中学、高校生のみなさんは当たり前と感じることだとは思いますが、今一度丁寧に行ってみてください。
国語の学力だけでなく、学習の効率自体が上がってくると思います。