2011年6月16日
岡山県 [勉強のコツ ③] 大学受験の理科対策
大学受験の理科は物理・化学・生物・地学があります。
【物理】
特に物理を苦手としている人が多いです。これは最初にもっとも重要となる「力学」がでてくるためですが、実は力学が大学入試でもっとも点数が見込めるポイントなのです。物理は数学の応用のため、【微分・積分・三角関数】をマスターしたうえで始めると、効率よく理解できます。また、出題パターンが数学ほど多くないため、演習次第では確実に得点源とすることができます。
【化学】
単純暗記と、物理同様のパターンで攻略できる問題が多く、効率型の勉強をするタイプには向いている分野です。基本的に化学式が問題に記されているため、大事なもの以外は憶える必要はありません。最大のポイントは、【化学反応式】です。問題を解くときに必要な公式的になるため、【化学反応式】をしっかりと憶え、使えるようになると点数につながりやすくなります。傾向もおおむね決まっているので、センター試験や志望校の過去問でトレーニングをおこなっていくといいでしょう。
【生物・地学】
単純暗記項目が多いです。そのため入試にでるポイントに絞り学習していく必要があります。暗記項目の絞り込みができるので80点程度までの点数向上は見込めますが、そこから100点までの追い込みに意外と時間がかかる科目でもあります。細かい学習が必要になるため、早めに着手しないと間に合わなくなったり、直前で他の科目とのバランスが悪くなります。対策がしやすい科目ではあるので、ある程度の見込み点数を決めて、そこまで早めに持っていくことが全体戦略のポイントになります。
理系の生徒は物理・化学選択が多いため、やはり数学が土台になります。文系の生徒は化学・生物などの選択が多いでしょう。やはりポイントを絞り込む力と、全体を把握する学習方法が必要です。
夏休み期間までで一度完成させておくことをお薦めします。