2011年10月4日
福島県高校入試 国語③古文・漢文の傾向と対策
1.出題傾向
国語3回目は古文・漢文ということですが、
福島県では過去5年間、漢文・漢詩は出題されていません。
そのため、今回は古文と韻文をテーマに進めたいと思います。
韻文とは詩・短歌・俳句などのことです。
形式の種類や表現法、内容について出題されます。
古文は現代仮名遣い、内容について出題されます。
本文は短めで、難しい古語や現代語訳は注釈が載っています。
福島県の特徴は、
韻文も古文も、題材にたいしての説明文を補充する問題が出題されることです。
説明文に適する言葉・文を書かせる問題で、内容を簡潔にまとめることが要求されます。
2.来年度の予想
出題形式・問題量は例年ほぼ変化がありません。
韻文に関しては詩・短歌・俳句・川柳のいずれかが出題されるでしょう。
古文はほぼ間違いなく出題されます。学校で学習しない題材が出ると考えておきましょう。
漢文・漢詩は過去5年間出題されていないので、来年度も出題されない可能性が高いです。
心配な人は漢文・漢詩の基礎知識や書き下し文などを確認しておくと良いでしょう。
3.対策
韻文に関しては教科書で学習する基礎知識は身につけておきましょう。
表現方法や種類、教科書レベルの季語知識は必要です。
古文も教科書を通して学校で学習する知識はしっかり復習しておきましょう。
また、現代仮名遣いは必ずできるように。
中学校の内容では文法よりも内容理解を問われる割合が多いので、
できるだけたくさんの作品に触れて問題を解く練習をしましょう。
福島県の入試問題は出題形式に慣れておいたほうが安心ですので、
積極的に過去問演習をしましょう。