2011年9月18日
『秋田県高校入試 一般選抜 理科③生物の傾向と対策』
◇生物
1. 出題傾向
平成23年度秋田県高校入試では、第2問で植物のからだのしくみ。
第5問で消化に関する問題が出題されました。
植物は毎年出題され、7問中5問が記述問題となっています。
「平成23年度 秋田県高校入試問題」
第5問 デンプンとブドウ糖に関する実験Ⅰ~Ⅲを行った。下の(1)~(3)の問いに答えなさい。
(※入試問題では実験内容が記載されていますが、省略します。)
(3) ヒトの体のなかで、デンプンは消化液にふくまれるアミラーゼなどのはたらきによってブドウ糖に変化し、
小腸から吸収され、全身の細胞に運ばれる。
② デンプンがブドウ糖に変化することは、全身の細胞に養分を運ぶ上で役立っている。
その理由を実験結果に関連づけて書きなさい。
実験結果の資料は文章も多く、内容を整理するのに時間がかかりそうな問題です。
この問題は、デンプンとブドウ糖の基本的な性質と、消化の仕組みを理解していれば、
資料を読み解かなくても解ける問題です。
「ブドウ糖の方が、粒が小さい」「小さい方が吸収されやすい」「水に溶けやすい」
以上の性質を文章にすれば答えとなります。
2. 来年度の予想
教科書の内容からの出題は多いものと思われます。
実験に基づく資料の読み取りや、記述式の問題も出題されることが予想されます。
3. 対策
資料を読みとらなくても、基本的な知識があれば解ける問題もあります。
いかに教科書の内容を理解しているかが試されます。
授業中に使ったノートの読み直しや、教科書中心の復習は必ず行いましょう。
融合問題も出題されますので、分野を横断した総合力も必要です。
応用問題や過去問などで問題に慣れる事が重要です。あらゆる問題に触れるようにしましょう。