国語4回目は課題作文についてです。

福島県の高校入試問題では必ず出題されます。

　

1．出題傾向

福島県の高校入試で扱われる題材は身近なものが多く、求められる字数も多くありません。

過去に出題されたテーマをご紹介します。

　

[2010年度]

私たちの身のまわりでは、カタカナで表記された外来語が数多く使われている。カタカナで表記された身近な外来語の使われ方についてあなたが感じていることを踏まえて、外来語をどのように使うべきかということについてのあなたの考えや意見を、あとの条件に従って書きなさい。

　

《条件》

1．二段落構成とし、前段ではカタカナで表記された身近な外来語の使われ方について、ふだんあなたが感じていることを書き、後段ではそのことを踏まえて、外来語をどのように使うべきかということについてのあなたの考えや意見を書くこと。

2．全体を150字以上、200字以内でまとめること。

3．氏名は書かないで、本文から書き始めること。

4．原稿用紙の使い方に従って、文字や仮名遣いなどを正しく書き、漢字を適切に使うこと。

　

このように、段落ごとにどのような内容を書けばよいか示されていることが多いので、

比較的書きやすい印象があります。

　

2．来年度の予想

来年度も課題作文は出題されるでしょう。

字数も150～200字程度で、

例年通り、段落構成や内容について条件が出されることでしょう。

　

3．対策

福島県の課題作文は求められる字数が多いほうではないので、

自分の考えや意見をメインに肉付けしていく方法が良いでしょう。

もちろん、条件をしっかり満たしていなければなりません。

　

また、ニュースや新聞などに目を向けるようにし、

普段から問題意識を持ち、自分の考えや意見を持つように心がけましょう。

新聞の「社説」や「天声人語」など、

時事問題について意見を述べている文章を参考にしてみるのも良いでしょう。

　

課題作文は暗記の類ではないので、今からでも少しずつ練習していく必要があります。

本番に向けて、限られた時間の中で書く練習もどんどん行いましょう。